カプースチン、ニコライ(1937-2020)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

8つの演奏会用練習曲、24の前奏曲 ゴルデラーゼ

カプースチン、ニコライ(1937-2020)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8572272
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

カプースチン:8つの演奏会用練習曲、24の前奏曲

今から10年ほど前には、まだこのロシアの作曲家についての情報はほとんどなく、さる名手が「ピアノ・ソナタ第2番」の日本初演をすると言う時の会場の興奮などは、今でも伝説となって生きているほどです。また、最近人気の若手ピアニストが、デビュー前の時代に、テレビに出演して演奏した「演奏会用練習曲〜夢」を聴いて涙した人も多かったと聞きます。そんなカプースチン。最近では、彼の知名度も飛躍的にあがり、本人の自作自演CDリリースや、楽譜の出版なども相俟って、この「ジャズ様式のクラシック音楽」も日常に溶け込むものとなっています。
 彼の作品は聴いてみてもわかる通り、とても華麗であり、ジャズのインプロヴィゼーションもふんだんに使われている(ように思える)のですが、実はその細かい音符は、全て楽譜に書きこまれたものであり、フリージャズなどのような奏者に一任されているものではありません。これは、彼がジャズに興味を持った当時のロシアの音楽事情に拠るものなのでしょうが、精緻に書き込まれた音符を元に、奏者が自由に想像を働かせて、自らの世界を演出するのですから、これほど贅沢なものはないのかもしれません。空気中を煌めきながら乱舞する音に包まれる愉悦感こそ、カプースチンを聴く喜びの一つと言えるでしょう。(NAXOS)

【収録情報】
カプースチン:
・8つの演奏会用練習曲(前奏曲/夢/トッカティーナ/思い出/冗談/パストラーレ/間奏曲/フィナーレ)
・ジャズ・スタイルによる24の前奏曲

 カテリーネ・ゴルデラーゼ(ピアノ)

 録音時期:2010年2月
 録音場所:フランクフルト、hrゼンテザール
 録音方式:デジタル(セッション)

内容詳細

二つの作品は、どちらもジャズの書法を取り入れた作品集だ。いかにもインプロヴィゼーション風な音型が繰り広がるが、しっかり楽譜に書いてある。それをあたかも即興演奏風に聴かすところが演奏のキモである。指が回ればいいってもんじゃない。ゴルデラーゼ、けっこうノリのいい演奏をしている。(T)(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
昨年亡くなったカプースチンですが、最近で...

投稿日:2021/07/26 (月)

昨年亡くなったカプースチンですが、最近では意欲的な音大生もとり上げるようになって、がぜん正当なレパートリーに加わりつつあるようです。 初めて聴けばジャズの自由な即興演奏にしか聞こえませんが、その明るさ、輝き、楽しさ、かっこよさ、自由さがちゃんと作曲されたものであるということが驚きであると同時に、新しい弾く楽しさ、聴く楽しさをもたらす音楽であると思います。 クラシックという「型にはまった」音楽に一石を投じるという意味でも、もっと演奏され聴かれるようになるとよいと思います。 このCDは、そのカプースチンの音楽のだいご味を十分に伝えてくれる演奏だと思います。録音もよいです。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

0
★
★
★
★
★
これは現代曲?それともジャズ?  この作...

投稿日:2012/09/18 (火)

これは現代曲?それともジャズ?  この作曲家は現代音楽の作曲家になるようですが、このアルバムはジャズファンも気にいると思います。というより、前衛音楽好きな人よりジャズ好きな人向けかな。 初めて聞いた時は、何事かと思いました。  これは演奏者のインプロビゼーションはまったく無く、全ての音が楽譜に書かれています。そして現代ロシア人の作曲したジャズなので、今まで僕の持っていたジャズのイメージ、アメリカのジャズとはかなり違った印象を受けました。 だけどこのアルバムはとても楽しいアルバムだと感じました。 この作曲家の曲聞いたこと無いなぁと思ってなんとなく聞いてみたら思わぬ掘り出し物でした。

ひ〜ちゃん さん | 東京都 | 不明

0

カプースチン、ニコライ(1937-2020)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品