アーシュラ・K・ル=グウィン

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風の十二方位 ハヤカワ文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150103996
ISBN 10 : 4150103992
フォーマット
出版社
発行年月
1980年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,453p

内容詳細

マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』でも取り上げられた「オメラスを歩み去る人々」収録! 銀河のかなたのフォーマルハウト第二惑星で、セムリは〈海の眼〉と呼ばれる首飾りを夫ダーハルに贈ろうとするが……第一長篇『ロカノンの世界』序章となった「セムリの首飾り」をはじめ〈ゲド戦記〉と同じく魔法の支配するアースシーを舞台とした「解放の呪文」と「名前の掟」、『闇の左手』の姉妹中篇「冬の王」、ヒューゴー賞受賞作「オメラスから歩み去る人々」、ネビュラ賞受賞作「革命前夜」など17篇を収録する傑作集

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読書メーターレビュー

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  • Die-Go さん

    追悼ル=グウィン。図書館本。アースシー世界の短編目当てに。

  • かわうそ さん

    概ね時系列で並ぶ初期作品集。初期なのにこの重厚感。さらに読み進むに連れて濃度が上がる。著者の長編はほぼ未読ですが、やっぱり凄いので随時読んでいきます。お気に入りは「九つのいのち」「帝国よりも大きくゆるやかに」「視野」あたり。

  • びっぐすとん さん

    読メレビューで『セムリの首飾り』『オメラスから歩み去る人々』の感想をみかけたので読んでみたが、短編集なのだが厚くて字が小さくて読むのに時間がかかった。正直なところ自分には合わなかったな。「セムリ〜」の浦島的な失った物の大きさ、「オメラス〜」の誰かの犠牲の上に成り立つ幸福、他の作品もいずれも世界が暗くて重い。そういえば『ゲド戦記』も暗くて合わなくて1巻しか読めなかったな。何かを得るためには何かを失う、代償を伴うという感じがし、作者の訴えるものが重すぎて受け止められなかった。

  • rinakko さん

    素晴らしい読み応え。以前読んだ『世界の誕生日』が大好きだったので手に取った次第、こちらもとてもよかった。大満足な短篇集。幾つかの話は、他の長篇で描かれている世界にも繋がっていく。『ロカノンの世界』や『闇の左手』を読み返したくなった。ことにお気に入りは、「セムリの首飾り」や「四月は巴里」「名前の掟」「冬の王」「九つのいのち」「帝国よりも大きくゆるやかに」…。短くまとまった「相対性」と「オメラスから歩み去る人々」は、全く趣きの違う2篇でありつつどちらもラストに打たれて震えた。

  • 鯖 さん

    今期一番アレなドラマ「MOZU」の予告で「オメラスから歩み去る人々」が使われたので、懐かしくなって再読。たった16ページの凄まじい短編。良心の現れのように描かれた人たちもあくまでもオメラスから「歩み去る」、つまりは逃げ出す人であって、誰かに犠牲を強いて幸せを謳歌する「オメラス」という世界を変えようとする人は存在しないんだよなあ…。オメラスは存在し続けるか、消え去るかの二択であって、けして変えることはできないというところが、オメラスに犠牲を強いられる少年の描写よりも、一番怖いように思った。

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人物・団体紹介

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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