DVD 輸入盤

歌劇『ジャゾーネ』全曲 クレマン演出、フェデリコ・マリア・サルデッリ&フランドル歌劇場、クリストフ・デュモー、カタリナ・ブラディク、他(2010 ステレオ)(2DVD)

カヴァッリ(1602-1676)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DYNDVD33663
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Italy
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

カヴァッリ:歌劇『ジャゾーネ』

ジャゾーネ(イアソン)は本来の悲劇通り「金の羊毛」を奪いに行く予定で、もちろんすでに魔女メディアともねんごろの仲になっていて、双子まで生ませています。しかし、それは明かりのない夜のこと。ジャゾーネは相手がメディアとは知らぬまま、金の羊毛を手に入れるために助力を乞うのです。そんなジャゾーネをいたぶるメディアですが、実はジャゾーネには、メディアよりも前につきあった王女イジフィレの間にも双子を生ませていたのです。お互い同じ男を愛していたと知ったイジフィレとメディア。ここで女たちの激しい攻防が始まるのです。結局、策を弄するメディアは自身がその策に溺れてしまい、ジャゾーネとイジフィレが結ばれ、メディアはかつての求愛者エジェオの元に戻るというお話です。
 17世紀全体を通じて、最も頻繁に演奏されたオペラと言われるのがこの『ジャゾーネ』です。1649年にミラノ、その翌年にルッカで上演されたとされ、その後様々なイタリアの都市で(題名を変えながら)21回に渡って再演されたと記録されています。登場人物は、良く知られた『メディア』とほぼ同じですが、人物描写や物語はかなり変更を加えられており、本来は「悲劇」であるはずの冒険譚が、コミカルな三角関係の成り行きへと変貌しています。音楽は同時期のモンテヴェルディの作風とは大きく異なり、劇的でユーモラスです。スコアは残念ながら完全な形で残っておらず、ところどころは通奏低音のみが書かれていたのですが、これは指揮者サルデッリが復元し、見事に演奏しています。またサルデッリはリコーダーの名手でもあり、このオペラでもその妙技を披露しています。
 さて、この映像ですが、昨今のバロック・オペラの演出の例に漏れることなく極めて現代的で、また趣向を凝らしたものであり、コミカルな場面もふんだんに用意されていて見どころ満載となっています。ジャゾーネ役のデュモーは声の美しさももちろんのこと、ルックスが優柔不断な二股オトコそのものであり、女が惚れてしまうのは仕方ないなあと妙に納得してしまうのです。女声陣は存在感たっぷりで、他の役どころの人たちもすっかりはまっています。バロック・オペラの楽しさに浸れる作品です。(輸入元情報)

【収録情報】
● カヴァッリ:歌劇『ジャゾーネ』全曲


 ジャゾーネ…クリストフ・デュモー(カウンターテナー)
 メデア…カタリナ・ブラディク(ソプラノ)
 イジフィレ…ロビン・ヨハンセン(ソプラノ)
 ベッソ(ジュピター)…ヨゼフ・ワーグナー(バス)
 デモ…フィリッポ・アダミ(テノール)
 デルファ…エオロ・ヤニフ・ドール(カウンターテナー)
 アモーレ…アリンダ・アンゲリク・ノルドゥス(ソプラノ)
 エルコーレ(ヘラクレス)…オレステ・アンドリュー・アシュウィン(バス)
 エジェオ(アイゲウス)…ソレ・エミリオ・ポンス(テノール)
 フランドル歌劇場管弦楽団&合唱団
 フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)

 演出:マリアム・クレマン
 装置・衣装:ジュリア・ハンセン

 収録時期:2010年5月15,18,20日
 収録場所:アントワープ、フランドル歌劇場(ライヴ)

● 特典映像:マリアム・クレマンへのインタビュー

 収録時間:本編198分、特典5分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DD 5.1
 字幕:仏・英・独・西・伊・韓
 NTSC
 Region All

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

古楽 に関連する商品情報

おすすめの商品