エラリー・クイーン

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Xの悲劇 新潮文庫 改版

エラリー・クイーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102137017
ISBN 10 : 4102137017
フォーマット
出版社
発行年月
1983年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
16cm,426p

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読書メーターレビュー

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  • レアル さん

    まるで映像でも見ているような情景描写。今読むと時代的に古い検証などもあるが、読みやすさ、テンポの良い展開で一気読み。そして真相にたどり着く物語を一緒に楽しんだ。おかしいなぁ。。高校生の時読んだ事があるのにほとんど覚えていない!実家に帰った際に私の本棚にある中からこのシリーズ4冊を持ち帰り久しぶりに読み返そうと思い立つ!次巻へ進もう!

  • ちはや@灯れ松明の火 さん

    音を失った耳は聞こえない声を拾い、老いを感じさせない眸は隠された真実を見抜く。雨に覆われた満員電車、夜を泳ぐ渡し船、闇を切り裂き走る汽車、時間軸と空間軸の交わる点で起こる事件。多くの恨みを買う仲買人、謹厳実直な車掌、無罪を勝ち得たばかりの男、彼らを繋ぐ共通項は見えない敵。毒殺、圧死、銃撃、華やかな舞台上で数多の悲劇を演じてきた。愛憎、金銭、怨恨、人が悲劇を生み出す様を憶えてきた。未知数Xとは何か、虚構の世界を退いた老俳優が触れた生身の悲劇。導き出されたXの絶望が、慟哭が、覚悟が、彼にだけは聴こえていた。

  • chimako さん

    長い長いお芝居を観たような感覚。クイーン初読み。情景描写と状況説明が多いのは翻訳物によくあることだけれど、訳されたのが1958年、今から半世紀以上前であるからして現在殆ど使われない言葉や物の名前、言い回しに往生した。が、ストーリーは引き込まれる力があり、謎解きも面白くさすが世界中で読まれるだけのことはあるとうなづいているところ。当てにならない警察を切れ者の探偵が出し抜くストーリーは日本にもたくさんある。その原型とも言うべき作品に接することができて満足。「Y」が面白いという読者が多い。楽しみは続く。

  • Tetchy さん

    事件は衆人環視の満員電車の中での殺人、また乗客の多数乗った連絡線からの墜落死とモダンな感じはするものの、レーン氏の風貌、文体などからもこれぞ古典本格ミステリといった風合いが漂う。こういうガジェット趣味は現代の新本格ミステリに通ずる趣向であり、読んでて非常にワクワクした。本作のタイトル『Xの悲劇』の「X」の意味について、作者はきちんと答えを用意している。その正体はなるほどね、という軽い意味合いのものではあるが、雰囲気や字面だけで題名をつける作品が多い中、こういう誠実さは非常に好感が持てる。

  • みなみ さん

    ニューヨーク路面電車内で発生した殺人事件について、検事と警察から元俳優のレーンに捜査協力が依頼される。再読だったが、犯人の正体が分かるシーンには唸らされる。客観的な証拠から論理的に犯人を絞り込んでいく過程はお見事で、何度読んでも面白い。探偵役のレーンが元俳優であることから、変装したりと茶目っ気がある振る舞いをするのもアクセント。90年前の作品とは思えない、色褪せない名作。

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エラリー・クイーン

1905年ニューヨーク生まれ。同い年のいとこ、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共同のペンネーム。「エラリー・クイーン」のシリーズや、バーナビー・ロス名で書いた『Xの悲劇』『Yの悲劇』などが有名

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