カリンニコフ、ヴァシリー(1866-1901)

カリンニコフ、ヴァシリー(1866-1901) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

77件
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  • カリンニコフの交響曲の録音はいくつかあるが、演奏内...

    投稿日:2023/03/04

    カリンニコフの交響曲の録音はいくつかあるが、演奏内容の高さにおいてはこのスヴェトラーノフ盤が筆頭だと言えよう。オケは手兵ソヴィエト国立交響楽団(現・ロシア国立交響楽団)、第1番は1975年、第2番は1968年、いずれも当時のソ連の国策レーベル・メロディアの録音。いかにもスヴェトラーノフらしいスケールの大きさと線の太さ、濃厚なロシア風味が楽しめる。カリンニコフの音楽の真髄を聴くなら当盤がベターではあるまいか。音質は当時のメロディアの録音としてはマシな方であろう。

    金山寺味噌 さん

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  • カリンニコフ?聞いたことがないなあが第一声。このオ...

    投稿日:2021/11/19

    カリンニコフ?聞いたことがないなあが第一声。このオーケストラは本当に異常なほどにレパートリーが広い。私の手元にある交響曲だけで、バックス、ルーセル、ステンハンマル、ダンディ、バーバー、アルヴェーン、ガードナー、スタンドフォード、ラウタヴァーラなどメジャーではない作品に溢れている。これらにマーラー、ブルックナー、ドヴォルザーク、ショスタコーヴィチ、シベリウスなどのメジャー作品が加われば、下手するとちゃんと聴かずに終わってしまうものもあるかも。さてこのカリンニコフ、35歳で急逝したと知って興味を持った。いきなり日本人好みの懐かしく素朴なメロディーに心を奪われる。その一方で金管セクションの扱いは野心的で、ドヴォルザークの前半の交響曲を彷彿とさせる。カリンニコフの方が少し洗練されているかな。聴いていて爽快感もある。チャイコフスキーを卒業したい方、された方にお勧めするロシアの交響曲、そして瑞々しい演奏です。

    シャルヴェンカ さん |50代

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  • 長らくこれだけが廃盤で入手困難だったが、ようやく聞...

    投稿日:2021/03/07

    長らくこれだけが廃盤で入手困難だったが、ようやく聞くことが出来た。何しろカリンニコフの交響曲はロマン臭あふれる作品。それをアーベントロートが振るというのだから期待値は否が応でも高まる。テンポはその時代特有のやや早め。録音の古さは当然あるが、そこはレトロ感として・・・併録のシュトラウスワルツも味がある。というか、こっちのほうが良いくらい?

    ジョナ さん

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  • ヘルマン・アーベントロート指揮、ライプツィヒ放送交...

    投稿日:2021/01/11

    ヘルマン・アーベントロート指揮、ライプツィヒ放送交響楽団の演奏で録音されたカリンニコフの交響曲第1番を収録したアルバム。 1949年の録音で同曲の音源ではトスカニーニ盤やゴロワノフ盤に次いで古い部類に入るもの。 個性的な演奏家が多かったこの時代、やはりアーベントロートも個性の塊で、このカリンニコフもカットはあるわとやりたい放題だが、ダイナミックで、濃厚劇的なこの演奏はこの曲の迷演としておすすめしておきたい。 ただ、今回の復刻でも音は上質とは言えず、古い録音なので仕方ない部分もあるが。 併せてヨハン・シュトラウスのワルツと序曲が収録、ほぼ1年後の録音で、こちらもダイナミックな演奏で面白い。 録音はこちらの方が1年新しいだけあって、まだ良いがやはり古い録音だけあり、ヒストリカル録音に慣れた人向き。 ターラで発売された時は2枚組だったようだが、今回発売にあたり1枚になっている分、買いやすくなった他、アーベントロートが作った詩の日本語訳が載っており、ファンには堪らない作りになっていると思う。

    レインボー さん

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  • ローカル色というか味わいは薄いかもしれないが(交響...

    投稿日:2019/12/02

    ローカル色というか味わいは薄いかもしれないが(交響曲第1番の第3、4楽章は派手でなかなか楽しい。)クセもなく、好き嫌いの出ない、きっちりとした正統派の演奏だ。 マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団は演奏能力も高く、とても美しい音を出している。細部まで手を抜いていないので発見も多かった。 特に交響曲第2番の第4楽章のフィナーレにオーケストラの技術の高さを感じた。 カリンニコフの交響曲はMELODIYAはもちろん、NAXOS、BIS、CHANDOS、EXTONといったレコード会社から発売されているが、まだDGやDECCA、EMI、SONY、WARNERなどからは発売されていない。 DGの録音でユーリ・テミルカーノフの指揮、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団の演奏で聴いてみたい。(テミルカーノフのレパートリーには入っていないかもしれないが。) その他キリル・ペトレンコ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏も期待できそうだ。 そしてウラディーミル・フェドセーエフ指揮、チャイコフスキイ記念交響楽団でも聴いてみたい。レコード会社はPONYCANYONだろうか。

    ユローヂィヴィ さん

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  • なんとなく思い立って自分でCDマスターからリマスタリ...

