アーシュラ・K・ル=グウィン

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素晴らしいアレキサンダーと、空飛び猫たち 講談社文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062648752
ISBN 10 : 406264875X
フォーマット
出版社
発行年月
2000年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,94p

内容詳細

樹から下りるのが苦手なファービー家のアレキサンダーは空飛び猫兄妹の末娘ジェーンに助けられ、新メンバーになりました。街でのとっても恐ろしい体験から口がきけなくなっていたジェーンは、アレキサンダーの包容力ですっかりおしゃべりができるようになりました。ね、アレキサンダーってすごいでしょ。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mura_海竜 さん

    第二巻と第四巻を繋げた三巻目。勇ましい子猫アレキサンダーが親元を離れ冒険。帰れなく迷っていたところをジェーンが助ける。ジェーンは街にいたときに恐怖から口が聞けなかったがアレキサンダーの優しさに促され話せるようになる。家族や友人を深く考えさせる書。それは言葉がとてもシンプルだからダイレクトに伝わっていることもあるだろう。これで最後の巻は寂しい思いだけ。

  • ケイ さん

    空を飛ぶ猫たちのところにやってきた普通の猫のアレクサンダー。彼が自分の家を出たときに、トラックにひかれそうになった時の様子に、読んでいるこちらも息をのんだ。道路で車が来た時に思わずすくんでいる猫を思い出した。木の高いところから動けなくなっているアレクサンダーを助けにきたジェーンのかっこいいこと。ほのぼのしながらも、羽がないために家で暮らせる猫と暮らせない猫が別れて暮らしたり、世話をする子供達が親に話していいところだけを選んで説明するところがとてもリアル。

  • ヴェネツィア さん

    おなじみのシリーズ第3弾。ル・グインの原作も、村上春樹の訳も、シンドラーの絵も健在。挿絵では25ページの、恐怖で尻尾を太くしたアレキサンダーと、その隣を悠々と飛ぶフクロウの絵がリアルで楽しい。また、扉に2つの猫用ドアを取りつけたというニュートンのエピソードなど、村上春樹の訳注が気がきいているばかりか、翻訳のニュアンスも楽しめる。アレキサンダーの成長と、ジェーンの回復といったテーマは単純ではあるものの、その背後にあるル・グインの思索は深い。久し振りに『ゲド戦記』を読みなおしてみようか。

  • shikashika555 さん

    大人になっても抱え続ける傷を優しく舐めてくれるような素敵なファンタジーだった。 言葉を失う、ということは自分自身をなくしたまま「仮の何か」として生きることだと思う。 そしてその「仮の何か」がどんどん元の自分を侵食し乗っ取り 成り代わってしまう。 恐ろしいのは、自分自身がそれでもいいやと思えるところ。乗っ取られてることにすら気付かないところかもしれない。 抜け出すきっかけは、やはり新たな出会いにあるものなんだろうか。 ジェーンはアレキサンダーに逢えてよかったね。 あとの2作も読みたい。

  • hirune さん

    空飛び猫の物語、第2弾を飛ばして第3弾を読んでしまった。まあ第2弾の概略は説明されてるので、不都合はありませんけども。迷子で危機に陥った子猫のアレキサンダーを救った空飛び猫の末娘ジェーン、ボーイミーツガール。そしてアレキサンダーはジェーンの心の傷を癒す手伝いをして、2匹はパートナーになっていく。子猫のラブストーリー…可愛いね。それにしてもアレキサンダー フクロウの奥さんに美味しくいただかれなくてよかったこと^^;

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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