CD 輸入盤

ウォルトン/コレクターズ・エディション(12CD限定盤)

ウォルトン(1902-1983)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4408582
組み枚数
:
12
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ウォルトン/コレクターズ・エディション(12CD)
管弦楽・室内楽からオペラまで網羅!


生誕110年を迎えたイギリスの作曲家、ウィリアム・ウォルトンの限定ボックスが、EMIコレクターズ・エディション・シリーズから登場。先にブリティッシュ・コンポーザーズ・シリーズから5枚組ボックスがリリースされていましたが、今回のセットはその拡大ヴァージョンともいうべき12枚組の大規模なものとなっています。
 ウォルトンの基本を押さえるには5枚組ボックスが、映画も含めた全貌に迫るには12枚組ボックスが向いていますが、両セットは同一曲でも演奏者の異なるものが多いため、解釈比較用に両方揃えるというマニアックな選択肢もあるかも知れません。

【ウォルトン】
ウィリアム・ウォルトン[1902-1983]は、20世紀を代表する英国作曲家のひとりで、巧みなオーケストレーションと大胆な表現力により、非凡な魅力に富む作品を残しています。
 ウォルトンは若い頃は、無調の手法も使ったりしていましたが、さまざまな作曲家との交流のうち、伝統的な調性音楽の延長上にあるネオ=ロマン主義ともいうべき領域で自身のスタイルを確立、大編成のオーケストラを多用し、聴きごたえある音楽を数多く作曲しました。
 21歳で発表した『ファサード』により「恐るべき子供」と評され名を上げたウォルトンは、その後、弦楽四重奏曲や『ポーツマス岬』などで着々と海外での知名度も高め、やがて大成功作となった『ベルシャザールの饗宴』では、かのカラヤンも「今世紀で最も優れた合唱作品」と称えるなど、広範囲から認められることとなります。

【Disc1 交響曲】
第二次世界大戦前の不穏な状況も反映したとされる交響曲第1番は、若きウォルトンの情熱あふれる作品で、迫力と求心力を感じさせながらも明晰な楽想展開が魅力的な内容。このセットでは、ベルナルド・ハイティンク指揮フィルハーモニア管による演奏が収録されています。
 1960年に完成した交響曲第2番は、ウォルトンの高度な作曲技法が凝縮されたような雰囲気もある作品で、複雑な調性に加え、無調まで登場する手法は非常にテクニカル。ここではプレヴィン指揮ロンドン響による演奏で、美麗な音響をも楽しむことができます。

【Disc2 協奏曲】
1929年、若きウォルトンがヴィオラの巨匠ライオネル・ターティスのために書いたヴィオラ協奏曲は、残念なことにターティスからは認められなかったものの、友人だったヒンデミットにより擁護され初演されることになったという作品。現在ではヴィオラ奏者の定番レパートリーとなっているほどの傑作。ここでは、ナイジェル・ケネディがソロを受け持ち、プレヴィン指揮ロイヤル・フィルと共演した演奏で収録しています。
 1939年に書かれたヴァイオリン協奏曲はハイフェッツからの委嘱作で、創作段階からハイフェッツが大きく関与、明快なヴィルトゥオジティにあふれた痛快な音楽に仕上がっています。名女流イダ・ヘンデルがパーヴォ・ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団と共演した演奏で収録。

【Disc3〜7 管弦楽曲、チェロ協奏曲】
ウォルトンの人気分野である管弦楽曲。出世作となった『ファサード』は、もともとはオックスフォード大学時代の友人の姉の詩の朗読のための伴奏音楽として書かれた器楽アンサンブル作品でしたが、後年、オーケストラのための2つの組曲に編み直され、ポピュラーで印象的なナンバーの数々が、管弦楽曲としてより広く親しまれるようになりました。このセットでは両ヴァージョンを楽しむことができます。
 ウォルトンの作品中、最も有名とされるのが、1937年に英国王ジョージ6世の戴冠式のための『王冠』と、1953年に英国女王エリザベス2世の戴冠式のために書かれた『宝玉と勺杖』という2つの行進曲。エルガーの『威風堂々』を彷彿とさせながらも独自の魅力を感じさせる行進曲の名曲で、現在も頻繁に演奏されています。
 序曲『ポーツマス岬(ポーツマス・ポイント)』もよく演奏される有名曲。ポップで軽快、明るい楽想がリズミカルに示される名曲。
 喜劇的序曲『スカピーノ』はどこか『ティル・オイレンシュピーゲル』を思わせる題材に対し、ウォルトンならではの切れの良いスピード感と焦燥感が演出された小気味よい小品。
 1969年に完成した『ベンジャミン・ブリテンの即興曲によるインプロヴィゼーション』は、ブリテンのピアノ協奏曲の主題を用い、彼のクールなイメージをそのままにオーケストラで変容させた作品。
 その他、ここでは映画音楽からの作品も含むウォルトンのオーケストラ音楽を大量に収録しています。

【Disc8 室内楽&器楽曲】
ピアノ四重奏曲ヴァイオリン・ソナタのほか、ギターのための5つのバガテルを収録。Disc7の最後には弦楽四重奏曲も収められており、さまざまなウォルトンの室内作品を楽しむことができます。

