エドワード.シルヴェスター・モース

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日本その日その日

エドワード.シルヴェスター・モース

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062921787
ISBN 10 : 4062921782
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大森貝塚の発見で知られるモースは、東京大学教授として滞在する間、膨大なスケッチと日記をのこしていた。その記録には、科学者の鋭敏な視線と、異文化を楽しむ喜びが満ちている。明治初期の文化風俗を語る際に欠かせない重要資料であり、なおかつ、読んで、見て楽しい日本滞在録。

目次 : 一八七七年の日本―横浜と東京/ 日光への旅/ 日光の諸寺院と山の村落/ 再び東京へ/ 大学の教授職と江ノ島実験所/ 漁村の生活/ 江ノ島での採集/ 東京の生活/ 大学の仕事/ 大森に於ける古代の陶器と貝塚/ 六ケ月後の東京/ 北方の島 蝦夷/ アイヌ/ 函館及び東京への帰還/ 日本のひと冬/ 長崎と鹿児島とへ/ 南方の旅/ 講義と社交/ 一八八二年の日本/ 陸路京都へ/ 瀬戸内海/ 京都及びその附近での陶器さがし/ 東京に関する覚書/ 鷹狩その他

【著者紹介】
エドワード.シルヴェスター・モース : 1838年アメリカ・メイン州生まれ。動物学者。進化論の観点から腕足動物を研究対象に選び、1877年に来日。その折、東京にて大森貝塚を発見する。その後、文部省に請われて東京大学理学部の教授を2年間務める。日本に初めてダーウィンの進化論を体系的に紹介したことでも知られる。1925年没

石川欣一 : 1895年生まれ。ジャーナリスト・随筆家・翻訳家。モースに教えを受けた石川千代松の子。自身も、アメリカ・プリンストン大学留学中にモースの知遇を得ている。1959年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • HANA

    大森貝塚発見で有名なモースの日本滞在記。大森貝塚がクローズアップされる著者だが、学界設立や陶器収集、日光、関西への旅行と精力的に活動しているなあ。日本贔屓で贔屓の引き倒しみたいなところもあるが、著者の柔らかな人格が合間から漂ってくるような文章で、明治日本の庶民の静かな暮らしとあいまって読んでいて実に気持ちが落ち着くよう。『逝きし世の面影』もそうだけど、暗黒面もあるはずなのに明治の庶民の暮らしぶりを見ると、知足という言葉が思い浮かぶ。ほんの150年前の事なのに、我々はずいぶん遠くに来たように思えた。

  • Miyoshi Hirotaka

    モース博士が滞在した期間は、西南戦争や壬午事変が起きたように国内外が騒がしい時代。にもかかわらず、科学者としての鋭敏な視線と、異文化を楽しむ喜びが文面に満ちている。街が清潔なこと、人々が正直なこと、道具に意匠がこらされていること、農家であってもそのようなものに溢れていることなどが書かれている。このちょっと前は、生麦事件があったように攘夷論が大勢。それが、急速に変わり、外国人が安心して旅ができるようになった。さらに、英語に堪能な人材の育成にも成功。博士の研究を助けた。彼らなしには生まれなかった記録でもある。

  • ホークス

    明治十年に来日し、大森貝塚を発見した米国人生物学者モースによる日本滞在記。戦前の訳なので少し読みにくいが、日本に対する大らかで優しい眼差しに驚く。繰り返し述べられるのは、日本人が礼儀正しく正直できれい好きであること、家屋が解放的で町が清潔であること、動物へのいたわり、生活に根付いた趣味の良さなど。今の日本がどうかはさておき、読むほどに著者の高潔な人柄と、素朴な好奇心が偲ばれる。解説にある通り、「古きよき日本」を愛したモース自身が「古きよき時代の善良なアメリカ人」であったと思いたい。

  • Sakie

    原題「Japan Day by Day」。大森貝塚を発見したモース氏はそもそも腕足類研究のために来日し、標本採取がてら南へ北へと風物や人々の暮らしを見聞するうちに親日家になった。いかにもアメリカ人な風貌のモースさんを見た日本人の描写は私から見ても微笑ましい。乗っていた人力車を降りて、他所の荷車を坂の上に押しあげるのを手伝う。正体不明の料理でも出されれば食べる。能の謡を正座して習う。日本人の無邪気とモースさんの好意が呼応している。好んで来日してくれる人々は、現代でもそういう"日本らしさ"を感じるのだろうか。

  • かもすぱ

    大森貝塚で有名なアメリカ出身動物学者モースの日本滞在日記。日記が始まるのが明治10年くらいだから、イザベラ・バードと同じ頃から始まって、終わりはもうちょっと後の話になります。東京の他にも日光に行ったり、北海道に行ったかと思えば、鹿児島にも行ってる。文明開化の頃の日本の文化について、ちょっと贔屓目な記述が多いと思われるけど、外国人から見た客観的な評価が面白い。モース先生の素朴なスケッチが多い(100を超える図)のもいい。

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