あの夏が飽和する。 河出文庫

カンザキイオリ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309421100
ISBN 10 : 4309421105
フォーマット
出版社
発行年月
2024年06月
日本
追加情報
:
536p;15

内容詳細

あの夏、逃避行の果てに、流花は自ら命を絶った。そして十三年後、生き写しの瑠花が現れる。破滅に向かう瑠花と同級生の武命。千尋は十字架を乗りこえて二人を救えるのか。戦慄の決行日は二学期の始業式。命を懸けたひと夏の闘いが始まる。衝撃の小説デビュー作に、中学時代の逃避行を描いたスピンオフ初掲載。プロローグ朗読特典付き。

【著者紹介】
カンザキイオリ : 2014年にボカロPとして活動を開始すると、「命に嫌われている。」などの大ヒット楽曲を次々に発表。自身の楽曲の同名小説『あの夏が飽和する。』で作家デビューして大反響を得るなど、多分野で活躍する、いま最も注目のアーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • bunmei さん

    初読みの作家さんのデビュー作。思春期の少年少女が抱える揺れ動く感情が交錯する、悲哀に満ちた青春サスペンスに呑み込まれていった。「生まれたことが悪いのか?生まれた家が悪いのか?」親から見放され児童施設で生活する千尋と、いじめが原因で、相手の女子を殺してしまった流花。中学生だったあの夏、自暴自棄となった2人が起こした事件が、13年後に起きた事件のトラウマとなって根底を流れていく。頼る者が無く、自分の苦しさに気づかれない疎外感が、少年少女の言動を狂わせていく。重苦しさが纏わりつく内容ながら、読み応えある作品。

  • たまきら さん

    最近よく聴いているカンザキイオリさんが小説を書いていると知り、驚いて手に取った。同名の歌があり、娘によるとこの話は歌の後日譚だとか。正直、アンファンテリブルは読み飽きている自分がいて、著者のピュアッピュアな闇と愚かさを俯瞰してしまった。中1の娘は若干引いていたようですが、この身が凍るような孤独と羞恥の話が、今を生きている間違いだらけの子を生かしているのなら、いいと思う。…ワタシ個人は結構こういうお話は嫌いじゃないです。

  • やっちゃん さん

    主人公をはじめ登場人物が狂っている。猫殺しやら親とキスやらえげつない描写も多い。終盤はますます狂気が増してハチャメチャ、ここまでくると逆に面白い。スピンオフの2人旅が懐古的かつ官能的ですごい良い、もっと読みたかった。

  • NAOAMI さん

    命に嫌わている。中学生の逃避行に始まる悲劇の連鎖が痛い。傷つきやすい十代に対し大人たちがダメダメでアカン奴らで。生物の基本たる抱きしめることを放棄・放念して時間潰す人生。瑠花の庇護欲求が出会い系に向かい、武命の暮らす崩壊家庭は空疎な笑みで取り繕われ、初恋に縛られた千尋が傷つき迷いながら二人を救おうとする流れ。登場人物の血縁・奇縁がグルっと円環している異常な狭い世界。物語通してセリフ全般ダサいとみるか、ストレートと読むか。重すぎる設定の中のリアルとするか。毒親顛末がなく、結末を読んでも救われた気にならない。

  • ゴロ さん

    荒唐無稽。登場人物同士があり得なく繋がっていたり、悪役が深みなくただ悪役だったり…

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人物・団体紹介

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カンザキイオリ

2014年にボカロPとしてアーティスト活動を開始すると、「命に嫌われている。」などの大ヒット楽曲を次々に発表。映画、ゲーム、他アーティストへの楽曲提供などで注目を集める。2020年に自身の楽曲の同名小説『あの夏が飽和する。』で作家デビュー。楽曲制作、ライブ、作家活動など多分野で活躍する、いま最も注目

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