カフカ短篇集 岩波文庫

カフカ (作家)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003243831
ISBN 10 : 4003243838
フォーマット
出版社
発行年月
1987年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,276p

内容詳細

実存主義、ユダヤ教、精神分析、―。カフカ(1883‐1924)は様々な視点から論じられてきた。だが、意味を求めて解釈を急ぐ前に作品そのものに目を戻してみよう。難解とされるカフカの文学は何よりもまず、たぐい稀な想像力が生んだ読んで楽しい「現代のお伽噺」なのだ。語りの面白さを十二分にひきだした訳文でおくる短篇集。20篇を収録。

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー) さん

    わざわざ告げてやる必要などないのです。当人のからだで知るのですから(流刑地にて)=w掟の門』や『流刑地にて』などのカフカの短篇を20篇収録。『掟の門・流刑地にて』をずっと読んでみたくて、本屋で見つけた時はガッツポーズ!読みたかった理由は、バイオハザードが好きなら分かるはず。少し長かったり、短かったりする作品に於いて、独特のストーリーやオチにとても引き込まれます!『流刑地にて』のあの展開は、『変身』を読んだ時のような奇妙なドキドキ感を味わえて満足でした。』

  • kaizen@名古屋de朝活読書会 さん

    カフカといえば、不条理。 カフカといえば、「変身」という印象が強かった。 「変身」を読んで、ピンとこなかった人は、短編集を読むとよいかもしれない。ひとつは、面白いか不思議か妙に記憶に残るものがあるかもしれない。 もう一度、「変身」を読み返すと、なんとなく、不条理の世界に浸っているのも悪くはないかもと思えるかもしれない。 カフカはジャズ喫茶で読むことにしている。本を読むのに、音楽があれば、自分の世界だけに閉じこもってしまうことがないような気がするから。 ひとそれぞれ、読書の仕方があると思う。

  • ハイク さん

    20の短編集を読んだ。最初の「掟の門」は1度読むと「何これ」と思いもう1度読み成程と納得する。「流刑地」は著者の保険屋の職歴から書いたという。なんとも奇妙な物語であり、よくもこんな筋書きを思いつくと感心する。「雑種」「橋」「中年のひとり者ブルームフェルト」「禿鷹」等も面白い。読み手の解釈でいかようにも取れる。この辺がカフカの大きな魅力かも知れない。「万里の長城」は暗示的である。カフカの発想力は尋常ではない。カフカを読んだ後インターネット等で様々な意見を調べると面白いし、一層カフカに近づけるのかも知れない。

  • KAZOO さん

    カフカの短編集です。私はどちらかというと寓話集よりもこの短篇集の方が好みです。あまり深い意味を感じることもなく普通に読める気がします。再読している作品も多いのですが「田舎医者」「雑種」「万里の長城」などが楽しめました。不条理な感じの作品が多いと言われていますが、これらの作品は何度読みかえしても楽しくなります。

  • 優希 さん

    類稀なる才能が生み出した現代のお伽噺という印象を受けました。冷徹な語りからコントのような雰囲気のある作品まで、その幅はバラエティに富んでいて、楽しかったです。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

カフカ (作家)

1883‐1924。小説家。オーストリア=ハンガリー帝国のプラハ(現在はチェコ)のユダヤ人の家庭に生まれる。法律を学んだのち労災保険局に勤めながら作品を執筆。著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成る。生前に『変身』など数冊の作品が出版されたが、ごく限られた範

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品