アーノルド、マルコム(1921-2006)

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CD 輸入盤

【中古:盤質A】 マルコム・アーノルド・コンプリート・コニファー・レコーディングズ(11CD)

アーノルド、マルコム(1921-2006)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
BOX仕様,11枚組み
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
88875181702
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


マルコム・アーノルド・コニファー全録音集(11CD)
アーノルド本人の監修でレコ―ディングされた音源の集大成
9曲の交響曲、11曲の協奏曲、数多くの管弦楽曲など収録
名匠ヴァーノン・ハンドリー指揮による演奏を大量収録!


イギリスの作曲家、サー・マルコム・アーノルド[1921-2006]は、9曲の交響曲、『戦場にかける橋』に代表される映画音楽、『ピータールー』などの演奏会用序曲、数々の協奏曲や管弦楽曲など、多くの人気作を世に送り出していますが、演奏家時代にはロンドン・フィルの首席トランペット奏者としても活躍した一流のプレーヤーでもありました。
 そうした背景もあってか、アーノルドの交響曲はオーケストレーションがうまく、特に金管楽器と打楽器の使い方の巧みさには見事なものがあり、金管の壮麗さとパーカッシヴな迫力が同居したサウンドはオーディオ的にも魅力があります。
 作風が20世紀作品ながら親しみやすい調性スタイルなのもポイントで、なおかつ雰囲気がシリアス重厚からボサノヴァ風まで鮮やかに変わる面白さは高度な作曲技術があればこそと思われます。

 この11枚組ボックスは、 1988年から1997年にかけて、イギリスのコニファー・レーベルがアーノルド本人の監修でレコ―ディングされた音源を集大成したもので、9曲の交響曲、11曲の協奏曲、数多くの管弦楽曲などを、アーノルド本人の考えていた姿で聴くことが出来ます。  演奏陣は、名匠ヴァーノン・ハンドリーを中心に、ケネス・シリトーやマイケル・コリンズなど、アーノルド作品を積極的に取り上げた面々で、音質も高い水準が保たれています。

【ヴァーノン・ハンドリー・プロフィール】
イギリス音楽ファンにはなじみ深い指揮者、ヴァーノン・ハンドリーは、2008年9月10日に亡くなっています。今回、登場するアーノルド・ボックスにはハンドリーの音源が数多く含まれており、英国楽壇に多大な貢献をした名匠の功績を称えるものとしても注目される内容となっています。
 ハンドリーは1930年11月11日、ロンドン特別区北部のエンフィールドに誕生。アイルランド人の母はピアノ教師、父はアマチュアのテノール歌手というケルトの家庭でした。1歳半で正確に歌えるようになり、早くからピアノも始めていたハンドリーでしたが、8歳のときに手のケガでピアノを断念し、スコアとレコードの世界に没頭、12歳のときにはかなり正確にスコアを読むことができるようになっていました。。
 その後、ハンドリーは言語学を学ぶためにオックスフォード大学バリオル・カレッジに入学しますが、在学中も音楽への情熱は高まるばかりで、最後の年度でさえアマオケや聖歌隊を指揮して過ごすほどでした。やがてハンドリーは、ギルドホール音楽演劇学校に進み、そこで本格的に指揮法を修めることとなります。
 指揮者の卵となった若いハンドリーは、エードリアン・ボールトに手紙を書き、リハーサルへの出席を懇願します。ボールトは出席を許したばかりか、オフィスに招待してバックスの交響曲第3番のスコアを開き、ハンドリーに指揮をしてみるように指示し、なんとかこなしたハンドリーに対して、援助することを約束します。
 1961年、ボールトの推薦により、ボーンマス交響楽団を指揮することとなったハンドリーは、熱烈に歓迎され、翌年には、ギルドフォード・フィルハーモニックの音楽監督に就任します。31歳でした。しかしギルドフォード・フィルの財政状況は厳しく、ハンドリーは、1966年からはロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックで教えながら、イギリス各地で指揮をするようになり、同時にBBC交響楽団などでエードリアン・ボールトのアシスタントをたびたび務めて経験を深めてゆきます。
 ハンドリーの名が広く知られるようになったのは、スウォンジー音楽祭でロンドン交響楽団を指揮して成功を収めてからで、翌年から同オケへや北欧のオケに客演するようになり、やがてその実力が評判を呼んで、ロンドン・フィルやニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィル、バーミンガミ市交響楽団など、数多くのオーケストラとレコーディングがおこなわれるようになりました。
 ハンドリーの最初の録音は、1965年、ギルドフォード・フィルとのバックスの交響曲第4番というものでした。以後、イギリス音楽を中心に数多くのレコーディングを精力的におこない、その数は160に達し、うち87の作品が初録音(!)という開拓者精神にあふれた献身的な仕事ぶりは見事なもので、アーノルドやバックス、ヴォーン=ウィリアムズ、スタンフォード、シンプソン、エルガーなどで聴かせた、作品の姿を正しく伝える堅実なアプローチには、英国音楽ファンの信頼厚いものがありました。
 演奏が終わり拍手喝采を受けるとき、聴衆に向かって作品のスコアを示して見せることも多かったというハンドリーは、グラモフォン誌のレコード・オブ・ジ・イヤーを3度受賞し、また、2003年にはSpecial Achievement Awardを受賞、亡くなる前年の2007年には、BRIT AWARDSのLife time achievementを受賞するなど、英国では高い人気を誇っていました。(HMV)

