マリア・カラスという生きかた

アン・エドワーズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784276217799
ISBN 10 : 4276217792
フォーマット
出版社
発行年月
2003年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19

商品説明

世紀のプリマドンナ、マリア・カラス(1923−1977)の生涯を、女性としての生き方に重点を置きながらノンフィクション小説のように描いた伝記である。
著者のアン・エドワーズは、故ダイアナ元英国皇太子妃、ヴィヴィアン・リー、キャサリン・ヘップバーン、バーブラ・ストライザンドなどの伝記も書いており、アメリカでは伝記の女王と称される人物だ。カラスの私生活を容赦なく描きつくす筆致は、残酷なくらいリアルで、誰と何月何日にどこで性交渉を持ち、どんな情事だったかなども、冷徹なまでに暴き出している。おかげで、たとえば1964年のコヴェントガーデンでの『トスカ』が、愛人オナシスの子を下ろすための妊娠中絶手術を行った直後の公演であり、ゲネプロは退院の10日後だった――そんな事実に読者は幾度となく驚嘆させられる破目になる。周辺人物のディテール描写も大変細かい。執念深く強欲な母親リッツァ、打算的な夫メネギーニ、そして野性的でバイタリティーあふれるギリシャの海運王で愛人のオナシスといった人物像が、生き生きと豊富なイメージを伴って再現されている。

本書を読んで考えさせられるのは、マリア・カラスの大音楽家としての側面よりは、愛されることを熱烈に望んでいた一人の女性としてのデリケートな一面である。舞台の上ではあれほど偉大だったディーヴァ(歌の女神)も、プライべートでは身も心も完膚なきまでに一人の男――オナシスに屈服していたという事実は、ファンにとっては複雑な気持ちにさせられるばかりである。公衆の面前での神々しい威厳と、男への愛に隷従する私生活の鋭い対照。オペラ『ノルマ』の主人公そのものの、激烈な生き方を知るには最適の1冊である。
●アン・エドワーズ【著】 岸 純信【訳】 サイズ13×19cm 467ページ

【目次】
ニューヨーク―一九二三〜一九三七年
アテネの学生時代
戦争時代―一九三九〜一九四五年
ナチスの軍靴はアテネから消え
ニューヨーク・オペラ界への船出―一九四五〜一九四七年
イタリア・デビュー:ヴェローナ―一九四七年
ディーヴァ誕生:ヨーロッパでの成功から
マリア・カラス・メネギーニ
マリア・メネギーニ・カラス
変身〔ほか〕

内容詳細

目次 : ◆<第1章> ニューヨーク 1923〜1937年 / ◆<第2章> アテネの学生時代 / ◆<第3章> 戦争時代 1939〜1945年 / ◆<第4章> ナチスの軍靴はアテネから消え / ◆<第5章> ニューヨーク・オペラ界への船出 1945〜1947年 / ◆<第6章> イタリア・デビュー:ヴェローナ 1947年 / ◆<第7章> ディーヴァ誕生:ヨーロッパでの成功から / ◆<第8章> マリア・カラス・メネギーニ / ◆<第9章> マリア・メネギーニ・カラス / ◆<第10章> 変身 / ◆<第11章> 美しきアメリカ / ◆<第12章> 「スカラ座を救ってください」 / ◆<第13章> オナシス登場 / ◆<第14章> 荒波を渡って / ◆<第15章> もう一人のギリシャ人 / ◆<第16章> クリスティーナ号にて / ◆<第17章> 記憶に留められるべきクルーズ / ◆<第18章> 歴史的な情事 / ◆<第19章> 家族の事情 / ◆<第20章> 純潔を失って / ◆<第21章> 誘惑する女と大統領の女 / ◆<第22章> ターニング・ポイント / ◆<第23章> 歴史的な中断 / ◆<第24章> 孤独の中で / ◆<第25章> 演奏旅行の日々 / ◆<第26章> カナリアは昔のまま

【著者紹介】
アン・エドワーズ : 「伝記の女王」と賞され、ヴィヴィアン・リー、故ダイアナ元英国皇太子妃、キャサリン・ヘップバーン、バーブラ・ストライザンドなどの生涯を描いて脚光を浴びる。現在、米国カリフォルニア州ビヴァリーヒルズに在住

岸純信 : 1963年生。オペラ研究家。関西大学法学部卒業。高校在学時より声楽のピアノ伴奏に従事。(株)河合楽器製作所、昭和音楽大学勤務を経て現職。日本ヴェルディ協会編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 加悦 さん

    マリア・カラスというと伝説のオペラ歌手、というイメージを持っていましたが、誰よりも悩んで誰よりも努力してつかみ取った栄光の姿なんだということを知りました。誰もがうらやむ物を手に入れたのに、本当に望んだ物は手に入らない姿が切なくなります。

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アン・エドワーズ

「伝記の女王」と賞され、ヴィヴィアン・リー、故ダイアナ元英国皇太子妃、キャサリン・ヘップバーン、バーブラ・ストライザンドなどの生涯を描いて脚光を浴びる。現在、米国カリフォルニア州ビヴァリーヒルズに在住

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