1932年英国ロンドン生まれ、39年に一家で米国に移住、42年に『There's One Born Every Minute』で子役としてデビューし、以後、子役として『緑園の天使』(44年)、『若草物語』(49年)などで脚光を浴び、『花嫁の父』(50年)『陽のあたる場所』(51年)『ジャイアンツ』(56年)などの名作への出演、『愛情の花咲く樹』(57年)『熱いトタン屋根の猫』(58年)『去年の夏 突然に』(59年)では3年連続アカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、トップ女優の座を不動のものとし、「ハリウッドで最も美しい女優」などと賞賛されファンを魅了する。 『バターフィールド8』(60年)と『バージニア・ウルフなんかこわくない』(66年)で2度のアカデミー賞主演女優賞を受賞、スペクタクル大作『クレオパトラ』(63年)や『いそしぎ』(1965年)など、ハリウッド黄金期に最も活躍した女優のひとりであり「リズ」の愛称とともに愛された。