【収録情報】
マルコム・アーノルド:
Disc1
● 交響曲第1番O p.22
● 交響曲第5番O p.74
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

Disc2
● 大大序曲 Op.57
● 動物の謝肉祭 Op.72
● 3手ピアノのための協奏曲 Op.104*
● 交響曲第2番 Op.40
 デイヴィッド・ネッテル &リチャード・マークハム(ピアノ *)
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

Disc3
● 交響曲第3番O p.63
● 交響曲第4番O p.71
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

Disc4
● 交響曲第6番O p.95
● 『ジョン・フィールドの主題による幻想曲』O p.116
● 『スゥイーニー・トッド』〜コンサート用組曲O p.68a
● 『タム・オ・シャンター』序曲O p.51
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

Disc5
● 交響曲第7番O p.113
● 交響曲第8番O p.124
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

Disc6
● オーボエと弦楽のためのコンチェルティーノ *
● オーボエのための幻想曲O p.90*
● 交響曲第9番O p.128
 ニコラス・ダニエル(オーボエ *)
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ボーンマス交響楽団

Disc7
● ベッカス・ザ・ダンディプラット序曲 Op.5
● 水の音楽 Op.82b
● アニバーサリー序曲 Op.99
● フィルハーモニック協奏曲 Op.120
● ピータールー序曲O p.97
● 管弦楽のためのフローリッシュ Op.112
● 弦楽のための交響曲O p.13
 ヴァーノン・ハンドリー(指揮) BBCコンサート管弦楽団

Disc8
● 小管弦楽のためのセレナード Op.26
● カラマツの木O p.3』『ヴィオラ協奏曲O p.108*
● 28人の奏者のための協奏曲O p.105
 リヴカ・ゴラーニ(ヴィオラ *)
 マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ

Disc9
● 2つのヴァイオリンのための協奏曲O p.77*
● クラリネット協奏曲第1番O p.20
● フルート協奏曲第1番O p.45
● ホルン協奏曲第2番O p.58
 ケネス・シリトー&リーン・フレッチャー(ヴァイオリン)
 マイケル・コリンズ(クラリネット)、カレン・ジョーンズ(フルート)、リチャード・ワトキンズ(ホルン)
 マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ

Disc10
● クラリネット協奏曲第2番O p.115
● ホルン協奏曲第1番O p.11
● フルート協奏曲第2番O p.111
● 2台のピアノのための協奏曲O p.32
 デイヴィッド・ネッテル &リチャード・マークハム(ピアノ)
 マイケル・コリンズ(クラリネット)、カレン・ジョーンズ(フルート)、リチャード・ワトキンズ(ホルン)
 マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ

