アーノルド、マルコム(1921-2006)

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CD 輸入盤

交響曲全集 ペニー&アイルランド国立交響楽団(5CD)

アーノルド、マルコム(1921-2006)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
8505221
組み枚数
:
5
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

アーノルド:<交響曲全集>交響曲第1番〜第9番
アンドリュー・ペニー指揮 アイルランド国立交響楽団

既出のアルバム(8553406、8553739、8552000、8552001、8553540)をBOXセットにしたアーノルドを親しむためにぴったりのセット。演奏は定評のあるペニー指揮アイルランド国立交響楽団によるもので、アーノルドのシリアスな面をたっぷり楽しめます。こちらの商品には、日本語帯は付いておりません。

8.553406
痛快無比!知らなきゃソンする楽しい現代の交響曲  
映画「戦場にかける橋」やブラスバンドのための音楽で有名な現代イギリスの作曲家、アーノルドの初期の交響曲。まずは第2番第2楽章を聴いてみましょう。強烈な金管、かっこいい曲想に驚きます。次に第1番の第3楽章を。痛快な音楽に気分すっきり。慣れてきたら緩徐楽章を。一転してメロディアスな音楽に感動。そして親しみやすい第1番の冒頭に戻って全曲を。もうあなたはアーノルドの虜です。

8.553540
渾身の「交響曲第九番」、作曲者立ち会いの録音  
ベートーヴェン以来すべての作曲家にとって運命的な番号となった「第九」。アーノルドの「第九」も、病気のため完成が大幅に遅れるものとなりました。従来のアーノルドの交響曲とは全く異なる趣です。長調ながら翳りのある第1楽章。民謡風の旋律が心に残る第2楽章。作曲者の面目躍如、金管が活躍する第3楽章、そしてクライマックスは長大、深遠な第4楽章のレント。暗鬱な葬送行進曲風の楽想ですが、終結は長調に転調し、光がさします。

8.553739
こんなに楽しい交響曲を生んだ20世紀とアーノルドに乾杯!  
作曲者立ち会いの下に録音が進められるナクソスのアーノルド・シリーズ、今回はまず「第4番」からお聴き下さい。作曲当時は目新しかった南米の打楽器を入れた編成のカラフルなサウンドと、唖然とするほど気楽な主題が耳を刺激する第1楽章、いたずらっぽい第2楽章、嵐の前の静けさの第3楽章を経て、作曲者自身「クレージー」と形容する大騒ぎの行進曲が聴ける第4楽章、こりゃたまりません!「第3番」の方はよりシリアスで、アーノルドの気楽さとシベリウスの冷気が共存しますが、トランペットとティンパニの活躍は、やっぱりアーノルドしてます。

8.552000
ボサ・ノヴァのリズムがイケてる交響曲
20世紀にあっても古典的形式にのっとり、調性に基づいた作品を大量に産出し続けたアーノルドですが、それらは常に聴衆の耳を楽しませる娯楽性と同時に、安直な協和音の垂れ流しやクロスオーヴァー路線とは一線を画した真摯な「クラシックらしさ」を持ったものです。この紙面ではとても語り尽くせない豊かなアイデア満載2曲の交響曲は、「映画音楽としてもイケなくはないが、それより大分へヴィー」といった塩梅で、前衛性を求める向きの方以外は、その新鮮な響きとリズムに目を見張ることでしょう。甘い旋律とオーケストレーションがとろけるように美しい第5番の第2楽章や、大胆な打楽器の用法とボサ・ノヴァのリズムが緊張感を煽りたてる第6番の第2楽章など、聴き所はあり過ぎて紹介に困ってしまいます。

8.552001
素朴な民謡とおどろおどろしい管弦楽
映画音楽等も多数手掛け、20世紀にあってきっちり調性を持った音楽を書きつづけたアーノルドですが、本盤収録の2曲は、多岐にわたる彼の作風の中でも、最もシリアスなものに属するといってよいでしょう。お得意の絶妙なオーケストレーションも、単なる華やかさの演出というよりも、手の込んだ難解さを感じさせるものとなっています。交響曲第7番は大変に陰鬱な響きが支配的ですが、特に第2楽章での静謐から咆哮へとじっくり盛り上がる緊張度の高い音楽は、聴いていると身の引き締まる思いがします。交響曲第8番も不思議な曲で、例えば第1楽章での素朴な民謡風の行進曲と要素と、20世紀的なおどろおどろしい響きの交錯は、いつまでも耳に残ります。

アーノルド:交響曲全集(5CD)
・交響曲第1番 op.22
・交響曲第2番 op.40
・交響曲第3番 op.63
・交響曲第4番 op.71
・交響曲第5番 op.74
・交響曲第6番 op.95
・交響曲第7番 op.113
・交響曲第8番 op.124
・交響曲第9番 op.128
・作曲者アーノルドと指揮者ペニーとの対話(英語、13分30秒)
 アイルランド国立交響楽団
 アンドリュー・ペニー(指揮)




私のオススメ

85歳記念のセットが出たと思ったら、誕生日を1カ月後に控えて84歳で逝ってしまった。マルコム・アーノルドはというとギター協奏曲が印象深いが、9曲を残した交響曲作家である。明るく機知に富んで洒落ていて哀愁にも事欠かないのがアーノルドの作品だが、さすがに交響曲には特別な力の入れ方をしている感じがする。ライトとシリアスの中間ぐらいをいく洒落男が、交響曲ではちょっとシリアスよりに立つのである。軽妙だがちょっと肩に力の入った第1番、もうリラックスして田園交響曲のような第2番、ややダークな味わいの第3・4番、ちょっと謎めいた作りの第5・6番、交響的な偉容がましてくる第7・8番、23分に及ぶレントの終楽章を持ったもっとも長大な第9番。否応なくマーラーの同じ番号の交響曲や「悲愴」の終楽章が思い出させる、第9番の長い終楽章へと至る創作の歩みは感動的だ。初演まで紆余曲折はあったようだが、この辞世の句のような淡々とした終楽章をすでに20年前に書いていたのだ、この人は。

かばくん from とちぎ

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Arnold: Symphony No. 1, Op. 22
  • 02. Symphony No. 2, Op. 40

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 3, Op. 63
  • 02. Symphony No. 4, Op. 71

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ユーザーレビュー

総合評価

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個人的には2番の第4楽章、5番の第2、第...

投稿日:2013/02/17 (日)

個人的には2番の第4楽章、5番の第2、第4楽章、8番の第1楽章を気に入っております。8番の第1楽章はショスタコーヴィチの7番の同じく第1楽章を連想させるような展開が興味深いです(規模は小さいですが)。序曲や映画音楽で見せるアーノルドとは少し違う晦渋さが交響曲にはあります。ペニーの指揮はそのあたりがしっかりと押さえられており、聴き応え十分です。録音もナチュラルで素晴らしい。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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いつものアーノルドとは違う、シリアスで渋...

投稿日:2010/10/25 (月)

いつものアーノルドとは違う、シリアスで渋い作風の交響曲全集。良い演奏、録音です。

silver さん | 東京都 | 不明

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