アーロン・エルキンズ

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呪い! ハヤカワ・ミステリ文庫

アーロン・エルキンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151751035
ISBN 10 : 4151751033
フォーマット
出版社
発行年月
2005年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,333p

内容詳細

人類学教授ギデオン・オリヴァーは、マヤ遺跡の発掘に協力するため、メキシコへ飛んだ。遺跡から人骨が見つかり、彼が鑑定を依頼されたのだった。だがそこで、奇怪な事件が起きた。人骨のそばで発見された古文書の呪いの言葉どおりに、オリヴァーと発掘隊員に災厄が降りかかりはじめたのだ。そして、ついに殺人が!鬱蒼としたジャングルの中の呪われた遺跡で、スケルトン探偵が推理の冴えを見せる本格ミステリの醍醐味。

【著者紹介】
アーロン・エルキンズ : 1935年ニューヨーク生まれ。ハンター・カレッジで人類学の学士号を、アリゾナ大学で同修士号を取得。現代アメリカを代表する本格ミステリ作家。骨を手がかりに謎を解くスケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授が活躍するシリーズの第4作『古い骨』(1987)でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を受賞

青木久恵 : 1966年早稲田大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    古代遺跡が出てくると言うので興味津々。いつものちょっとおとぼけなギデオン教授が活躍。いつもアクションは取ってつけたようで、主人公が物陰からぶたれる程度だが、今回は少し緊張感がある。後で冷静に考えるとあまりに作為的な舞台設定だが読んでる間は全く気にならなかった。面白いミステリ。absintheはこのシリーズ大好き。

  • セウテス さん

    スケルトン探偵シリーズ第5弾。本シリーズは世界の風光明媚な観光地を巡るミステリでもあるのだが、今回はメキシコに在るマヤ遺跡が舞台だ。恩師が発掘調査中の遺跡から絵文字が発見されるのだが、その夜遺跡は落盤で埋まり、チーフのハワードが姿を消す。数年後再び発掘が再開するが、呪いの予言の如く不穏な事件が起こり始める。謎はスッキリと解決し、謎解きの過程も無理のない構成であるがサプライズは無い。しかし此こそが、エルキンズ氏のスタイルである。二転三転する犯人当ては、推理するのに丁度良い案配で、堅実なミステリは心地好い。

  • bapaksejahtera さん

    4年前に「断崖の骨」等を読んでから久しぶり。当時それなりの作とは思ったが以後読み進む事はなかった。美術物も書く、多彩な教養を有する作家である。数年前乱暴な発掘で現地の不信を招いた文化団体の招きで、古代人骨分析の専門家としてマヤの遺跡に再び赴いた主人公を襲う、いかにも古代の呪いを思わせる不思議な出来事の連続。何人かの発掘専門家と、同じく米国から来た有志の協力民間人、現地の警察官。変化に富んだ登場人物や、骨から解る様々な知見の蘊蓄。興味深いしページも進むのだが、なんとなく平板。作家が私に合わないのかも知れぬ。

  • shiaruvy さん

    ★2 [2005.05.15 初版] 夏休み者多い忙しい時期に読んだからなのか...。マヤ遺跡の描写さえ,おざなりで魅力感じず。 骨探偵シリーズ全部読んではないが最低の作品であって欲しい。

  • Brooklyn0320 さん

    過去の事件と現在進行形の事件とのミッシングリンクがテーマと言っていいんじゃないでしょうか。そのミッシングリンクをギデオンの骨相術が暴き出す展開は、スケルトン探偵の面目躍如たらしめるもの。また、フーダニットは意外に(失礼!)しっかりしたロジックで、本格ミステリ好きならニヤリとされられること請け合いです。反面、「マヤ族の呪い」という蠱惑的な題材を持ち出しながら、おどろおどろしさが全くなく、展開がまったりしてしまったのが残念でした。あと、過去の事件は動機がいまいち釈然としないなぁ。佳作とは思うんですけど。

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アーロン・エルキンズ

1935年ニューヨーク生まれ。ハンター・カレッジで人類学の学士号を、アリゾナ大学で同修士号を取得。1982年に作家デビューし、1987年の『古い骨』でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀長篇賞を受賞し、現代アメリカを代表する本格ミステリ作家となった。妻シャーロットとの共著もある

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