アーシュラ・K・ル=グウィン

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ヴォイス 西のはての年代記 2 河出文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309463537
ISBN 10 : 4309463533
フォーマット
出版社
発行年月
2011年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,386p

内容詳細

“西のはて”の都市アンサルでは、他国の圧政により、長い間本を持つことが禁じられていた。かつて交易と文化を担っていた名家に生まれた少女メマーは、一族の館に本が隠されていることを知り、当主である道の長からひそかに教育を受けるようになる―。巨匠ル=グウィンがおくる、新たなファンタジー・シリーズ第二作。

【著者紹介】
アーシュラ・K・ル=グウィン : 1929年、カリフォルニア州生まれ。62年のデビュー以来、斬新なSF・ファンタジー作品を次々に発表。ネビュラ賞、ヒューゴー賞、ローカス賞ほか数々の受賞歴を誇り、米国SF界の女王と呼ばれる

谷垣暁美 : 1955年生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 世話役 さん

    よくわからない、もしくは今ひとつ響かないため感想が湧かない物語には沢山出会ってきたが、このような物語に出会ったのは初めてかもしれない。意味合いはわかるがそれを語る言葉が見つからない。本当は腑に落ちているのに、表面的な理解の部分が追いつかない。納得はしても表面的な言葉の部分での何故が消えない。『ヴォイス』はそんな物語だった。経験上、理屈はわかるが心がついてこないことはよくあったし、それらを冒頭に掲げたものと位置づけてきたのだけど。何にせよ、これが今の僕に語りうる限界なのだろう。ゆえに、そのまま記述しておく。

  • roughfractus02 さん

    文字を巡る物語の主人公は、文字を持たず他国の書物を焚書にする国の支配層の兵士に強姦された非支配層の女性から生まれた少女である。彼女は母から秘密の図書館を教えられ、道の長に文字を習い「語り人」の能力に目覚める。道の長は「読む人」であり、少女が語る文字を人々に伝える。シャーマンとなった少女の声に、吟遊詩人となって放浪し低地出身の母から教わった物語を朗唱する前作の主人公の声が重なる(原題は複数形のVoices)。本書に書く人がいないのは、「文字」の書き手が人間を超えた自然の無数の声(集合的無意識)だからだろう。

  • FreakyRider さん

    相変わらず安定の面白さ。一気読みしてしまった。舞台は、西の果てという位だからヨーロッパ、その中の異民族に支配された海洋都市が舞台となる。戦に敗れ抑圧される市民。尊大に振舞う兵士。マグマのように噴き上がる怒り。果たして語り部はどのような未来を導くのか。残虐な歴史、まったく異なる文化、そしてそれを超えるコミニケーションのハードさ。イスラムとの融和は"アースシーの風"から続くテーマであろう。

  • Ribes triste さん

    ギフトの勢いのまま読了。これまた面白かった。シリーズ中一番好きな本でした。

  • shou さん

    他民族の占領下で文字を禁じられた都市、そこで密かに本を守る長老の家。手触りの良いファンタジー世界に酔い痴れつつ、混血の少女の成長を追う。征服者の側が詩や物語を愛する民族だったり、英雄もなく復讐もできない和解を不満に感じたりする描写がさすが。

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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