アーン、レイナルド(1874-1947) レビュー一覧
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投稿日:2021/03/17
聞いているとしみじみと幸福感に浸れるセットです。 人生の深奥を抉るようなものばかりがクラシック音楽ではありません。 アーンにはオーケストラ曲などもあるのでもっと曲の発掘が進んで欲しいですね。
三浦大根 さん
投稿日:2018/08/30
『当惑したナイチンゲール』という変わったタイトルだが、聴き手が当惑するような音楽ではなく。穏やかな作品が並ぶピアノ小品集だ。 心を落ち着かせてくれる素敵な音楽が並んでいる。 どの作品も上品と言うか趣味がいい。
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2010/09/19
このCDの12曲目(1分50秒の短かさ)には、フランスの詩人Paul Verlaine(1844−96)の詩“Chanson d’automne ”(全文は下記。ただし、本サイトの技術的制約から、アクサンテギュ等が正しく表示できない)にReynaldo Hahnが曲を付けた歌が収録されている。作曲当時(1891-2年)、Hahn(1875−1947)は16歳だったことになる……………………………………………………… Les sanglots longs/ Des violongs/ De l’automne/ Blessent mon coeur/ D’une langueur/ Monotone./ …/ Tout suffocant/ Et bleme, quand/ Sonne l’heure,/ Je me souviens/ Des jours anciens/ Et je pleure;/ …/ Et je m’en vais/ Au vent mauvais/ Qui m’emporte/ Deca, Dela,/ Pareil a la/ Feuille morte./ ………上田敏は、訳詩集「海潮音」(1905)中に、上の詩を「落葉(らくよう)」との題で次の通り訳出し、名訳とされる。…… 秋の日の/ ヴィオロンの/ ためいきの/ 身にしみて/ ひたぶるに/ うら悲し。/ …/ 鐘のおとに/ 胸ふたぎ/ 色かへて/ 涙ぐむ/ 過ぎし日の/ おもひでや。/ …/ げにわれは/ うらぶれて/ こゝかしこ/ さだめなく/ とび散らふ/ 落葉かな。この訳詩の後文に上田敏はこう書いている。「仏蘭西(フランス)の詩はユウゴオに絵画の色を帯び、ルコント・ドゥ・リイルに彫塑の形を具(そな)へ、ヴェルレエヌに至りて音楽の声を伝へ、而して又更に陰影の匂なつかしきを捉(とら)へむとす。」 しかし、上田敏の訳詩でこのHahnの曲を歌うのは、まず無理である(日本語では、言葉が多すぎる)。彼がこの訳業当時にHahnの歌を知っていたならば、もっと短く訳したのはほぼ間違いないであろう。彼はなかなかの西洋音楽通であったことが、上田敏全集中の、ワーグナーを巡る森鴎外との論争などからも明らかなだけに……このCDは、演奏の良さ以外にも、いろいろ考えるきっかけとなった佳品である。
Afrogdescendsintothepentagonalpond さん
投稿日:2010/03/10
男声、特にテノールの歌うアーン歌曲集を探していました。ヒルのリリックな美声がアーンの曲調に最高にマッチしています。しかもピアノはジョンソンと文句ない出来栄えです。疲れたとき、一人になりたいときなどに聴いてみてはいかがでしょうか?
ブンちゃん さん
投稿日:2010/01/20
美女がレイナルド・アーンを弾く。子供の頃からフランス語をやらされてきたボクにとってアーンはショーソンと並ぶ大切なキャラクターである。彼女には高校の頃ホームステイ先のマントンの音楽祭で出会って以来注目している(ゴーディエ・カピュソンにもここで出会った)。ゲオルギュー、グリモー、ネトレプコとボクが美女に熱を上げるたびに彼女がヤキモチを焼いていてそれを見るのが実にカワイイ!!
Jokanahn さん |20代
投稿日:2010/01/09
透明感ある歌声が素敵なヒルさんが歌っているということで、『クロリスに』が聴きたくて購入しました。期待を裏切らぬ演奏です。ネイティブの歌うフランス語よりはいくらかこざっぱりとした発音ですが、これはこれで良いです。起き抜けに聴くと目が覚めます。
ゴンザ さん
投稿日:2008/01/21
これはまた、楽しみてんこ盛りのCD。ワルツはファヴル・カーンのチャーミングな演奏との聞き比べになったが、金子は曲の華やかさをひけらかすことなく、ノーブルな気品を漂わせていて、実にいい。聞きごたえ十分のピアノ四重奏曲といい、高級サロン音楽の趣きたっぷりのヴェネツィアといい、こういうアルバムを趣味がいいというのだろう。こんなCDに出会うからいつまでもカタログ漁りから足を抜くことができない!
雲谷斎 さん
投稿日:2005/04/26
サロンでおしゃれなんだけれど、どこか洒脱です。無粋なことは考えず聴きましょう。
ゆこりん師匠 さん
投稿日:2012/02/23
アーンが数多くの旅行をする中で思い浮かんだ印象、その時の気持ち、雰囲気などが反映されている曲集だそうです。各曲のタイトルはヴェレーヌやボードレールなど詩人の影響を受けたらしく、確かに詩のタイトルっぽいものが多いです。フィガロ紙の音楽批評を担当しただけあって、文才にも恵まれていたことが窺えます。 どの曲も2〜3分程度と短く、サロンっぽい甘美なメロディー(歌曲を多く残した作曲家だけあってどことなく歌曲っぽい)。そして全体的に不思議な浮遊感が漂い、何とも言えない魅力に満ちています。チョコのアソートのようにバラエティ豊かで、メンデルスゾーン「無言歌集」のフランス版のような印象を受けました。 曲によって、フォーレの後期ノクターンを思わせる静謐な雰囲気を持っていたり、アルベニス、ドビュッシー、セブラックを思わせる和声やフレーズが現れます。名曲がたくさん散りばめられているわけではありませんが、この時代の空気感を楽しむことができる面白い曲集だと思います。
美宇 さん |40代
投稿日:2011/07/18
日本ではもっぱら、作曲者Reynaldo Hahn(1875-1947)の名は十代で作曲したフランス語の歌曲群のみで知られるが、本録音は作曲者が円熟の境に入った後に作曲の、1923年初演の喜歌劇の台詞入り録音である。デジタル最初期録音だが、経年劣化のせいか、少々ノイズが気にならないでもないが、30年たった今日でもなお、同曲の他録音が登場する可能性は薄そうで、その意味では、少々の欠点をあげつらってもしょうがない貴重な録音である。序曲はなく、代りに第1幕冒頭はIntroductionで始まるなど、本作品中でも管弦楽のみで演奏される部分はごく一部だが、管弦楽作品をほとんど書かなかったHahnの、珍しい管弦楽手法が知れる個所が複数ある。総じて十代の歌曲ほどの鮮烈な感性の閃きはなさそうだし、ほとんどマニア向けの曲目とも思える。しかしながら、きわめてフランス的な雰囲気には独自の魅力がある(ただし、Hahn自身はもともとヴェネズエラのカラカス生まれで、父はユダヤ系ドイツ人の外交官、母はバスク系スペイン人。Hahnがフランス国籍を得たのは37歳のとき)。なお、LibrettoはこのCD自体には付いていないが、emiclassicsのHPにアクセスして本商品のページにたどり着けば、全135頁の台詞入りLibretto(フランス語及びその英語訳。解説付だが、これは本CDに付いているものと同じ)をダウンロードできる。
Afrogdescendsintothepentagonalpond さん
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ありがとうございました
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