ウィリアム・サマセット・モーム

人物・団体ページへ

人間の絆 上巻 新潮文庫

ウィリアム・サマセット・モーム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102130254
ISBN 10 : 410213025X
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,660p

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ さん

    再読。主人公と同じ位の年齢で読んだ頃は、彼のする決心が大胆に見えたり、羨ましかったり、ドキドキしたものだ。今は、王道を進めるにもかかわらず、寄り道をばかりし、伯母さんと伯父さんを悲しませ、放蕩とは言えないまでも死に金を使う様子に、半ば呆れ半ば心配する。しかし何より印象に残るのは、宗教への疑問だ。彼の信仰心は揺らぎながらも自問自答を続ける。文章中にも聖書の引用が大変に多い。

  • びす男 さん

    「いろんな経験が、してみたいのだ。人生への準備には、もううんざりだ。今こそ、生きてみたいのだ」…。イギリスの文豪サマセット・モームによる自伝的小説。幼くして両親を失った彼は、神父を勤める叔父夫婦の家で育てられるが、やがてその厳格な環境から決別する。人と人との「絆」を手繰るようにして、主人公はロンドンやパリに赴き、多様な経験を積み、生き方を模索していく。主人公への登場人物からの箴言は、読者の心に響いてくる。画家になる夢を追いかけたパリで、「才能」と人生の有限性をめぐって深く悩む主人公が、特に印象的だった。

  • 雪月花 さん

    幼くして両親を亡くした足の悪い少年フィリップ。牧師の伯父夫婦に育てられ、イギリスの名門校に入り、聖職者への道を進むかと思われたが、敷かれたレールの上から飛び出し、自分が何をしたいのか模索する成長物語。足が悪いコンプレックスから卑屈になったり自意識過剰になったりで、頭が良く絵の才能もあるのに、行く先々で人と良好な関係が結べず、勉強や仕事も長続きしないフィリップの人生がどうなっていくのか下巻に続く。モーム氏の心理描写は秀逸で『月と六ペンス』とはまた違った楽しみ方で読める。

  • みゃーこ さん

    死んでも忘れない感動が残った。

  • 星落秋風五丈原 さん

    【ガーディアン必読1000冊】美術に興味を持ってパリに行きやがて医学を志すモームの自伝的作品。 表紙絵は聖書と靴、キャンバスと帽子の組み合わせだ。主人公フィリップが天職を求めて彷徨う中で出会った職業を象徴するアイテムだ。自分の生涯の職業なんて、これだと決めたところで正しい選択かどうかは誰にもわからない。ただ、選んだものを正しいと信じて働いてゆくしかない。今まさに壁にぶちあたっている若年層が読むと大いに共感する。そして既に職業を長く続けている大人世代は「あったなあ自分にもこんなこと」と共感を寄せるかも。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ウィリアム・サマセット・モームに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品