    投稿日:2017/12/26

    なんとなく思い立って自分でCDマスターからリマスタリングしてみたが、実はスヴェトラほどじゃないにしてもテンションが高い演奏で、そして残響のせいで目立たなかったもののソース自体は超のつく優秀録音だったことが判明。ハープ、木管、トロンボーンはこれ以上に克明に捉えられている音源を探すことのほうが難しいです。そして4楽章を聴く限りこの残響は人工的に付加されたもののようで、実際はワンポイントを中心にしっかり低弦などに近接マイクも仕込んである模様…… どうしてこんなミックスに仕上げたのでしょう!!折角のベストセラーなのだから、録音ソースまで辿り直してもう一度新しいマスターを作るべきだと思います。知識とプラグインなどの環境をお持ちの方は是非音いじりに一度トライしてみてください。これはすごい演奏だ……。

    Seiru さん

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  • ナクソクは廉価であることから、聴いたことのない作曲...

    投稿日:2012/08/23

    ナクソクは廉価であることから、聴いたことのない作曲家を発掘するに実に頼もしいが、「メジャーな演奏家、オケの演奏はないか?」と次の盤を探すことになる。で、この盤に行きついた。クチャル(ナクソス盤)の演奏もメランコリックで丁寧な演奏を堪能できるが、こちらは音の輪郭がより鮮明で、フォーカスがバシッと決まった美しい風景写真の様だ。2007年東京ニューシティ管の1,2番演奏会も出向いたが、この愛らしい2曲を丁寧に演奏し実に良かった。作曲家の不遇を思いつつこの曲を聴くとグッとくる。

    爺さん さん

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  • キリル・コンドラシンが、1960〜61年にモスクワ・フィ...

    投稿日:2011/05/29

    キリル・コンドラシンが、1960〜61年にモスクワ・フィルハーモニー交響楽団と録音した、バラキレフの第1交響曲と、カリンニコフの第1交響曲を収録したCDです。 演奏はこの指揮者ならではの、見通しの良い演奏で、なかなかの名演奏と言えるのではないでしょうか。 モスクワ・フィルも、集中力が高く、それでいて豪快に暴れまわっています。 復刻が良いのか、録音年代のわりには大変良い音質です。 カリンニコフやバラキレフのファンの方は是非一度聴いて見る事をおすすめします。

    レインボー さん

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  • タイトルのエグモンドはベートーヴェンの作品ではなく...

    投稿日:2010/12/14

    タイトルのエグモンドはベートーヴェンの作品ではなく、アッペルモンドという若手作曲家の作品で、ポップス風な所もあるわかりやすい作品。 2つのロシア物はほぼ原曲に忠実なアレンジで、カリンニコフの交響曲第1番の吹奏楽版は大変珍しい。 演奏する、スイス陸軍軍楽隊は(スイスには沢山の軍楽隊があるが、解説書を読む限りセントラル・バンドのようだ)どれも安定感のある演奏で、時には力強く、時には表情豊かで、軍楽隊というイメージを一新させる優れた演奏と言えるだろう。 録音も優れた演奏を見事に伝えてくれる優秀な物。 収録曲に興味があるなら買いだと思います。

    レインボー さん

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  • カリンニコフに初めて出会ったのは、クチャル盤の第1...

    投稿日:2010/06/27

    カリンニコフに初めて出会ったのは、クチャル盤の第1番。春をイメージさせる、これはこれでわかりやすく美しい演奏で、カリンニコフ初体験をさせてくれた私にとって貴重なCD。このヤルヴィ盤は、あまり期待もせずたまたま購入したが、これほど表情豊かで生き生きした演奏で聴くと、曲に対する印象ががらっと変わってしまった。クチャル盤の第1番が、のどかな春だとすれば、ヤルヴィ盤の終楽章は、大河の分厚い氷がバリバリと音を立てて割れ、轟音とともに押し流されて、空には春の太陽が燦燦と輝いているような、豪快な春の訪れに感じられる。演奏は緻密かつ大胆で少しも乱暴ではないが。陽光の中で転寝を誘うような第2楽章も、ヤルヴィ版で聴くと少しも眠くならず、その美しさに耳を奪われる。すばらしい名盤に出会うことができた。

    m326 さん

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ありがとうございました

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