エクルンド:交響曲集
スウェーデン出身の作曲家ハンス・エクルンドの交響曲集。1947年から1952年まで、王立音楽院でラーシュ=エリク・ラーションに指導を受け、ベルリンとローマに留学し作曲家として活動を始めたエクルンド。ダルムシュタット夏季現代音楽講習会で、スウェーデン人として初めて作品が演奏され注目を集めましたが、最後まで無調を採用することはありませんでした。彼は生涯に13曲の交響曲を書き、第4番を除く全ての作品にイタリア語のタイトルを付しています。
このアルバムには、バルト海周辺の風光明媚な「ゴットランド島」の風景と民謡に触発された豊かな響きをもつ第3番、破壊的な戦争を主題とし、全体的に暗い雰囲気が支配する、鋭いリズムが特徴的な第5番、「シンフォニア・ピッコラ(小さい交響曲)」と題されているものの、実質上、彼の最長の作品の一つであり、恩師ラーシュ=エリク・ラーションへの追悼の意も込められている第11番、この3つの交響曲が収録されています。(輸入元情報)
【収録情報】
エクルンド:
● 交響曲第3番『シンフォニア・ルスティカ』(1967-68)
● 交響曲第5番『クアドリ』(1978)
● 交響曲第11番『シンフォニア・ピッコラ』(1995)
ノールショピング交響楽団
ヘルマン・ボイマー(指揮)
録音時期:2016年
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)