CD 輸入盤

カラヤン/シンフォニー・エディション(38CD)

カラヤン、ヘルベルト・フォン(1908-1989)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4778005
組み枚数
:
38
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


カラヤン・シンフォニー・エディション(38CD)
ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン、チャイコフスキーの全集に、ハイドンのパリ・セットとロンドン・セット、モーツァルトの後期を収録!

カラヤンがベルリン・フィルを指揮してドイツ・グラモフォンに録音した1970年代の定評ある録音を中心にまとめた全38枚からなるお買得な交響曲ボックス。
 強大な迫力から繊細な美しさまで縦横無尽に表現し尽くしたこのコンビの絶頂期ならではの集中力に富む演奏は、大編成の名人オーケストラと十分なリハサールが生み出した希有な現象ともいえるもので、条件の良いセッション録音で捉えられたそれら名演・名録音の数々は、折に触れて聴きたい高水準なものばかり。こうしてコンパクトにまとめてもらえると、鑑賞の際にも実に便利です。(HMV)

【収録情報】

4777578
カラヤン、1970年代のベートーヴェン交響曲全集
映像を含めれば、その生涯に6種類ものベートーヴェン交響曲全集を残したカラヤンですが、その中でもっともカラヤンの意図が徹底しているレコーディングといえば、1975年から1977年にかけて録音されたこの一組でしょう。
 ベルリン・フィルとのコンビネーションがこの時期まぎれもなく最高潮に達していたことを如実に示す壮大かつ強力、しかも精緻なサウンドはたいへんな聴きものです。ギュンター・ヘルマンスによるアナログ完成期の録音も素晴らしいもので、演奏者たちの気迫がダイレクトに伝わってきます。組み合わせの6つの序曲もスケールの大きな見事な演奏です。

CD1
・交響曲第1番ハ長調 Op.21
・交響曲第4番変ロ長調 Op.60
・『エグモント』序曲 Op.84
CD2
・交響曲第2番ニ長調 Op.36
・交響曲第7番イ長調 Op.92
CD3
・交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
・『レオノーレ』序曲第3番 Op.72b
CD4
・交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
・交響曲第8番ヘ長調 Op.93
・歌劇『フィデリオ』序曲 Op.72c
CD5
・交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
・『コリオラン』序曲 Op.62
・『プロメテウスの創造物』序曲 Op.43
・『アテネの廃墟』序曲 Op.113
CD6
・交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』
 アンナ・トモワ=シントウ(S)
 アグネス・バルツァ(M)
 ペーター・シュライアー(T)
 ジョゼ・ヴァン・ダム(B)
 ウィーン楽友協会合唱団
 ヘルムート・フロシャウアー(合唱指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1975-77年(交響曲)、1965&69年(序曲)

4777579
ブラームス:交響曲全集(3CD)
カラヤン&ベルリン・フィルの黄金時代、1970年代半ばに収録された強烈な演奏で、そのあきれるばかりのブリリアント・サウンドには、やはり抗いがたい魅力があります。
 とにかく、4つのシンフォニーのどこを取っても自信みなぎる響きと表情に満ちあふれた演奏で、第1番の壮麗な威容は比類ないものですし、第4番でも確信にみちた輝かしいサウンドが一貫しています。この4作品をあくまでもドイツ・ロマン派シンフォニーの傑作として捉えたアプローチと、ベルリン・フィルの重厚華麗なサウンドが相まったその聴き応えには、脱帽するほかありません。
 オーケストラ音楽とはこうあるべきというカラヤンの信念がビシビシ伝わってくるゴージャスきわまりない演奏です 。

CD1:
交響曲第1番ハ短調作品68
交響曲第3番ヘ長調作品90
CD2:
交響曲第2番ニ長調作品73
交響曲第4番ホ短調作品98
CD3:
・悲劇的序曲作品81
・ハイドンの主題による変奏曲作品56a
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 
 録音:1977,78年(ステレオ)
 ハイドンの主題による変奏曲のみ1964年(ステレオ)

4777580
ブルックナー:交響曲全集(9CD)
1975〜81年ステレオ&デジタル録音。スタイリッシュなブルックナー演奏の極致を聴かせた巨匠、カラヤンならではのブリリアントな大傑作がこのセット。
 カラヤンは全曲一貫した方法論によって、ブルックナーのスコアからきわめて壮麗な音楽を引き出しており、当時絶頂期にあった同コンビの凄まじいまでのヴィルトゥオジティもあって、全体の仕上がりは正統派(?)ブルックナー党が目をむくようなゴージャスなものとなっているのが特徴。
 最強コントラバス部隊の凄い低音に加え、雷のようなティンパニが轟きわたる第5番は中でも最高の聴きものと言えるでしょう。録音も優秀。これは病み付きになります。

