【中古:盤質A】 『エニグマ』変奏曲　バーンスタイン＆ＢＢＣ交響楽団（１９８２）（＋リハーサル風景）

エルガー：『エニグマ』変奏曲（コンサート本番＆リハーサル）
バーンスタイン＆ＢＢＣ交響楽団

「私は今、テレビ映像のために、実際の演奏のライブラリーを構築したいと思う。私はレコーディングがとても好きだ。なぜならば、普段のコンサートでは注意を向けさせるのが不可能な部分までを、あなたがたに伝えるための方法が数多くあるからだ」
　1970年のグラモフォン誌でバーンスタインはこのように語っています。
　1930年にエードリアン・ボールトによって創設されたＢＢＣ交響楽団は、英国放送協会が所有する放送オーケストラの一つですが、1950年にボールトが首席指揮者の地位を退いてからは、数多くの名指揮者がその地位を受け継ぎ、また客演指揮者としてもトスカニーニを始めとした錚々たる指揮者が顔をそろえています。
　さて、バーンスタインは、このオーケストラとの初顔合わせから遅刻し、また謝罪もしなかったというのですから、両者の関係は極めて前途多難なものになることが予想されました。しかし実際にリハーサルが始まると、バーンスタインの強烈な解釈と情熱的な指揮は、たちまちオーケストラを魅了し、純粋で高貴な音楽が紡ぎ出されてきたのです。彼らの『エニグマ』はLP時代から名演として通っていますが、その「名演」が生まれるまでのプロセスを、このリハーサル映像はつぶさに見せてくれているのです。これは、バーンスタインとＢＢＣ交響楽団との唯一の映像であり、真の音楽が生まれる瞬間をとらえた貴重なものでもあります。インタビューの部分には、嬉しい日本語字幕付きです。（ICA CLASSICS）

【収録情報】
・エルガー：創作主題による変奏曲 op.36『エニグマ』

　BBC交響楽団
　レナード・バーンスタイン（指揮）

　収録時期：1982年4月14日
　収録場所：ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール（ライヴ）

（ボーナス映像）
・『エニグマ変奏曲』のリハーサル風景とバーンスタインへのインタビュー
　収録時期：1982年4月
　収録場所：BBCオムニバス・スタジオ
　字幕（インタビュー部分）：仏、独、日

　収録時間：65分
　画面：カラー、4:3
　音声：Stereo
　NTSC
　Region All