Disc11
● 4つのスコットランド舞曲O p.59
● ブラスバンドのための小組曲第2番O p.93
● イギリス舞曲集第1番O p.27
● イギリス舞曲集第2番O p.33
● ブラスバンドのための幻想曲O p.114
● ブラスバンドのための小組曲第1番O p.80
● 4つのスコットランド舞曲O p.91
● パドストウの救命ボート Op. 94
 エドガー・ハワーズ(指揮)グライムソープ・コリアリー・ RJB・バンド
 録音:1988〜1997年(デジタル:セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1, Op. 22 / I. Allegro - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 02. Symphony No. 1, Op. 22 / II. Andantino - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 03. Symphony No. 1, Op. 22 / III. Vivace Con Fuoco - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 04. Symphony No. 5, Op. 74 / I. Tempestuoso - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 05. Symphony No. 5, Op. 74 / II. Andante Con Moto - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 06. Symphony No. 5, Op. 74 / III. Con Fuoco - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 07. Symphony No. 5, Op. 74 / IV. Risoluto - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra

ディスク   2

  • 01. A Grand, Grand Overture, Op. 57 - Vernon Handley
  • 02. Concerto for 2 Pianos (3 Hands), Op. 104 / I. Allegro Moderato - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra / David Nettle / Richard Markham
  • 03. Concerto for 2 Pianos (3 Hands), Op. 104 / II. Andante Moderato - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra / David Nettle / Richard Markham
  • 04. Concerto for 2 Pianos (3 Hands), Op. 104 / III. Allegro - Vernon Handley / David Nettle / Richard Markham
  • 05. Carnival of Animals, Op. 72 / 1. the Giraffe - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 06. Carnival of Animals, Op. 72 / 2. Sheep - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 07. Carnival of Animals, Op. 72 / 3. Cows - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 08. Carnival of Animals, Op. 72 / 4. Mice - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 09. Carnival of Animals, Op. 72 / 5. Jumbo - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 10. Carnival of Animals, Op. 72 / 6. Chiroptera (Bats) - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 11. Symphony No. 2, Op. 40 / I. Allegretto - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 12. Symphony No. 2, Op. 40 / II. Vivace - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 13. Symphony No. 2, Op. 40 / III. Lento - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra
  • 14. Symphony No. 2, Op. 40 / IV. Allegro Con Brio - Vernon Handley / Royal Philharmonic Orchestra

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この時代に交響曲を書く意義をきちんと示し...

投稿日:2017/05/14 (日)

この時代に交響曲を書く意義をきちんと示し得た素晴らしい作品群!楽想も楽器編成も「ナニコレ?」と思わせておいて、最後には腑に落ちる。演奏も申し分なし。エルガーともウォルトンともRVWとも違うイギリス音楽の一つの姿。

tak さん | 鳥取県 | 不明

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昔アーノルドの交響曲のうち1曲でもレコー...

投稿日:2016/07/12 (火)

昔アーノルドの交響曲のうち1曲でもレコードを入手するのに輸入盤を探し回って4000円ほど費用をかけた憶えがあるのですが、これは交響曲以外も入って当時の1枚分とほぼ同金額で11枚も買えることに驚きます。隔世の感です。今の音楽ファンが羨ましいほどです。いずれにしても、私の好きな交響曲第2〜5番については充分価値のある演奏で、お得感たっぷりです。ウォルトン氏とは違った意味でイギリス現代音楽(ブリテン氏も含む)の代表格のひとりだと再認識します。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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一度も聴いたことのない作曲家の作品が11枚...

投稿日:2016/06/02 (木)

一度も聴いたことのない作曲家の作品が11枚セットで格安だったので購入しました。一通り聴いてみた感じでは、オーケストラは良く鳴っていますが、印象に残った作品はありませんでした。でも2度ほど鑑賞してみて、もう少し聴いてみようと思うようになりました。

ルシータ さん | 東京都 | 不明

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