CD1&2:
・交響曲第1番ハ短調(1981年デジタル)
・交響曲第5番変ロ長調(1976年ステレオ)
CD3:
・交響曲第3番ニ短調(1980年デジタル)
CD4&5:
・交響曲第2番ハ短調(1980,81年デジタル)
・交響曲第8番ハ短調(1975年ステレオ)
CD6:
・交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1975年ステレオ)
CD7:
・交響曲第6番イ長調(1979年ステレオ)
CD8:
・交響曲第7番ホ長調(1975年ステレオ)
CD9:
・交響曲第9番ニ短調(1975年ステレオ)

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

4777581
メンデルスゾーン:交響曲全集(3CD)
1971&72年ステレオ録音。カラヤンとベルリン・フィルならではのゴージャスなサウンドが魅力のセット。メンデルスゾーン作品の古典的フォルムの描出よりは、色彩感とダイナミズムの打ちだしに力点を置いたような表現はカラヤンならではの世界。特に『スコットランド』における全編ため息の出るような流麗な抒情美には感嘆せざるを得ませんし、『宗教改革』第1楽章での“ドレスデン・アーメン”の主題(のちにワーグナーが“聖杯の動機”として『パルジファル』で用いたことでも有名)の神秘性さえ漂わせた素晴らしい響きはカラヤンの真骨頂と言えるでしょう。豊麗な輝かしさがたまらない『イタリア』、豪壮な『賛歌』も満点の聴き応えで、ロマンティックな響きの魅力を堪能できます。

CD1
・交響曲第1番ハ長調 op.11
・交響曲第5番ニ長調 op.107『宗教改革』
CD2
・交響曲第2番変ロ長調 op.52『賛歌』
CD3
・交響曲第3番イ短調 op.56『スコットランド』
・交響曲第4番イ長調 op.90『イタリア』
 エディト・マティス(S)op.52
 リゼロッテ・レーブマン(S)op.52
 ヴェルナー・ホルヴェーク(T)op.52
 ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団op.52
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1971&72年(ステレオ)

4777917
ハイドン:6つのパリ交響曲と12のロンドン交響曲集(7CD)
カラヤンのハイドンは、今流行りのオリジナル系の解釈とはまた違った楽しさがあります。フレーズやアゴーギクを強調することは一切なく、あくまでも流れと響きを重視し、音を全て美しく聴かせようとするカラヤンの意志がまっすぐに伝わるハイドンです。ハイドン後期の練れた作風が演奏にぴったりと合っています。(ユニバーサルIMS)

CD1
・交響曲第82番ハ長調『熊』
・交響曲第83番ト短調『牝鶏』
・交響曲第87番イ長調
CD2
・交響曲第84番変ホ長調
・交響曲第85番変ロ長調『王妃』
・交響曲第86番ニ長調
CD3
・交響曲第93番ニ長調
・交響曲第94番ト長調『驚愕』
・交響曲第100番ト長調『軍隊』
CD4
・交響曲第95番ハ短調
・交響曲第96番ニ長調『奇蹟』
・交響曲第97番ハ長調
CD5
・交響曲第98番変ロ長調
・交響曲第99番変ホ長調
CD6
・交響曲第101番ニ長調『時計』
・交響曲第102番変ロ長調
CD7
・交響曲第103番変ホ長調『太鼓連打』
・交響曲交響曲第104番ニ長調『ロンドン』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1980-82年(デジタル)
4777925
モーツァルト:後期交響曲集
カラヤン&ベルリン・フィルは、1970年9月にEMIに同じモーツァルトの後期6大交響曲集を録音していたので、このDG盤がリリースされたときは驚きをもって迎えられたとのことですが、EMI盤が、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音、DG盤がフィルハーモニーザールでの録音ということで、サウンドの傾向には大きな違いが見られます。
 よく知られているように、ダーレム地区の騒音問題などもあって、カラヤンのベルリンでの録音拠点は、1973年からフィルハーモニーに移りますが、このモーツァルト後期交響曲集と、ブルックナーの第4番&第7番、チャイコフスキーの後期交響曲集に関しては、非常に短い期間で録音場所を違えて再録音をおこなっているのです。ブルックナーとチャイコフスキーについては、DG側の全集プロジェクトの一貫という事情もあったのでしょうが、このモーツァルトについては、単なる再録音ということになりますので、5年という短い期間にカラヤンの嗜好が変化したことを十分に窺わせます。
 1970年当時のカラヤンは、イエス・キリスト教会の豊かな響きを存分に生かした分厚く豊麗なサウンドを志向していましたが、1970年代なかばのカラヤンは、本拠地フィルハーモニーに展開する筋肉質なサウンドを志向するようになったということなのかもしれません。
 実際、ブルックナーでもチャイコフスキーでもDG盤の演奏はEMI盤に比して、引き締まった傾向にあり、特に、ブルックナーの第4番では使用楽譜まで変えての変貌ぶりが驚くばかりでした。そうした事情はこのモーツァルトの場合も同じですが、作品の声部がシンプルなことや、明晰なフォルムの問題もあって、タイトな響きのDG盤の方がより合奏の緊密さやソロの巧さ、レガートの美しさが印象的な結果となっています。
 カラヤン&ベルリン・フィル全盛期ならではの、輝かしく壮麗で、どこまでも美しいみごとなモーツァルト演奏と言えるでしょう。
 1965年録音の第29番、第33番をカップリング。

