ウィリアム・シェイクスピア

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冬物語 シェイクスピア全集 18 ちくま文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480033185
ISBN 10 : 4480033181
フォーマット
出版社
発行年月
2009年01月
日本
追加情報
:
15cm,254p

内容詳細

シチリア王レオンティーズは妻のハーマイオニと親友のボヘミア王ポリクシニーズの不義を疑い嫉妬に狂う。しかし侍女ポーライナから王妃の死の知らせが届き、後悔と悲嘆にくれる。時は移り、十六年後一同は再会、驚くべき真実が明かされる。人間の再生と和解をテーマにしたシェイクスピア晩年の代表的ロマンス劇。

【著者紹介】
W.シェイクスピア : 1564‐1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた

松岡和子 : 1942年、旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    シチリアとボヘミア王の友情がどうやって生まれたのか不思議だが、異国情緒感はどちらもたっぷり。嫉妬に狂うと妄想が妄執となり狂気で悲劇をもたらすパターンか、と思うもあれよあれよの喜劇的展開。国の跡継ぎがいなければ国の安定が失われ民は祖国を失う、世継ぎを亡くした国の運命を憂う、といったくだりには なんとなく遠くない日本の未来を思う

  • KAZOO さん

    シェイクスピアの悲劇や喜劇の分類にはあまり収められるとは思わないロマンスなのでしょうか?レオンティーズの独白を訳するのが非常に難しかったと訳者の松岡さんが書かれていますが、結構日本語訳にしてもすらっと読めていても考えるところが多く含蓄があるというのか難しい内容が多いですね。16年後の再開やその後のことなどを読んでいるとやはり晩年の作なのかなあと感じます。田中裕子さんが出たようで見たかった。

  • 優希 さん

    悲劇的な展開の前半だけで物語が描けそうな印象でしたが、話が進むに従って市井の人々の伸び伸びとした様子が生き生きと描かれていると思いました。後半になり喜劇へと変わっていくのが面白かったです。不義の疑いの嫉妬が16年経って驚くべき真実として明らかになるところなどツッコミどころもあるのがいいですね。再生と和解をテーマに様々な要素が盛り沢山の楽しい作品でした。

  • 鐵太郎 さん

    前半を読んだだけで目眩がする喜劇──「結婚で終わるシェイクスピア劇は喜劇である」という「松岡和子定義」によれは紛れもなく喜劇なのだが、ここまで愚かな人間を王にしなくたっていいじゃないかというおバカな王が巻き起こした惨劇を我慢して読んでいくと、なんておバカな設定・顛末なんだと呻きつつ驚くべき結末に拍手することに。それにしても、冬のシチリアに対比される夏のボヘミアが海沿いの国だとは、シェイクスピア君、やるな?(笑)

  • rinakko さん

    再読。晩年期におけるロマンス劇、三作目。突然の激しい嫉妬に駆られたシチリア王レオンティーズは、愛する妻も子も死なせてしまう。そして己の愚かさを呪う後悔の歳月…。長い長い冬を経たのちに訪れる魂の再生、驚きと歓喜の中で物語は幕を閉じる。…のだが、レオンティーズが頑迷に嫉妬心にとり憑かれるのが何せ唐突で、説得力を持たせるための演出には苦心するものらしい。レオンティーズの苦い人生とは対照的に、フロリゼルとパーディタという若い恋人たちの穢れなさは眩しいことよ。そして、聡明なポーライナの「信じる力」という訳が好きだ。

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