【Disc9 合唱曲】
『ベルシャザールの饗宴』は、バリトン、合唱と、別働隊の2組の金管バンド、及び大規模な管弦楽のために書かれた作品で、題材は旧約聖書ダニエル記に得ています。ユダヤの民を捕囚としたバビロニアの王ベルシャザールが、ユダヤの神器を用いて異教徒の神々を讃えてヤハウェを冒涜したため、饗宴ののちにベルシャザールは命を落とし王国は滅亡。ユダヤの民は自由を取り戻すというもの。打楽器と金管が大活躍する野蛮な迫力という点で、オルフの『カルミナ・ブラーナ』にも比肩する面白い作品。
 『ロンドン市の栄誉をたたえて』は、1937年、第2次世界大戦直前に書かれた作品。
『戴冠テ・デウム』は、英国女王エリザベス2世の戴冠式の最後を彩る音楽として1953年に書かれたもので、壮麗で祝典的、無類にかっこいい音楽に仕上がっています。
 『グローリア』は、バターズフィールド合唱協会から創立125周年を記念して委嘱されたもので、宗教曲ながらも祝典的な華麗さが印象的な作品。

【Disc10〜12 オペラ】
1947年にBBCから委嘱され、紆余曲折を経て1954年に完成したオペラ『トロイラスとクレシダ』は、シェイクスピアの悲劇に付曲した作品。
 1966年に書かれた『熊』は、オールドバラ音楽祭の委嘱により、チェーホフの原作を用いて作曲した1幕のエクストラヴァガンツァ(狂想曲)です。(HMV)

【収録情報】
Disc1
・交響曲第1番変ロ短調
 フィルハーモニア管弦楽団
 ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 録音:1981年 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

・交響曲第2番
 ロンドン交響楽団
 アンドレ・プレヴィン(指揮)
 録音:1973年 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

Disc2
・ヴァイオリン協奏曲
 イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
 ボーンマス交響楽団
 パーヴォ・ベルグルンド(指揮)
 録音:1977年 サウザンプトン、ギルド・ホール

・ヴィオラ協奏曲
 ナイジェル・ケネディ(ヴィオラ)
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 アンドレ・プレヴィン(指揮)
 録音:1987年9月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

・ベンジャミン・ブリテンの即興曲によるインプロヴィゼーション
 ロンドン交響楽団
 アンドレ・プレヴィン(指揮)
 録音:1972年 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

Disc3
・『ポーツマス・ポイント』序曲
・喜劇的序曲『スカピノ』
 ロンドン交響楽団
 アンドレ・プレヴィン(指揮)
 録音:1973年 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

・シエスタ
 ノーザン・シンフォニア
 リチャード・ヒコックス(指揮)
 録音:1989年5月 ニューキャッスル、オール・セインツ教会

・弦楽のためのソナタ
 ノーザン・シンフォニア
 リチャード・ヒコックス(指揮)
 録音:1991年1月 ロンドン、聖オーガスティン教会

・チェロ協奏曲
 リン・ハレル(チェロ)
 バーミンガム市交響楽団
 サイモン・ラトル(指揮)
 録音:1991年12月

Disc4
・戴冠式行進曲(1937):王冠
・戴冠式行進曲(1953):宝玉と勺枝
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 エードリアン・ボールト(指揮)

・ヨハネスバーグ祝典序曲
・ブルレスク風カプリッチョ
・スピット・ファイア プレリュードとフーガ
 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 チャールズ・グローヴズ(指揮)
 録音:1969年6月  リヴァプール、フィルハーモニック・ホール

・『空軍大戦略』組曲(コリン・マシューズ編)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 カール・デイヴィス(指揮)
 録音:1986年5月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

・ヒンデミットの主題による変奏曲
 ボーンマス交響楽団
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)
 録音:1988年5月 プール・アーツセンター、ウェセックス・ホール

Disc5
・『ヘンリー5世』組曲
・『トロイラスとクリシーダ』第2幕 間奏曲
・『お気にめすまま』組曲(カール・デイヴィス編)
・英国諸国民の歴史のための行進曲
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 カール・デイヴィス(指揮)
 録音:1986年5月 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

Disc6
・『ファサード』組曲
 フェネッラ・フィードリング、マイケル・フランダース(朗読)
 アカデミー室内管弦楽団のメンバー
 ネヴィル・マリナー(指揮)
 録音:1971年12月 ロンドン、キングズウェイ・ホール

・『ファサード』よりオーケストラのための2つの組曲
・バレエ音楽『賢い乙女たち』
 バーミンガム市交響楽団
 ルイ・フレモー(指揮)
 録音:1976年9月 Bedworth Cicic Centre

Disc7
・『ヘンリー5世』組曲
・オーケストラのためのパルティータ
 フィルハーモニア管弦楽団
 ウィリアム・ウォルトン(指揮)
 録音:1959年2月 ロンドン、キングズウェイ・ホール

