ウィリアム・シェイクスピア

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終わりよければすべてよし シェイクスピア全集 33 ちくま文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480045331
ISBN 10 : 4480045333
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
240p;15

内容詳細

前伯爵の主治医の遺児ヘレンは現伯爵バートラムに恋をしている。フランス王の難病を治して夫を選ぶ権利を手にし、憧れのバートラムと結婚するが、彼は彼女を嫌って逃亡、他の娘を口説く始末。そこでヘレンがとった行動は―。善と悪とがより合わされた人物たちが、心に刺さる言葉を繰りだす問題劇。松岡和子個人訳シェイクスピア全集、完結。

【著者紹介】
W.シェイクスピア : 1564‐1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ37編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている

松岡和子 : 1942年、旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    原題“All's well that ends well‘’ の後にisn't it が疑問や反意のようにあるという印象。最後のコーラスがまた口八丁的なものを匂わせているような。今と時代が違うとしても、「ベッドで入れ替わる。処女を失う行為をすれば夫婦となる」と既成事実だけを積み上げ、気持ちの変化が起こっていたとしても、その間のゴタゴタではすまないことの数々。解説でこのジャンルが「問題劇」とされていることに頷く。バーナード・ショーの批評がしばしば持ち出されるこのシリーズ。バーナード・ショーを読まなくては。

  • クプクプ さん

    「終わりよければすべてよし」はシェイクスピアにしては珍しく男性を女性より上位に置く物語で松岡和子さんもシェイクスピアの作品の中で一番訳しにくい作品だったそうです。性的によろしくない内容で、解説にも書いてありましたが、イプセンの「人形の家」の対極にある物語で、かつては上演も見送られてきた作品だそうです。私は精神年齢が若いせいか面白いと思ってしまいました。ヘレン/石原さとみ、バートラム/藤原竜也で公演されたことがあるそうです。

  • こうすけ さん

    松岡和子さん訳のシェイクスピア全集、最終巻。これにて全巻読了。坪内逍遙、小田島雄二さんにつづき、史上3人目の個人での全訳。この翻訳に出会わなければ、自分がシェイクスピアにハマることはなかったはず。終わりよければ、はシェイクスピアの問題劇のなかでもかなり不可思議な作品。しかし、家柄による格差、女性の生きる選択など、現代的なテーマが込められている。

  • 鐵太郎 さん

    一読後、思うこと。主人公の名前がもっと派手だったら、華々しい女の生き方として喧伝されたかもしれなかったのに。それともシェイクズピアは、そこまで思わなかったのか。これは、ヘレンという名の中産階層の女性が、そのたぐいまれな能力とけなげな強さによって、大きな障害に屈せず孤軍奮闘で国王の知己まで得て、最上流階層にその座を得て目的を達した物語。まさに、「終わりよければ(多少の問題は無視して)すべてよし」ですねっ!

  • やま さん

    松岡訳シェークスピアの最後ということで、なぜかこれを最初に購入。訳についての解説が細かい字で書かれている。◇ストーリーのことはよく知らなかったが、どうも当時全く顧みられていなかった「キャリアウーマン(これって死語?)」が主人公。知恵を巡らせて「終わりよければ」持ち込む。そのパワーはびっくり。◇あとがきと解説も読んだので、音読してみようかな。そのほうが味わえそう。

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