この作品からガメラは完全な子供向けシリーズとなった。予算は大幅に削られ、尺も短い。その制約の中で内容はかなり健闘している。ラストの戦いでガメラは史上最悪なくらい痛めつけられる…。封切り時は「妖怪百物語」との併映で、大満足な二本立てだった。

昭和ガメラシリーズ最高傑作だと思う。ギャオスが夜行性のため不穏な夜のシーンが多いし、ギャオスは手づかみで人を食べるしで、封切り当時劇場で観た時は相当コワかった。特撮シーンはアイデア満載、派手に流血もするので、東宝の怪獣映画よりも刺激が強かった。

シリーズ中唯一大人向けのドラマ作りになっている。ただドラマ部分が冗長で、トホホとなる展開も多く、子供にはかなり退屈だったはずだ。バルゴンの着ぐるみ、黒部ダムや大阪城のセットはすばらしい出来。初公開時は「大魔神」との二本立てだった。なんとも贅沢な時代だった。

　作品としては、「ガメラ対バルゴン」なのだが、面白さは、やつぱり、「ガメラ対ギャオス」なのだ。記憶している怪獣ものとしても、「ゴジラ（１９５４年オリジナル・バージョン）」以外だと、わたしは、「ガメラ対バルゴン」を選ぶ。内容が半端なく怖くて、かつ、人間をよく描かれている。ただ、ほかの「怪獣映画」は、中途半端な作品なのに、「ガメラ・シリーズ」のみ独自色がある。そして、それを確立させたのが、「ガメラ対ギャオス」です。今見ても面白い。そして、「ゴジラ」以外の独自色を楽しめる「ガメラ」のオリジナル・シリーズを全部見れるのは、お買得品。ちなみに、私わ、平成の「ガメラ・シリーズ」を許せない。一本目の「ギャオス」の出てくるのは、新解釈として良い。しかしながら、それ以降は、ホラー映画の分類にしたほうがよいのではないか？どうも、円谷プロ作品の「ウルトラ＆#8474;」や「怪奇大作戦」を意識しているのではないかと思う。もちろん、最後の「小さな勇者たち〜ガメラ〜」は、除く。とにかく、原点（オリジナル）を、知ってほしい。

最初に、黒部ダムがでてきます。 今、黒部の太陽など、その建設に注目が集まっていますが、この監督、いち早くとり入れています。 その後、大阪城、通天閣、神戸のポートタワー、などなど、名所が壊されたり、また冷凍されたり、その点に注目するとまた違った面白味が出てくると思います。 　それで、この監督、任侠シリーズを撮らせたら、ピカイチの監督。 　ガメラも、バルゴンも、はたまた、ダイヤを奪いに来る、人たちも、実に人間的です。 　今は、故人の監督。ご冥福をお祈りしたいです。 　やはり、ガメラシリーズは、ガメラ対バルゴンです。ギャオスのリメイクバージョンが出ましたが、さすがに、バルゴンの方は、できませんでしょうか。

ギャオスをどうしても悪役にしたい。そのために、子供の味方という形で、ガメラが人間に親切になっていきました。 ガメラ対バルゴン同様に、ちょうど、東京オリンピックの開催とダブりましたので、新幹線の模様が出てきました。当時夢に超特急でありました。ギャオスにそこを狙わせました。そして、富士山の噴火の模様。霊峰富士を赤くするのは、赤富士ともダブりました。 　監督は、その美意識も持っていられますので、素晴らしいことだと思います。そして、東京オリンピックは、日本の高速道路を建設しました。設定も、その高速道路の建設にかかわる形です。日本の高度成長期の象徴のような作品です。

世界でも有名な博士が子供のいう作戦に 「そうか〜」と教えられる.... そういう不思議なテイストの映画です

「目が見えへん.....」このフレーズにピンときた 人は是非購入を！いい映画です

ガメラ映画って意外に東宝よりも血ドバドバなんだよね 宇宙ギャオス可哀想すぎ　ギロンの造形の奇抜さは東宝にはできない かも？格好いい悪いは別だけどね　笠原玲子さんファンでした

過去の映画を貼り合わせたような安易な作りの映画 こんなものでも熱狂してみていた自分がいます だから懐かしさだけで☆三つ