・合奏協奏曲第1番
 フィリス・セリック(ピアノ)
 バーミンガム市交響楽団
 ウィリアム・ウォルトン(指揮)
 録音:1945年8月 ダドリー、タウン・ホール

・弦楽四重奏曲イ短調
 ハリウッド弦楽四重奏団
 録音:1949年11月、1950年8月 ハリウッド、メルロース・スタジオ

Disc8
・ピアノ四重奏曲
 ジャニス・グラハム(ヴァイオリン)
 ポール・シルヴァーソーン(ヴァイオリン)
 モレイ・ウェルシュ(チェロ)
 イスラエラ・マルガリット(ピアノ)
 録音:1995年9月 ロンドン、オール・セインツ教会

・ヴァイオリン・ソナタ
 ジャニス・グラハム(ヴァイオリン)
 ジョン・アレイ(ピアノ)
 録音:1995年 ロンドン、コンウェイ・ホール

・ギターのための5つのバガテル
 トム・ケルステンス(ギター)
 録音:1994年9月 St John's Downshire Hill, Hampstead, London

Disc9
・オラトリオ『ベルシャザールの饗宴』
 トーマス・ハンプソン(バリトン)
 クリーヴランド管弦楽団合唱団
 バーミンガム市交響楽団&合唱団
 サイモン・ラトル(指揮)
 録音:1997年7月、10月

・ロンドン市の栄誉をたたえて
 ロンドン交響楽団&合唱団
 リチャード・ヒコックス(指揮)

・戴冠テ・デウム
 フランシス・グリエール(オルガン)
 ウォーチェスター大聖堂合唱団

・グロリア
 バーバラ・ロボサム(メゾ・ソプラノ)
 アントニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
 ブライアン・レイナー・クック(バリトン)
 バーミンガム市交響楽団&合唱団
 ルイ・フレモー(指揮)
 録音:1976年9月 バーミンガム・タウン・ホール

Disc10, CD11
・歌劇『トロイラスとクレシダ』全曲
 リチャード・キャシリー(テノール)
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
 ジェラルド・イングリッシュ(テノール)
 ベンジャミン・ラクソン(バリトン)
 エリザベス・ベインブリッジ(メゾ・ソプラノ)
 リチャード・ヴァン・アラン(バス)
 マルコム・リヴァース(バリトン)
 ロバート・ロイド(バス)、他
 コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
 ローレンス・フォスター(指揮)
 録音:1976年11月 ロンドン、王立歌劇場(ライヴ)

Disc12
・歌劇『熊』全曲
 モニカ・シンクレア(メゾ・ソプラノ)
 ジョン・ショー(バリトン)
 ノーマン・ラムスデン(バス)
 イギリス室内管弦楽団
 ジェイムス・ロックハート(指揮)
 録音:1967年7月 Aldeburgh Festival(effects added at Abbey Road Studios)

・私を刻みつけてください
 ゴータム・ランガリアン(テノール)
 ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
 スティーヴン・クレオベリー(指揮)
 録音:1991年7月 ケンブリッジ、キングズ・カレッジ・チャペル

・ご機嫌いかが?
 ワンズワース・スクール合唱団
 ラッセル・バージェス(指揮)
 録音:1968年 Holy Trinity Church, Sloane Street, London

・絶対音楽はどこへ行く?
 BBC合唱団
 レスリー・ウッドゲイト(指揮)
 録音:1946年6月 アビー・ロード・スタジオ・ロンドン

・女王のファンファーレ
 ボーンマス・シンフォニエッタ
 マーティン・ニアリー(指揮)
 録音:1977年春 ハンプシャー、ウィンチェスター大聖堂

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 日本ではほとんど演奏されないイギリス音...

投稿日:2013/01/20 (日)

 日本ではほとんど演奏されないイギリス音楽ですが(本国でもレパートリーの中心はドイツ音楽らしい)、特にこの作曲家の演奏頻度は極めて低いのではないでしょうか。こうやってまとめて聴いてみると、なかなか手ごわい曲が多いかなと思いますが、こうしたその道のエキスパートの録音で聴けるのは貴重なことです。特にハイティンクの交響曲第1番は聴きごたえがありました。エルガーやヲーン・ウィリアムズに続き、もっと聴かれてもよい作曲家と思います。

Tan2 さん | 神奈川県 | 不明

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このセットは交響曲、管弦楽曲、室内楽、ギ...

投稿日:2012/10/10 (水)

このセットは交響曲、管弦楽曲、室内楽、ギター曲、オペラとバラエティに富んでいます。そしてウォルトンの自作自演の録音まで入っています。極めてお得なセットです。ウォルトンはポスト・マーラーの世代なのでもっと前衛的かと思いましたが、いかにもイギリス風な作風です。しかも美しい。演奏はどれも素晴らしいものです。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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一曲目の交響曲1番が素晴らしすぎる。 何...

投稿日:2012/09/23 (日)

一曲目の交響曲1番が素晴らしすぎる。 何枚か聴いたが、ハイティンクがこんなにうまいとは・・・ 2000円程度なのでCD1枚分と同じ値段など安すぎる

ロマン派 さん | 新潟県 | 不明

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