オノレ・ド・バルザック

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娼婦の栄光と悲惨 悪党ヴォートラン最後の変身 上 バルザック「人間喜劇」セレクション

オノレ・ド・バルザック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784894342088
ISBN 10 : 4894342081
フォーマット
出版社
発行年月
2000年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,440p

内容詳細

『幻滅』で出会った闇の人物ヴォートランと美貌の詩人リュシアン。彼らに襲いかかる最後の運命は。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • みつ さん

    『幻滅』に続く大長編の上巻。「シビレエイ」という物凄いあだ名を持つ娼婦エステルのリュシアンへの愛と、辣腕の老銀行家ニュシンゲン男爵のエステルへの恋慕が交錯する一方、相変わらずどうしようもないリュシアンは公爵家令嬢との結婚を目論む。ここに彼らを手玉に取るヴォートランと配下の女、敵対する密偵たちが絡み、悪人たちの画策と暗躍は複雑を極める。終わり近くは怒涛の展開。エステルの思わぬ係累が明らかになり、悪人たちの運命も加速する。前作でリュシアンの蕩尽に散々な目に遭わされた妹夫婦も再登場。先の読めないまま下巻に続く。

  • H2A さん

    実質の主役は神父に化けたコラン。彼の最後の暗闘を描く。リュシアンと恋人エステル、ニュシンゲン、コランタンと脇役も強力。「おまえたちの夢は終わった」とコランが若い二人に宣告した後は悪夢のような展開。コランはリュシアンを操り、「おまえはわたしの作品」と言い同性愛も匂わせる濃密な関係に。リュシアンは追いつめられ自殺。が、コランは死闘を続け、「恋人」の死も踏み台にして警察に地位を得る。作者はリュシアン、エステルの純愛を天で成就させ救いのない地上の番人をコランに託した。バルザックの大傑作。

  • saeta さん

    幻滅に続けて。文才もそこそこあろうかと思うリシュアンであったが、詩人及びジャーナリストへの道は断ち切り、浮世離れした優柔不断な暮らしぶりで、どうにも感情移入がしづらいキャラだ。幻滅のラストで出て来た謎のスペイン人神父、既視感を感じながら読んでいたが、随分と昔に読んだゴリオ爺さんに出て来た奴だった。色々な作品と繋がっているようだ。

  • 秋良 さん

    【G1000】相変わらずリュシアンはクズで、詰めが甘かったり虚栄心に負けたり小物感が半端ない。クズのロミジュリよりも不死身と元警察の暗闘が楽しい。

  • ラウリスタ〜 さん

    前半はとにかく長々しく、全く物語が進まない。娼婦エステルが、主人公リュシアン(金持ちになってパリに凱旋)と付き合っている。それがリュシアンの将来の障害になるとして、ヴォートラン(神父に変装)が彼女を修道院に送ってお淑やかな聖女にする。リュシアンはクロチルド嬢と結婚するためにお金が必要、聖化したエステルを再び娼婦に戻しニュシンゲン男爵から搾り取る作戦。(ホストとキャバ嬢カップルかな?)ところが上の最後の10ページで、一行ごとに一人が死ぬくらいのあっけないドタバタ。これ正直相当完成度低いと思うんですけど。

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オノレ・ド・バルザック

1799‐1850。フランスの小説家。トゥール生まれ。8歳からの6年間、寄宿学校に入れられる。17歳で代訴人の事務所に見習いとして入り、パリ大学法学部に通う。このころから文学者を志し、20歳のころパリ市内の屋根裏部屋に住んで小説を執筆し始める。人間を観察し、その心理を精密に描きつつ、社会全体をも映し

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