オペラ座の怪人 光文社古典新訳文庫

ガストン・ルルー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334752743
ISBN 10 : 4334752748
フォーマット
出版社
発行年月
2013年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
平岡敦 ,  
追加情報
:
570p;16

内容詳細

異形の怪人エリックは、愛する歌姫クリスティーヌに秘密の特訓を施して鮮烈なデビューをさせる一方、邪魔者には残忍な手を使うことも厭わない。とうとうクリスティーヌを誘拐し、追っ手を手玉にとったが…幾度も映像化・ミュージカル化されてきた傑作小説の真の「凄さ」を新訳で。

【著者紹介】
ガストン・ルルー : 1868‐1927。フランスの小説家。パリに生まれ、大学では法学を専攻。弁護士試補としてキャリアを始め、1894年にジャーナリストに転向。新聞の司法記者として活躍する一方で、1897年に小説『夜の男』、1903年には『宝探しの男』をともに「マタン」紙に連載。1907年には『黄色い部屋の謎』の雑誌連載が始まり、新聞社の職を辞す。ニース転居後、1910年に刊行された『オペラ座の怪人』が好評を博し、一躍人気作家となる。その後は短篇の戯曲化、映画の脚本なども手掛ける

平岡敦 : 1955年生まれ。早稲田大学第一文学部卒、中央大学大学院修了。フランス語翻訳家。中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    映画で見ているのでストーリーは知っていましたが、改めて読んでみると純愛とミステリアスな要素が混じっているんだなと思いました。怪人と称されるが為に、愛しの歌姫への屈折した愛情を感じます。彼女への想いがあればこそ、邪魔だと思う者にはどんな手段を使ってでも構わないと思うのがある意味怖さでもありました。愛しい人を恐怖で縛る屈折した想い。愛を求めればこその行為が哀れにも感じます。

  • molysk さん

    お前を愛しているのは屍なんだ。おまえを崇め、お前からもう決して、決して離れない屍だ…――。歌手クリスティーヌは、姿の見えない音楽の天使の教えで才能を花開かせて、オペラ座の歌姫となる。幼馴染の子爵のラウールを客席に見出し、想いを通わせる。天使の声でオペラ座の地下へと誘われたクリスティーヌは、声の主が仮面の怪人であったことを知る。その仮面の下に隠した素顔を見られた怪人は――。その異形ゆえに人に愛されることのなかった怪人の魂を救ったクリスティーヌの愛情は、現在もミュージカルで歌い上げられ、多くの人の心を打つ。

  • 財布にジャック さん

    大好きな「オペラ座の怪人」が新訳で発売されたのを知り、書店に走りました。読むのに5日もかかったのは、以前の角川文庫版のものと比べながら読んだ為です。内容は熟知しているものの、新たな訳で読むと新鮮で、現代の言葉で大変解りやすくなっていたので感情移入もし易かったです。ミュージカル版には登場しないペルシャ人やラウルのお兄さんの果たす役割の大きさを原作では堪能できて、違った側面から物語を楽しむことが出来ます。ファントムって幽霊って意味なんですが、決して幽霊なんかじゃない主人公の哀しい境遇に叉涙しました。

  • 著者の生き様を学ぶ庵さん さん

    長島訳よりもリアルな台詞回し。外見に恵まれないエリックの屈折した愛情が心に突き刺さる。この辺りが光文社古典新訳文庫のいいところ。

  • おりん さん

    そこそこ面白かった。時代のせいか、全体的に大袈裟な言い回しが多いのと、ヒーロー役の子爵に感情移入しにくいのとで序盤はストレスを感じた。ただ、近現代の話だけあって科学的なものの見方が物語内で確立しているため、その点は良い。この話の肝はやはり怪人であろう。哀しく孤独な悪役であり、読者の感情移入を誘わずにはいられない、とても魅力的なキャラクターだ。舞台のオペラ座も雰囲気があって良い。ホラーであり、純愛ものであり、ミステリでもある、色々詰まった良いエンタメだと思う。

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人物・団体紹介

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ガストン・ルルー

1868‐1927。パリ生まれ。「最後の連載小説家」と称されるベル・エポック期の人気作家。大学卒業後弁護士となるが、まもなくジャーナリストに転身。1894年、“ル・マタン”紙に入社し司法記者となり、のちにこの日刊紙の名物記者となる。評判を呼んだ『黄色い部屋の謎』(1907年)を発表した年にル・マタン

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