新編 悪魔の辞典 岩波文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003231227
ISBN 10 : 4003231228
フォーマット
出版社
発行年月
1997年01月
日本
追加情報
:
15cm,318,14p

内容詳細

風刺と機知に富む社会批評で、アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(一八四二‐一九一三)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。名訳の誉れ高い旧訳にさらに手を入れ多くの新項目を加えた決定版。

目次 : 愛国者/ 愛国心/ アカデメイア/ 赤ん坊/ 悪党/ 悪人/ 悪魔/ 顎ひげ/ 麻縄/ あどけなさ〔ほか〕

【著者紹介】
アンブローズ・ビアス : 1842‐1913。アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • まふ さん

    作者は南北戦争に従事し、腐敗した政界、制度化した宗教、融通の利かない文法学者、数々の災いをもたらす機械文明、失敗した結婚生活の経験に基づく嫌悪した女性などなどを斜めに眺めつつ、糾弾するためにこの書を書いたとされる。ツボにはまった定義は読者を唸らせ、概して楽しめるが、蛇足的な説明も多い。読メ読者のひとりとしては「小説=水増しをした短編小説」というのが納得的だった。まさにそのとおりで、G1000の大半の長編小説は短編小説でも十分に語り得る内容しかないのが多い。まさに「水増し」である。

  • ケイ さん

    タイトルから、「ルシファー」「サタン」などの説明がある「妖怪図鑑」のようなものかと思っていたら、ひねくれたシニカルな言葉の再定義。なるほどと思ったり、クスッと笑うところもあるが、こんなことばかり考えていたら確かに心が悪魔的になりそう。cf. success(成功) 自分と同輩の者に対して犯す、ただ一つの許すべからず罪。diplomacy(外交)祖国のために偽りを言う愛国的な行為←これはほんとそうかも。mercy(慈悲)犯した罪を見つけ出された者が愛好するひとつの特質

  • マエダ さん

    タイトルや内容は稚拙に見えてしまうが本書の特色は、然るべき単語を選び、それに対して風刺と機知を特色とする定義を与え、それを通しておこなった社会批判の一部が本書であるという。端的に見れば僻みや捻くれだが著者の性格や半生を知ると面白い。

  • 優希 さん

    文学の新たな試みとして面白かったです。

  • Willie the Wildcat さん

    機知、皮肉、時に戒め。ある意味で幸せを探す手段の1つともなる!?独断と偏見でそれぞれ1つ挙げると、機知では「銀行預金」。正に低金利の現代を描写。皮肉では「インク・活字・鵞ペン」。本好きでもあり、アナログ復権に好感!戒めでは「解放」。「義務」と共に哲学的ですっと腹に落ちる。一方、「二回」は読み取れない・・・。原文読むしかないかな。(汗)欧米文化を感じるのが「葡萄弾」と「ほうき星」。最も印象に残るのは・・・「現在」。シニカルだが言いえて妙。読後、”逆引き”も面白いかもしれないと感じる。(笑)

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