リチャード三世 新潮文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102020111
ISBN 10 : 410202011X
フォーマット
出版社
発行年月
1992年06月
日本
追加情報
:
16cm,232p

内容詳細

身体に障害を負った野心家グロスター公リチャードは、兄のエドワード四世王が病に倒れると、王劇を狙い、その明晰な知能と冷徹な論理で、次つぎに残忍な陰謀をくわだて、ついに王位につく―。魔性の君主リチャードを中心に、薔薇戦争へといたるヨーク家の内紛をたどり、口を開いた人間性のおそろしい深淵に、劇詩人シェイクスピアが、真っ向からいどんだ傑作史劇である。

【著者紹介】
ウィリアム・シェイクスピア : 1564‐1616。ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。本編はじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った

福田恒存 : 1912‐1994。東京生れ。東大英文科卒。評論・翻訳・劇作・演出の各分野で精力的に活躍。芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    登場人物も多く、相互の関係も複雑であるために最初はやや分かりにくい。それもある意味では当然で、史劇『リチャード3世』には、それに先行する『ヘンリー6世』で描かれた史実が前提になっているからだ。シェイクスピアの作品群の中では比較的初期のもののようだが、その最大の魅力はリチャードの造型と、それを台詞で浮き彫りにしていく妙味だろう。この時代(史実は15世紀末、劇の初演は16世紀末)にあって、神を全く畏れることなく、悪の魅力を振りまくリチャード。史劇ゆえ、いたしかたないものの、最後が勧善懲悪で終わるのが残念だ。

  • S さん

    兄のエドワード四世が病に倒れたことをきっかけに、権謀術数を企てるグロスター候リチャード。薔薇戦争を背景に、宮廷内には嵐が吹き荒れる。冷徹で残酷な彼の手腕は見事だが、同時に倒れる様子も劇的。悪には悪の、罪には罪の報いがあるのだという物語の描かれ方は、シェイクスピア作品のなかでは定番だが、悪役としての華麗さに至って、リチャードは群を抜いている。周囲をまるめこみ口説いていく様は圧巻。別作品だが、この時代とリチャード王の生涯を考察する歴史ミステリー『時の娘』を再読したくなった。

  • テディ さん

    ランカスター派とヨーク派が覇権を争う薔薇戦争の時代。ヨーク派のグロスター公リチャードが残忍に政敵を粛清し続け、王に君臨する。最後は、リッチモンド伯の軍に攻撃を受けリチャードが敗れリッチモンドがエリザベス王女と結婚する。これでランカスター家とヨーク家が統一され戦いが終焉する。物語の太宗がリチャードの狡猾さ、残忍さ、豪胆な独善的な詭弁で占められており、これ以上にない悪役中心の舞台である。王子までが殺害されこれまでにない残虐性を感じた。他作品も同様と思うがこの作品こそ戯曲ではなく劇場で鑑賞するのがふさわしい。

  • みっぴー さん

    《ナンバーズフェア》第八弾。ジョセフィン・テイの『時の娘』を読むために。いやぁお見事。悲劇と喜劇のハーモニー。軽快な台詞、罵詈雑言の嵐。リチャード三世が悪魔のごとき描かれていますが、『時の娘』を読んだ後は、また違った印象になります。圧巻は、後のヘンリー七世との戦いの前夜の夢のシーン。リチャード三世が手にかけた者達の亡霊が次々に出てきてリチャード三世を罵り、ヘンリー七世に祝福を与えるシーン。「絶望の餌食となれ!」痺れる。闇属性の技を使う前の詠唱か。シェイクスピアにキャラデザとかやらせてみたい。

  • 優希 さん

    異常なまでの悪を感じずにはいられません。グロスター公リチャードが王権を狙い、冷徹な残忍性を見せるのが恐ろしいですよね。悪の限りを尽くした陰謀で遂に王位を獲得するのはまさに魔性の暴君と言えるでしょう。近親者を次々と消していく様は、残忍性もここまで来ると気持ちよく感じてしまいます。しかし、悪を持って手に入れたものは復讐にて奪われるものなんですね。地位を極めた途端滑落していくのが皮肉としか言えません。思いきり世界に浸り込み、中世の血で栄華を極める中に自分もいたような感覚に陥りました。

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