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ウルシュプルフ:交響曲、ピアノ協奏曲
850年フランクフルトに生まれたアントン・ウルシュプルフは、フランツ・リストの直系弟子であるイグナーツ・ラハナーとヨアヒム・ラフに師事、ワイマール楽派の流れを汲む作品を多く残した作曲家。クララ・シューマンとブラームスとも親交があり、またフランクフルトにラフが創立した音楽学校で教師として働き、教育者としても多大なる功績を遺しました。作曲家としてはピアノ独奏曲から大管弦楽曲、2つのオペラ、室内楽、合唱作品など数多くの作品を発表、また亡くなる年にはグレゴリオ聖歌の復元にも携わっています。生前は後期ロマン派の提唱者として国際的に認められていましたが、没後はすぐに忘れられてしまいました。21世紀になってようやく、オペラ「全ての物事において最も不可能なこと」やピアノ曲などの一部の作品が演奏、録音され注目を集めましたが、このアルバムに収録されたピアノ協奏曲と、交響曲は世界初録音となります。ピアノ協奏曲は、リスト作品と同じ変ホ長調で書かれていますが、その作風はかなり違い、どちらかというとシューマンを思わせる重厚な響きを持っています。また交響曲はベートーヴェン風であり、ドイツの伝統を受け継いだ知られざる名作です。(輸入元情報)
【収録情報】
Disc1
ウルシュプルフ:
1. ピアノ協奏曲変ホ長調 Op.9
Disc2
2. 交響曲変ホ長調 Op.14
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ:1)
北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
ゲオルク・フリッチュ(指揮:1)
マルクス・ボッシュ(指揮:2)
録音時期:2009年、2006年
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)