CD 輸入盤

1957年ザルツブルク音楽祭オーケストラ・コンサート集 カラヤン&ベルリン・フィル、ウィーン・フィル(4CD)

カラヤン、ヘルベルト・フォン(1908-1989)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEOR773084
組み枚数
:
4
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ヘルベルト・フォン・カラヤン生誕100年記念企画
1957年ザルツブルク音楽祭オーケストラ・コンサート集
ウィーン・フィルとのブル8、ベルリン・フィルとのオネゲル『典礼風』ほか
初出音源を含むセット


毎夏にオルフェオが放つ、ファン期待のザルツブルク音楽祭シリーズ。ことしカラヤン生誕100周年アニヴァーサリーに打ち出す大物は、1957年のコンサート・ライヴ集成。
 1957年は、前年のザルツブルク音楽祭芸術総監督就任から本格的にカラヤンが改革に乗り出した最初のシーズンで、手兵ベルリン・フィルが初めて音楽祭に登場したのもこの年。期間中に行なわれた4つのコンサートを網羅した当セットでは、このうちディスク2のモーツァルト、ディスク3のブラームスが過去にそれぞれDGGとEMIより復刻されているものの、ほかはすべて初出という大注目の内容となっています。
 祝祭劇場におけるウィーン・フィルとのブルックナーの第8番は、いつにもまして自信と覇気に満ちたアプローチが大きな魅力。次第に高揚してゆくアダージョも切に訴えかけるものがあります。カラヤンとウィーン・フィルは同年4月17日にムジークフェラインザールでも同じ第8番を取り上げていますが(ANDANTE、廃盤)、ふたつの演奏時間はほぼ同じ(80分半)。後年の録音(1979年や1988年)との比較では全体で3分ほど速いという結果が出ています。
 さらに興味深いのが、ベルリン・フィルを率いての8月13日モーツァルテウムにおけるライヴ。得意のオネゲルがまず、これがカラヤン?ベルリン・フィル?と耳を疑うほど冒頭から思いのほか過激。当時のカラヤンの凄さを伝える最高のサンプルといえます。そして、ともにカラヤン唯一の録音である珍品、作曲家ブラッハー夫人ヘルツォーク独奏のアイネムとベルガー世界初演が、音で聴けるのもファンにはまた無上の喜び。
 その他、モーツァルト『ジュピター』終楽章での超快速による熱演などもすごい聴きごたえです。
 ベルリン・フィル芸術監督、ウィーン国立歌劇場総監督、さらにはザルツブルク音楽祭芸術総監督とつぎつぎにポストを掌中に収めてゆくこの時期のカラヤン。これこそはまさに「帝王」時代の幕開けを告げる栄光のドキュメントであり、同年7月27日の『フィデリオ』、8月10日の『ファルスタッフ』とともに、アニヴァーサリー・イヤーを飾る最高の一組といえるでしょう。293分51秒収録。レアな写真も多く掲載された52ページの充実ブックレット(英・独語)付き。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● ブルックナー:交響曲第8番ハ短調 WAB108


 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1957年7月28日(ライヴ/モノラル)
 録音場所:ザルツブルク、フェストシュピールハウス
 プロデューサー:オットー・ゼルトゥル
 エンジニア:ヨーゼフ・スラトコ

Disc2
● モーツァルト:交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
● モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K.467
● モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』


 ゲザ・アンダ(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1957年7月29日(ライヴ/モノラル)
 録音場所:ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
 プロデューサー:オットー・ゼルトゥル
 エンジニア:ヨーゼフ・スラトコ

Disc3
● ブラームス:ドイツ・レクィエム Op.45


 リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
 ウィーン楽友協会合唱団(合唱指揮:ラインホルト・シュミット)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1957年8月22日(ライヴ/モノラル)
 録音場所:ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ
 プロデューサー:エルンスト・ヒンライナー
 エンジニア:マインハルト・ライティヒ

Disc4
● テオドール・ベルガー:シンフォニア・パラボリカ
● アイネム:ピアノ協奏曲 Op.20
● オネゲル:交響曲第3番『典礼風』


 ジェルティ・ヘルツォーク(ピアノ)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1957年8月13日(ライヴ/モノラル)
 録音場所:ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
 プロデューサー:オットー・ゼルトゥル
 エンジニア:ヨーゼフ・スラトコ

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 1957年ザルツブルク音楽祭オーケストラ・コンサート集

ディスク   2

  • 01. 1957年ザルツブルク音楽祭オーケストラ・コンサート集

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ユーザーレビュー

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 4枚組のうち、モーツァルトの3曲とブラ...

投稿日:2014/09/28 (日)

 4枚組のうち、モーツァルトの3曲とブラームス「ドイツ・レクィエム」は10年以上前にそれぞれドイツ・グラモフォンとEMIから、ザルツブルク音楽祭70周年の記念盤として発売されていた。2枚もダブるので購入をためらっていたが、このほど思い切って購入。  ベルリン・フィルとヴィーン国立歌劇場のシェフの座を手にして間もない覇気満々のカラヤン、その壮年期の輝かしい魅力が一杯に溢れた演奏が揃っている。やはり入手して良かった。  デジタル・リマスタリングに携わっているのが、例によってO.E.氏なので音質には危惧を抱いていたが、予想外に聴きやすい。しかも、モーツァルトとブラームスはてっきり旧盤と同じマスターだろうと思っていたら、これが別物。このOrfeo盤の方がレンジが狭く、音量レベルも低いのだが、これが当時の放送録音の水準なのだろう。昔、ラジオで音楽番組を聴いていた頃の感触を思い出した。  これに比べると、DGG盤もEMI盤も、高域を伸ばし低域を増強していたのが歴然とする。だから、ヴァイオリンやトランペットの高音は耳にきつく、低音は締まりがなく膨らんで聞こえたのかと納得。もともと無い音を付加しようとコンソールのつまみをいじれば、必然的にそういう結果となる。そういう意味では、このOrfeo盤の方が、物理特性は低くとも、自然で好ましい。SP復刻の場合もそうだが、あまりあれこれいじくり回さない方が、結果は良くなるのかもしれない。  それにしても、古いDGG盤とEMI盤、手を加えた結果がそれぞれDGGとEMIのトーンになっているのが面白い。そのつもりはなくても、調整しているうちに各社固有のトーンになってしまうのだろうか。 

Erdinger さん | 神奈川県 | 不明

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モーツァルトから聴き始めましたが、特にジ...

投稿日:2008/11/19 (水)

モーツァルトから聴き始めましたが、特にジュピターは、スリリングでナイスな演奏だと思います。終楽章では、ホントにカラヤン?クライバーじゃないの?っと思わせてしまうほどの超快速による熱演です(笑)個人的にはお勧め。

yuji さん | 沖縄 | 不明

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