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オペラ座の怪人 新潮文庫

ガストン・ルルー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102402115
ISBN 10 : 410240211X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
村松潔 ,  

Content Description

ホラー小説の源流ともいえる作品の決定的新訳。石丸幹二さんの写真入り推薦帯です! 小林秀雄賞を受賞した岡田暁生さんによる解説。 


【著者紹介】
ガストン・ルルー : 1868‐1927。フランス、パリに生れる。大学で法律を学んだのち、新聞の事件記者に。「ル・マタン」紙で連載小説を手掛けるようになってからは、探偵小説や推理小説、冒険小説、怪奇小説の先駆的な作品を多数遺した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Shun

    タイトルが有名すぎる作品で、原作を読んだことがなくとも一度は目にした人も多いであろう「オペラ座の怪人」。本作は未読でしたがオペラ座という特有の場所に潜む怪人から連想するのは、不可解な現象と謎の殺人事件といったらやはり類似のミステリ小説の影響を受けているようだ。オペラ座という閉鎖的な状況で暗躍する骸骨だとか仮面を被った男といった強烈な個性を持つ怪人が登場する怪奇小説、おそらくこの型式に触発・創作された作品は数え切れない。怪奇的な雰囲気とは別にオペラ座の絢爛な貴族趣味や頽廃的な世界にどっぷり浸れる古典的名作。

  • piro

    ミュージカル『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』の原作。ミュージカルは未見、映画で見ましたがストーリーはだいぶ違います。その容貌の醜さから来る怪人・エリックのこじれた感情が激しい。歌姫クリスティーヌへの異常なまでの愛情と執着がパリ・オペラ座に纏わる不可思議な事件の起因となります。ラウルを交えた歪んだ三角関係が引き起こす出来事はサスペンスホラーとしても大いに盛り上がる。そして寂しさが残る結末はある意味想像通り。クリスティーヌの強さ、心の美しさは一番の救いだった様に思います。

  • かおりんご

    小説。映画と舞台が好きで何度も見ているのに、原作を読むのは初めて。知っている話とは内容が異なるが、これはこれで面白い。怪人のストーカー気質が何とも言えない。愛情不足で育ったせいもあるのだろうけれど、怪人のとった行為は愛ではないな。

  • A.T

    映画「オペラ座の怪人」4kリマスター版があまりに良かったので、原作本もチェック。まるで映画化されるのを前提にしていたかのような陰影起伏に富んだストーリーに映画以上にドハマリ。華やかな舞台、客席、桟敷席から、地上地下合わせて10層ほどの場面ごとに棲家を隔てられたようなオペラ座の住人がすでに怪人じみていて。舞台天井桁を左右に飛びまわるアクションシーンが描かれているが、これは後々ミッションインポッシブルでもオマージュされていたのを思い出した。これからも度々、再読したい本。

  • 春風

    久しぶりにかなり面白い小説に出会った。小説の構成は、幾つかの変調を経て奏でられる壮大な交響曲のよう。「凄まじき愛の行方」というキャッチコピーが帯にはあるが愛は全ての動機に過ぎない。語弊を恐れずいえばホラー×ミステリ×冒険といったようなエンタメ小説の旨い部分を、程よい匙加減で摘み食いしているエンタメの王道をいく小説。そのように読んだ。やはり、ルルーはミステリの人なのか。物語がミステリ性を帯びてくると興が乗り、筆に熱が入っているのが感じられた。これがミュージカルで演じられるとどうなるのか。近々観劇してみたい。

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