オケゲム、ヨハネス(c.1410-1497)

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SACD 輸入盤

オケゲム:レクィエム、セレンセン:レクィエム断章 ヒリアー&アルス・ノヴァ・コペンハーゲン

オケゲム、ヨハネス(c.1410-1497)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
6220571
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明


オケゲム:レクィエム、ソレンセン:レクィエム断章
ヒリアー&アルス・ノヴァ・コペンハーゲン


ポール・ヒリアー2度目となるオケゲムのレクィエムが登場。対位法による最古のレクィエムとして知られるオケゲム[1410-1497]のレクィエムは、1461年に書かれており、緻密な書法と豊かな響きが印象深い傑作。  ヒリアーは今回、組み合わせとして、聖歌とデンマークの作曲家ベント・ソレンセン[1958- ]の宗教作品などを選び、ミサの流れを大きく拡大、途中で作品の可能性を広げるような変化をもたらすことに成功しています。

【ポール・ヒリアー】
ヒリヤード・アンサンブルの創設者として有名なイギリスのバリトン歌手で指揮者のポール・ヒリアーは、1990年に「シアター・オブ・ヴォイセズ(ヴォイシズ)」を結成、21世紀に入ると北欧との絆が深まり、2001年、エストニア・フィルハーモニー室内合唱団の芸術監督兼首席指揮者に就任、翌2002年には、コペンハーゲン大学音楽学部の名誉教授に任ぜられ、アルス・ノヴァ・コペンハーゲンの音楽監督に就任しています。

【収録情報】
・ソレンセン:レスポンソリウム−神よ、われを思い出したまえ
・オケゲム:入祭唱
・オケゲム:キリエ
・聖歌:続唱−「みいつの大王よ」−ソレンセン:続唱「思い出したまえ」−聖歌:続唱「正しき裁判官よ」
・ソレンセン:涙の日
・オケゲム:昇階唱
・オケゲム:詠唱
・ソレンセン/オケゲム/モンテヴェルディ:聖なるかな
・ソレンセン:祝福あれ
・聖歌:神の羊
・オケゲム:奉献唱
・ソレンセン:楽園にて

 アルス・ノヴァ・コペンハーゲン
 ポール・ヒリアー(指揮)

 録音時期:2006年8月、2011年3月
 録音方式:96kHz/24bit Digital(セッション)
 Recording producers: Preben Iwan, Claus Due and Mikkel Nymand
 Sound engineers: Preben Iwan and Mikkel Nymand
 SACD mastering: Preben Iwan
 SACD Hybrid

収録曲   

  • 01. Responsorium: Memento Mei Deus
  • 02. Introitus
  • 03. Kyrie
  • 04. Sequentia: Rex Tremendae - Recordare Jesu Pie - Just Judex
  • 05. Sequentia: Lacrimosa
  • 06. Graduale
  • 07. Tractus
  • 08. Sanctus
  • 09. Benedictus
  • 10. Agnus Dei
  • 11. Offertorium
  • 12. In Paradisum

ユーザーレビュー

総合評価

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【曲について】オケゲムのこの曲は、5曲と...

投稿日:2012/07/27 (金)

【曲について】オケゲムのこの曲は、5曲ともそれぞれ個性が際立っていて、素晴らしいものだと思います。特にTractusの声部がからみあって天使が飛び交うような曲想からOffertoriumの厳しく激しい曲想(特にバス声部の動きには驚かされます)に至るあたりは、何度聞いても新鮮です。 【演奏について】過去のPCAやヒリアードのものと比べて、起伏・ふくらみが増して、音楽的に豊かになったと言えます。女声の起用も音色の広がりに一役買っているでしょう。一方で、透明感も素晴らしいです。 【アルバムについて】現代曲と古典を単に並べただけでなく、全体を一つの曲としてとらえて演奏されているように思います。たとえば、Offertoriumから最後のセレンセンの曲に至る流れなど、非常に見事ですし、神秘的なセレンセンの曲と、くっきりと対位法的なオケゲムが対比されて、オケゲムの曲の魅力がよりはっきりと感じられます。ルネサンス期の初期に作られたこの曲が、現代の曲としてよみがえった・・・そんな名盤です。

OTTO さん | 東京都 | 不明

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圧倒的な名演と言えるのではないでしょうか...

投稿日:2012/07/07 (土)

圧倒的な名演と言えるのではないでしょうか。Paul Hillier/ The Hilliard EnsembleのOckeghem/Requiemは、古のPCAと並んで、オケゲムのこの傑作の古典的名盤であり、未だに超えるものの無い決定盤と言ってもよいものでした。Paul Hillierにとって2度目のOckeghem/Requiemは、男性のみで少人数による線の完璧な明晰さを実現したHilliard Ensembleのものと対照的に、女声がかなりの比重を占め、やや多人数によっています。当然、各声部の明晰さではHilliard Ensembleには及びませんが、それでも声部の独立性が完璧に保たれしかもそのバランスの理想的で明晰なことは、さすがです。しかしながら、最も重要なことは、Ockeghemの音楽の細部に至るまで、その旋律とリズムの意味付けを考え抜き、明らかにした結果、西洋音楽史上おそらく最も複雑で難解とされているOckeghemの音楽から、魂の底から揺さぶられる人間的感動を引き出していることで、やはりPaul Hillierという、歴史に残る古楽指揮者でなければなし得ないことと思いました。Introitusの終結部や、Offertoriumなど、あまりの感動に恍惚となってしまいます。Hilliard Ensembleの旧盤と事なり、グレゴリオ聖歌でなく、現代作曲家の聖歌と組み合わせていますが、実験的色合いは感じるものの、決して違和感はなく、Ockeghemの傑作の演奏法としては十分成立し得るものと思いました。長らく出会ってなかった、Ockeghem/Requiemの名演として、お薦めしたいと思います。

mimi さん | 兵庫県 | 不明

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