Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• やすらぎ

  読了日：2023/02/12

  どんなに遠くても行き先がわからなくも、一つひとつ進んでいくことできっと夢は叶う。今でなくてもいいだろう。いつでも行けるさ。ぼくは行く。大人が見えないものを子どもたちは見ている。しかし感じる大人もいてナビルを導いてくれる。そこで何をしている。不安は砂漠の風に靡く。なぜ何も話さないんだ。一番大きなものが見たい。あの砂丘を越えれば見えるはずだ。ここに来たかった。そうここに。感じるんだ。どこへ行っていたんだい。あっちさ。ずっと先に探しているものがあった。探究心が人生を支えていく。この気持ちを忘れてはいけないんだ。

• Hideto-S@仮想書店 月舟書房

  読了日：2015/11/23

  「自分の目でピラミッドをみてみたい」というシンプルな願いを実行に移した少年。長い長い道のりで何人もの大人たちが助けてくれた。一人では無理な旅。でも、自分の足ではじめの一歩を踏み出さなければ何も始まらなかった。鉛筆で描いたシンプルなスケッチ。言葉もほとんどない。『アンジュール』『たまご』『マリオネット』などで親しんだガブリエル・バンサンさんのスタイル。寡黙なのに雄弁な本。心に響くのは、必要最低限の線で本質を描ききっているからなのかな。2000年3月初版。日本向けにオリジナルデッサンが描かれた本だそうです。

• kanegon69＠凍結中

  読了日：2019/12/21

  エジプトの少年。巨大なピラミッドの話を聞いてどうしても見に行きたくなる。大人たちは皆一様に遠すぎて無理だという。だが少年はどうしても見たくてついに家を飛び出してしまう。少年のピラミッドへの強い思い、途中で出会った大人たちの驚きの表情、そして協力してくれる大人の優しい顔・表情、海辺やオアシスの描写、ピラミッドにたどり着いたときの少年の表情、抱きつくしぐさ、あらゆる人物・景色が最小限のデッサンからリッチな描写に感じる。ロードムービーを一本観たような感触。何度見返しても一場面一場面のデッサンの素晴らしさに驚く。

• ☆よいこ

  読了日：2018/12/20

  先生の話にきいたピラミッドを見てみたいと、少年ナビルはひとりで旅立つ。少年の情熱と、それを手助けしてくれる幾人かの大人たち。▽言葉は必要最小限に、やわらかい鉛筆で描かれた世界に引きこまれる。最初しかめ面だった少年が、帰郷後誇らしげにかたる姿がうれしい。大型絵本。

• おか

  読了日：2019/05/25

  お気に入りさんのレビューを読んで ずっと出会いたかったバルサンのこの作品、今回も感動です！！！夢を持ち 悩み 決断し 必死の思いで突き進み 夢にまで見たピラミッドに出会い 又自分の村に帰っていくナビル。その時その時の心模様が文章がなくても伝わる バルサンの筆画 素晴らしい！！！あ〜私の表現力の何と貧しいこと（泣）この本も 購入決定！！！お気に入りさん ありがとう！！！

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