オルダス・ハクスリー

人物・団体ページへ

知覚の扉 平凡社ライブラリー

オルダス・ハクスリー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582761153
ISBN 10 : 4582761151
フォーマット
出版社
発行年月
1995年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,178p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • やいっち さん

    内容案内によると、「幻覚剤メスカリンが、かつての幻視者、芸術家たちの経験を蘇らせる。知覚の可能性の探究を通してハクスリーが芸術を、文明の未来を語り、以後のさまざまなニューエイジ運動の火つけ役ともなった名エッセイ」とか。  メスカリンという名称は、「名称はメスカレロ・アパッチが儀式の際に使用したことに由来する」し、「1971年の向精神薬に関する条約によって国際的に規制され、日本では法律上の麻薬に指定されている」(Wikipediaより)とか。

  • らぱん さん

    1954年初出。前年に心理学者の立会いの下で行ったメスカリン摂取実験を、自身の記憶と録音した音声をもとに知覚の拡大から意識の変容を考察した随筆で明晰さが爽快だ。過剰な情報が伴う体験に圧倒されることなく冷静に観察する精神力が素晴らしい。体験は禅の公案の理解をもたらし、アンリ・ベルクソンの言う「偏在精神」は全ての人間の持つ能力であると確信し、意識の変容体験の深化による自我の消滅が覚醒への道程であると語る。この書により、ティム・リアリーは意識革命を起こし、テレンス・マッケナは内的宇宙の探求へと向かった。↓

  • Y2K☮ さん

    著者のメスカリン体験記。やはり負の側面に対する考えが未熟。酒や煙草よりも安全で依存性も低いと謳うが、ジム・モリソンはLSDから入って酒に溺れ、最後はヘロインが原因で夭逝した。その種の連鎖を引き起こす度合まで含めて依存性だろう。美味い話や手軽な成果には必ず裏がある。こんなものに頼らずとも、脱自我の非言語的直観と日常的な論理的知性を安全に切り替えるスイッチはある。絵画を見たりドアーズを聴いたり。眠れぬ夜だって創作と発見の為に神がくれた好機。平凡で退屈な日常に耐えて生き抜く中で、新たな知覚の扉を開けていきたい。

  • デビっちん さん

    目次がないので本の内容はタイトルからしか想像できなく、ゆっくりじっくり目に読みました。内容もメスカリンという幻覚剤を使用した知覚の拡張と精神に踏み入る内容で軽くはありませんでした。人間は普段かなりの力をセーブして生きているのだなと実感できました。あと数パーセントでも本来の能力を自力で発揮できるようになると良いのですが。

  • あっきー さん

    ⭐3 10年間積読本キャンペーン38冊目、脳は感覚器官から入ってくる情報全部から必要なものだけを取捨選択している、その脳に酸素や糖分が十分に供給されない状態になるとこの働きが弱くなり感覚器の全情報が意識に入力し幻視を見てしまう、付録篇で断食苦行、瞑想や呼吸訓練や歌によって血液中の二酸化炭素濃度が高まり幻視が起きると解説されていて面白かった、きっと薬物によっても脳の活動に必須の糖分などの供給が阻害されるからだと自分は思っていて大体の超越的経験は説明できる気がしている、ベルグソンの考えと似ているかもしれない

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品