オッフェンバック(1819-1880)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『ホフマン物語』全曲 マルターラー演出、カンブルラン&マドリード王立歌劇場、カトラー、オッター、ブルガーゴーズマン、他(2014 ステレオ)

オッフェンバック(1819-1880)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BAC424
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明

カンブルラン版『ホフマン物語』
クリストフ・マルターラーの独創的な演出
フォン・オッター、カトラー、
ドゥルロフスキ歌手陣にも注目!


マドリード王立歌劇場とシュトゥットガルト州立歌劇場の共同制作。指揮者カンブルラン独自の視点をとり入れた版を使った『ホフマン物語』の映像。演出は斬新な手法を用いるクリストフ・マルターラー。演劇畑出身らしく、独特の動き、台詞回しなど、音楽プラス・アルファの魅力を演出しています。
 さらに、ニクラウス役にアンネ・ゾフィー・フォン・オッターとスター歌手も登場するなど歌手陣にも要注目。飲んだくれの詩人ホフマン役のエリック・カトラーは、美しい声のリリック・テノールとして近年注目されており、メトロポリタン・オペラ、ザルツブルク音楽祭にも出演。今回も安定した歌唱を披露しています。オランピア役のアナ・ドゥルロフスキは、華々しいコロラトゥーラ・ソプラノ。高音のパッセージを超絶的に歌い上げ観客を魅了しています。『ホフマン物語』の新たな魅力を知ることのできる上演です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』全曲


 エリック・カトラー(ホフマン:テノール)
 アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(ミューズ、ニクラウス:メゾ・ソプラノ)
 ミーシャ・ブルガーゴーズマン(アントニア、ジュリエッタ:ソプラノ)
 ヴィート・プリアンテ(リンドルフ、コッぺリウス、ミラクル、ダペルトゥット:バリトン)
 クリストフ・ホムベルガー(アンドレス、コシュニーユ、フランツ、ピティキナッチョ:テノール)
 アナ・ドゥルロフスキ(オランピア:ソプラノ)
 アルテア・ガリード(ステッラ:ソプラノ)
 ジャン=フィリップ・ラフォン(ルーテル、クレスペル:バリトン)
 マドリード王立歌劇場合唱団
 アンドレス・マスぺロ(合唱指揮)
 マドリード王立歌劇場管弦楽団
 シルヴァン・カンブルラン(指揮)

 演出:クリストフ・マルターラー、ホアキン・ラトケ
 舞台装置、衣裳:アンナ・フィーブロック
 照明:オラフ・ヴィンター
 ドラマトゥルク:マルテ・ウベナウフ
 振付:アルテア・ガリード
 脚本:ジュール・バルビエ
 新版:シルヴァン・カンブルラン、クリストフ・マルターラー

 収録時期:2014年5月
 収録場所:マドリード、テアトロ・レアル(ライヴ)

 収録時間:193分
 画面:カラー、16:9、1080i Full HD
 音声:PCMステレオ、DTS-HD MA 5.1
 字幕:英仏独西
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。

ユーザーレビュー

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現代的演出だが音楽+演劇として、これもあ...

投稿日:2019/02/03 (日)

現代的演出だが音楽+演劇として、これもありな感じがした。冒頭、指揮者が登場して、幕が開いても、音楽が鳴らない。カフェ(バー)+文化施設みたいな舞台(上演地マドリードの有名な施設を模しているようだ)で、スパランツァーニ博士が観光客を案内している?その中に心ここにないようなホフマンもいる(難民申請者用のガウンを着せられているという設定みたい)。これが2、3分続いた後にやっと、隅のバーて呑みつぶれているミューズ/ニクラウスにスポットが当たって、序奏が鳴る。オッターはミューズ/ニクラウスとしては年がいっているのを隠そうともせず、くたびれた風情で歌い出しズボン役のズボンを履こうとしても、途中で止めてしまう。ウェイターのパントマイムは転げてばかりで決して飲み物をサーブできない。傍らでは退屈しきった客たちが全裸のモデルをスケッチしている。どうやら全員が福祉の対象のような、脱力しきった世界、アンチ・ロマンな現代的演出らしいと判ったところでお手上げな人も多いかもしれないが(ボーナストラックのメイキングも付属ブックレットにも説明がないのは不親切過ぎる)、指揮者のタクトは演劇的な動きをよく汲んだ緩急自在さがあり、サウンドとしては聴き応えがある。種明かしとしては、施設全体がスパランツァーニ博士がリモコンでオンオフしている世界のようであり、役者が演じるステラが随所に登場して、ホフマンの一方的な愛情の意のままにならないヒロインたちの代理のように、最後は男たちがつくりあげてきたもの全てに無効宣言するようなスペイン語の詩を投げつける。オランピアもアントニアも死なない(オランピアは女優に目覚めたのか幕の前でお辞儀して去る、アントニアは座ってるだけ…)。アントニアとジュリエッタが一人二役なのは同じ女性の聖性と魔性を露にして分かりやすい。不思議な演出でも、ホフマン物語を見慣れてきた人には見所の多い舞台。ただ、新バージョンを謳いながら、基本はエーザー版のアレンジのようであり、後半になるほどゾクゾクする新味は薄れ、ジュリエッタの幕の意味不明さを補う演出的工夫は乏しい。ホフマンは上手いが伸びやかなハイトーン、すらっとした堂々たる体躯の男では演出とミスマッチ感あり。リンドルフ/ミラクルはラテン風の色悪男でどうかと思ったが、常に舞台の背後で出る機を窺いながら四役を少しずつ変えて見事に歌いこなしているのは流石と思った。またオッターの老いには最初がっかりするが、最後まで見て欲しいとも。

notabene さん | 東京都 | 不明

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