CD-1
・交響曲第32番ト長調 K.318
・交響曲第33番変ロ長調 K.319
・交響曲第35番ニ長調 K.385『ハフナー』
・交響曲第36番ハ長調 K.425『リンツ』
CD-2
・交響曲第29番イ長調 K.201(186a)
・交響曲第38番ニ長調 K.504『プラハ』
・交響曲第39番変ホ長調 K.543
CD-3
・交響曲第40番ト短調 K.550
・交響曲第41番ハ長調 K.551『ジュピター』
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音:1965,75-77年(ステレオ)
4777932
シューマン:交響曲全集
定評ある1971年の交響曲全集(ベルリン・フィル)に、ウィーン・フィルとのライヴ録音による交響曲第4番をカップリング。

CD1
・交響曲第1番変ロ長調op.38『春』
・交響曲第2番ハ長調op.61
CD2
・交響曲第3番変ホ長調op.97『ライン』
・交響曲第4番ニ短調op.120
CD3
・序曲、スケルツォとフィナーレ
・交響曲第4番ニ短調op.120
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD3:交響曲第4番)
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮) 
 録音:1971年(ステレオ)
 CD3の交響曲第4番のみ、1987年デジタル・ライヴ録音
4777937
チャイコフスキー:交響曲全集
カラヤンは4〜6番までのチャイコフスキーの交響曲は、生涯に何度も録音したのですが、1〜3番までは1回しかしていません。彼特有の美意識があったのでしょうか?
 しかし全曲まとめて聞いてみるとどれもがカラヤンらしく、はちきれんばかりの音が溢れています。カラヤンを語るためには外せない1セットです。(ユニバーサルIMS)

CD1
・交響曲第1番ト短調op.13「冬の日の幻想」
・交響曲第2番ハ短調op.17「小ロシア」
CD2
・交響曲第3番ニ長調op.29「ポーランド」
・スラヴ行進曲
・イタリア奇想曲
CD3
・交響曲第4番ヘ短調op.36
・交響曲第5番ホ短調op.64〜第1楽章、第2楽章
CD4
・交響曲第5番ホ短調op.64〜第3楽章、終楽章
・交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 録音:1975-79年(ステレオ)
 スラヴ行進曲、イタリア奇想曲は1966年(ステレオ)

収録曲   

クラシック曲目

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  • Ludwig van Beethoven (1770 - 1827)
    Symphony no 1 in C major, Op. 21
    演奏者 :

    指揮者 :
    Karajan, Herbert von
    楽団  :
    Berlin Philharmonic Orchestra
    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1800, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : 22:38
    • 録音場所 : , []
  • Ludwig van Beethoven (1770 - 1827)
    Symphony no 4 in B flat major, Op. 60
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Classical
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1806, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : 31:39
    • 録音場所 : , []

総合評価

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4.5

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再発売を繰り返している音源が多いから、こ...

投稿日:2017/06/29 (木)

再発売を繰り返している音源が多いから、こちらのリマスターの具合が気になるところ。ベートーヴェンで聞き比べたがこちらのボックスの1年前に発売された2007年のeloquence盤(AMSI)とは別物だった。AMSI盤では高音域がブリリアントでメタリックに聞こえる箇所もあるが、こちらのセットはよりアナログ風で柔らかい音質に調整されている。モーツアルトもOIBP盤、96/24盤と比べたが後者の音質に近似している。他のアナログ録音もOIBPのようなメタリックな艶が抑えられて、総じてきめの細かい音質になっている。しかしハイドンのようなデジタル録音の音源に関しては、音質の大幅な改善は感じられない。レビューの中には「相変わらずCD登場直後のデジタル音源を使用している」と指摘している人もいるが、少なくともオリジナルがアナログ録音の音源に関しては初期のCDとは大違いといえる。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

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カラヤンのシンフォニー・エディションCD38...

投稿日:2015/08/24 (月)

カラヤンのシンフォニー・エディションCD38枚組。子飼いのベルリン・フィル、カラヤンとしては交響曲をうんと軽くしたつもりだろうけど、ベルリン・フィルが重た過ぎる。管弦楽の音がドロドロに濁ってしまっている。もっと管弦楽をうんと軽くして、ヴィヴァルディの弦楽合奏に毛が生えた程度に抑えるべきだった。管弦楽の音がヴィヴァルディのように美しい艶のある音にするべきだった。

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片端から「全集」を買っていたカラヤン好き...

