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ニケ&コンセール・スピリチュエル
聖職者カンプラの『ヴェニスの謝肉祭』
エルヴェ・ニケ&コンセール・スピリチュエルが歩む知られざるフランス・バロック音楽の復興、復権の旅路。傑作『レクィエム』などの優れた宗教音楽の作曲家であると同時に、舞台音楽に魅了されたノートルダム大聖堂の楽長、アンドレ・カンプラのオペラ・バレ『ヴェニスの謝肉祭』が登場。
フランス・バロックの新しい舞台音楽のスタイル「オペラ・バレ」を確立、発展させるという大仕事を実現させたカンプラ。聖職者、舞台音楽作曲家の両立が許されず、大聖堂の楽長を解任されてしまうカンプラですが、18世紀の到来を目前に控えた1699年にパリで完成した『ヴェニスの謝肉祭』は、大成功を収めた『優雅なヨーロッパ』と並ぶカンプラの舞台音楽の代表作に位置付けられています。
カンプラの「宗教音楽」の演奏、解釈にも定評のあるエルヴェ・ニケとコンセール・スピリチュエル。『ヴェニスの謝肉祭』が「舞台音楽作曲家」カンプラの本格復興に大きな影響を与えることは間違いないでしょう。(東京エムプラス)
【収録情報】
・カンプラ:オペラ・バレ『ヴェニスの謝肉祭』
サロメ・アレール(ソプラノ)
マリーナ・デ・リーソ(メゾ・ソプラノ)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バリトン)
アラン・ブエ(バリトン)
マティアス・ヴィダル(オート・コントル)
サラ・ティナン(ソプラノ)
ブランディーヌ・スタスキェヴィチ(メゾ・ソプラノ)
ルイージ・デ・ドナート(バス)
コンセール・スピリチュエル
エルヴェ・ニケ(指揮)
録音時期:2011年1月
録音場所:パリ、サル・コロンヌ
録音方式:デジタル