オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史 3 帝国の緩やかな黄昏 ハヤカワ・ノンフィクション文庫

オリバー ストーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150504410
ISBN 10 : 4150504415
フォーマット
出版社
発行年月
2015年07月
日本
追加情報
:
560p;16

内容詳細

ソ連との緊張緩和の機運は政権内のタカ派により圧殺された。ソ連崩壊後単独の覇権を握ったアメリカは世界の警察のごとく振舞い始めるが、史上最低と呼ばれる大統領のもと、国内経済の瓦解が始まった。しかし9・11テロの打撃を口実に軍事費は増大し続ける。国民は改革の兆しを初の黒人大統領、オバマに託すが、希望はすぐに失望に変わった…頽廃が忍び寄る「帝国」の病理を容赦なく描き出す歴史超大作完結篇。

目次 : 第10章 デタントの崩壊―真昼の暗黒(フォード大統領の時代―アメリカの受けた痛手/ 南ベトナムの敗北と、反故にされたベトナムへの資金供与協定 ほか)/ 第11章 レーガン時代―民主主義の暗殺(「想像を絶する」、レーガン大統領の知的レベル/ 「ラテンアメリカがあんなにたくさんの国に分かれていたなんて驚いたよ」 ほか)/ 第12章 冷戦の終結―機会の逸失(ゴルバチョフ、冷戦の終結を宣言/ ブッシュ・シニア―「究極のエスタブリッシュメント」大統領候補 ほか)/ 第13章 ブッシュ=チェイニー体制の瓦解―「イラクでは地獄の門が開いている」(イスラム過激派による9・11テロの衝撃/ ネオコンにとって、9・11は「新たな真珠湾のような」好機だった ほか)/ 第14章 オバマ―傷ついた帝国の運営(「救済者」と思えたオバマは、事態をより悪化させた/ 経済顧問はほぼ全員、金融危機を招いたルービンの手下―彼らは嬉々として銀行家たちを救済した ほか)

【著者紹介】
オリバー ストーン : アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。監督作品『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を2度受賞

ピーター・カズニック : アメリカン大学歴史学部教授、同大学核問題研究所所長

金子浩 : 翻訳家。1958年生。早稲田大学政治経済学部中退

柴田裕之撮影 : 翻訳家。1959年生。早稲田大学・Earlham College卒業

夏目大 : 翻訳家、ライター。1966年生。同志社大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たまきら さん

    大国という幻想。そして、その幻想を一生懸命支え、切り盛りしている現在。テロ、無人爆撃機、インターネット。相互理解とコミュニケーション、そして一つの惑星を共有する感覚の重要性をひしひしと感じる本だった。それでも希望を持ちたい。そこは共通しています。なかなか面白かった。

  • リスクマ さん

    再読完了。DVDも購入したので補完致します

  • 爐 さん

    分厚い3巻の本であるが、それでも複雑で膨大な現代アメリカの歴史の前では、あくまでもダイジェスト版にしかならないことに留意しなければならないだろう。網羅的に書こうと思ったらこの程度の分量で済むはずがない。しかし一般向けの啓蒙的な内容を企図したものとしては十分なボリュームだ。戦後世界において、よくも悪くも超大国として世界をリードしてきたアメリカだが企業や軍産複合体といった自己利益を追求するプレイヤーやファナティックなイデオロギーを持った集団が大きな影響力を持っていて、ときに政治経済を支配する危うい国でもある。

  • Yanabod さん

    文庫版の3巻。フォード以降のアメリカ大統領とその歴史について語っているが、レーガンの時代を生きていたものとしてとんでもない時代だったと改めて気づく。そしてクリントンのページがほとんどないのは功績が何もないということか?ジョージ・ブッシュはもう色々ありすぎて何とも言えない。 しかし、アメリカがゆっくり黄昏に向かっているのは感じました。

  • HIROAKI さん

    3巻通して、教科書やマスコミでは得られない、本当に「もうひとつのアメリカ史」であった。そもそも歴史はどの面から見るかによって評価が違うのは当然だが、世界の情勢を変える力のある米国大統領だからこそ、周りをとりまくスタッフが重要であると再認識させられた。次期大統領が誰になるか、注目されるところだが、日本はぶれずにやっていくしかない。

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人物・団体紹介

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オリバー ストーン

1946年、ニューヨーク市生まれ。アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。ベトナム戦争で陸軍兵として従軍した経験をもとに、代表作『プラトーン』と『7月4日に生まれ』で戦争の非人間性を暴き、アカデミー賞監督賞を2度受賞した。さらに、『JFK』、『ニクソン』では、米国の政治の暗部を描き、『ウォー

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