投稿日:2014/08/28 (木)

片端から「全集」を買っていたカラヤン好きには幾分業腹なセットでしょうし、カラヤンなんてゴージャスなサウンドだけの表面的な演奏とかいう、それこそ表面的な批判をするアンチはいくら安くとも買わないだろうから、誰がターゲットなのかな?入門用のプレゼントというのは(大きなお世話だけど)、巨匠にちょっと失礼かもね。私は全然アンチではないのだけど、ライブやライブの放送で随分聞いたせいで、有名曲を彼がどう振るかは分かっている気がしていたので、実はこの頃のCDあまりもっていない。実のところ、単発では入手し難かったブルックナーの五番が欲しくて、この値段なら、まぁいいか的な買い方をした次第。そのブルックナーもそうだけど、メンデルスゾーンだのチャイコフスキーだのの一番とか二番とかは、あんまり興味ないし、埋め草みたいに録音された全集をわざわざ買うのもなあ、ということもあります。これもありやすい「偏見」だと思うけど、いつも演奏していない曲を録音なんて商業主義的な辻褄合わせ、みたいな気もなくはなかった。それもあって、いくらなんでも40枚近いCDをカラヤンばかり立て続けに聞いたら、好悪以前に食傷するに違いない、適当につまみ食いしても勿体なくはない、とか思いながら聞きはじめました。   けれども、聞き進みながら、意外といえば失礼至極なれどすっかり感心してしまい、一枚、また一枚と(とはいえ一日一枚程度のペースですが)全部聞いてしまいました。そもそも上記の、初録音の一番二番シリーズが、皆実に気合の入った、辻褄あわせとはほど遠い見事な出来。巨匠に失礼千番な億見でしたね。メンデルスゾーンの15歳の時の一番なんて、あのオクテットの天才的な筆の走りを連想させる素晴らしい活気と、入念に構成されたテクスチャーやアーティキュレーションやバランスで(ただゴージャスで片付ける人は、ちゃんと聞いていないでしょ?)実に立派な音楽に仕上がっています。メンデルスゾーンではポピュラーな三、四番が、何故か聞くのが辛いハイの上がりすぎた音で、演奏に入り込みづらいが、「パルジファル」のモチーフが出てくる五番は、その「パルジファル」の後年のレコーディングを彷彿とさせる素晴らしい出来。シューマンは常のレパートリーであった四番よりも、三番、次いで二番が立派な演奏で、これもちょっと意外だった(有名曲でないわけではないのに何故普段は余り取り上げなかったのだろう?)。   意外といえば、ハイドン、特にほぼレパートリー外だった思われる「パリ交響曲」のセットに感心。オリジナル楽器のような行き方とは違うにせよ、透明なテクスチャーが実にきちんと確保されていることに感心。たとえば「めんどり」の一楽章の、渾名の元になった第二主題とか(プルト数を変えている?)。明らかにビブラートを抑えて弾かせている箇所も結構あり、そういえば、彼はワグナーの楽劇の分厚い音の中にすら光と色彩を通したと評された指揮者だった。カラヤンと言えばレガートと、何とかの一つ覚えのようにいわれるけれど、ハイドンをべったりやるようなセンスのない人ではない。それは―こういうとまた誤解されそうだが―、独墺のバロックやロココの建築を思わせる音の襞と光の明暗で彩られたモーツアルトと比べるとはっきりする。とくにハフナー(低弦が曲芸のような終楽章の快速!)とか39番とか。最後の二曲も立派なもので、カラヤンのモーツアルトはイマイチみたいな「俗説」に反駁する。ベートーヴェンやブラームスに関してはあまりに知られた演奏だからとくにいうこともないでしょうが、柴田南雄氏が氷上を滑走する重戦車にたとえた迫力と技術の極致としてのスムースさ(汗をかいた形跡もない所がアンチに嫌われるのでしょうが)は、この年代の演奏に一番発揮されているかも。カラヤン嫌いで知られている某批評家氏が、高速道路を走るスポーツカーと、こっちは明らかに否定的に、似た形容をしましたが、その機能主義(モダニズム)の美学を彼が理解していないことは、木造の路面電車のファンだとかいうことで判明、納得。趣味は趣味で良いのですけれど。さて最後にお目当てのブルックナーの五番。それはもう、最初のピチカートから見事な重量感と膨らみで最後までを予感させる、シリーズ最高の演奏(それ以外の後期曲はちょっと録音が落ちるせいもあって)でした。長文大変失礼。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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  • 作成者:ぱぱちゃんさん