エリック・マコーマック

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パラダイス・モーテル

エリック・マコーマック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488016012
ISBN 10 : 4488016014
フォーマット
出版社
発行年月
1994年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
218p;20

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読書メーターレビュー

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  • nina さん

    デビュー作である短篇集『隠し部屋を査察して』に収録されている一篇から、登場人物のその後を描く形で長篇として物語を拡大させた作品だと思うのだが、本書の方が先に翻訳されたのか、訳者あとがきにその旨の説明はない。彼のどの作品にも共通する奇想のイメージが随所に織り込まれており、油断するとそのおぞましい光景が脳裏に焼き付けられ直後に胃のむかつきをおぼえるほどだが、観察者である主人公のクールな渋いテンションの語り口と、彼と恋人との形而上学的な会話に惑わされつい何度でもつい引き戻されてしまう。

  • 三柴ゆよし さん

    「わたしはわたしではない。哀れなわたしの物語よ」。「わたし」とは、いささかのトートロジーを承知で言及すれば、「わたし」のなかに「埋めこまれた」無際限の物語の集積にすぎないだろう。「わたし」を形作る物語を求めるこの物語は、畢竟「わたし」を求め見出すための物語であるが、実のところ、その「わたし」というのは物語のなかにのみ存在し、回収されるものなのだから、この結末はむしろ必然といえよう。小説としての出来はけして完璧とはいいがたいが、ひとつの真理をたしかに射止めているという点において、稀有な小説である。

  • 桜子 さん

    ダニエルの章だけでも十分すぎるくらい満足した。 熟れすぎた南国果実のしつこい甘ったるさや刺激臭に似た奇想。不確かな連続性をもったその世界にいつまでも耽っていたくなる。しかしそのままでは人として堕落してしまうのは必定。エピローグによって夢破れるのは不快だが諦めなくてはならない。そんな凡人の嘆息を察知して先んじてなだめ役を買って出てくれた風間賢二氏の解説には得るところが多く感謝しきり。「人の話すことのほとんどすべてがカモフラージュか、ひょっとすると鎧か、さもなければ傷に巻いた包帯にすぎないとは。(エズラ談)」

  • mejiro さん

    「パタゴニアの悲しい物語」に登場する4人の子供たちが謎として再び現れ、主人公は彼らの消息を追う。『隠し部屋を査察して』とリンクする構成がユニーク。いったい何を読んでるんだろう?と、読みながら我にかえるほど奇妙な読書体験だった。知識や効用とは無縁で、ある意味、小説の純粋で贅沢な愉しみを味わえると思う。結末は賛否が分かれそう。まあ、話の発端が発端なので…。解説がよかった。本書はマジックリアリズムの系譜に連なるらしい。このジャンルは理解不能かと思ってたので、読めてよかった。

  • すけきよ さん

    奇妙な四人の語り手が語る、四兄妹の奇妙な死。そのそれぞれに『隠し部屋を査察して』に出てきた短篇がちょっとずつエピソードとして使われている。そんなわけで、『隠し部屋を査察して』を読んだ後だと、ちょっとインパクトは薄いかも。それでも、Aさんが語るBさんが語るCさんの話、という信用度がどんどん薄れていく構成と、やはり、切除、切開をテーマにしたグロテスクなエピソードの数々はかなり好み。結構気分悪くなります(笑)

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人物・団体紹介

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エリック・マコーマック

1940年、スコットランド生まれ。グラスゴー大学を卒業後、1966年にカナダに移住。その後、セントジェロームズ・カレッジで教鞭を執りながら、創作活動に入る。カレッジ引退後の現在もカナダ在住。『パラダイス・モーテル』が長編第一作

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