エーブラム・デーヴィドソン

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どんがらがん 奇想コレクション

エーブラム・デーヴィドソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309621876
ISBN 10 : 4309621872
フォーマット
出版社
発行年月
2005年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,428p

内容詳細

唯一無比の異色作家デイヴィッドスンの短篇を、彼を「もっとも偏愛する作家の1人」と言う殊能将之が編んだ傑作選。超兵器「どんがらがん」をめぐるピカレスクでスラップスティックな表題作ほか全16篇収録。

【著者紹介】
アヴラム・デイヴィッドスン : 1923年、ニューヨーク州生まれ。空前絶後の受賞歴を誇る、唯一無比の異色作家。「物は証言できない」でEQMM短篇小説コンテスト第一席、「さもなくば海は牡蛎でいっぱいに」でヒューゴー賞、「ラホール駐屯地での出来事」でMWA賞、The Enquiries of Doctor Eszterhazyと「ナポリ」で世界幻想文学大賞を、それぞれ短篇部門にて受賞。86年、世界幻想文学大賞生涯功労賞受賞。93年、七十歳で死去

殊能将之 : 1964年、福井県生まれ。名古屋大学理学部中退。99年、『ハサミ男』にて第十三回メフィスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sin さん

    GW恒例のイベント【奇妙な味海外読書会’18】で、手に取った一冊ですが、奇妙…と、云うより絶妙!なにより物語を語り過ぎないその手法は、どの作品に於ても主人公の置かれた立場、状況、結末まで受け手の読解力を刺激して複雑で深い余韻を醸し出している。特に結末のシニカルな落ちは自虐的ではあるが、誰もが皆、共有する人生という不確実な航海を俯瞰するかのような趣を持って、記憶に刷り込まれていくように感じた。

  • ミツツ さん

    カッコつけて、大変面白かった!と言いたいところですが私なりの理解の程度で面白かったと言ってはファンの方々に失礼かと不安になるような面白さだったと言う事にします。でも解説では殊能将之氏が「よくわからなくても、無気味な展開とカーニヴァル趣味を楽しめばいい」と仰ってるので、受け止め方は自由よねとホッとしてとても素敵な作品だったのがわかりました。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    世にも奇妙でブラックな物語たち。人間とゴーレムの噛み合っていない会話にクスリと笑わされる「ゴーレム」、立場の逆転にニヤリとした「物は証言できない」、寓話的で淫靡で残酷なファンタジー的な「尾を繋がれた王族」、痛快な「グーバーども」、幻想的な文章に仄めかされた状況にぞっとした「ナポリ」がお気に入りです。

  • ミツ さん

    とにかく変てこである。SFあり、ミステリーあり、ファンタジーあり、小粋でありながらもブラックなユーモア、人情味溢れる話があったかと思えば、不気味で不穏な怪作があり、煌びやかで幽玄な衒学満載の幻想小説が続くという、さながらおもちゃ箱のような作品集であった。特に良かったのはユーモラスな「ゴーレム」切ない余韻を残す「さあ、みんなで眠ろう」幻想描写に幻惑される「そして赤い薔薇一輪を忘れずに」異国情緒あふれる「ナポリ」巻末に収録されている編者である殊能将之による解説もその偏愛ぶりが感じられてよい。

  • 宇宙猫 さん

    ★★★ 落ちが皮肉というかブラックで面白い話もあれば、イマイチ??なのもあって、半分くらいしか読めなかった。

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