アンドレーイ・プラトノヴィチ・プラトーノ

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プラトーノフ作品集

アンドレーイ・プラトノヴィチ・プラトーノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003264614
ISBN 10 : 4003264614
フォーマット
出版社
発行年月
1992年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
原卓也 ,  
追加情報
:
336p;15X11

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    読友さん達の感想に触発されて読了。どこまでも続く砂漠。乾いた風と太陽の光。鴉に突かれ、砂だらけになり、渇きと飢えを抱えて、でもどこまでも満ち足りていて。ルソーの目指した、社会のくびきから解放された「自然状態での人間」に近いが搾取される側の人間の選ぶ道を描いた「ジャン」が特に印象的でした。わずかでも満ち足りることと豊かさを知ったが上に満たされないことは幸福なのか?抗わずに従属するのと抵抗すること、自律的に人の為に為すということと懇願されて選ぶことの意味とは?深いテーマがこの作品にはぎゅっと詰まっている。

  • 小蔀 県 さん

    『ジャン』だけは読んだことがあり、そのときも優れた作品と思ったが、今回の再読でよりいっそう良いと感じました。プラトーノフの詩才が遺憾なく発揮されている気がする。扱われている題材は深刻だし、筋も暗いというのに、それでもある種の美的感興が呼び起こされるのは、やはりポエジーのおかげでしょう(詩集の邦訳が無いのは残念だ!)。収録作は他四篇あり、『ジャン』含め、話の軸に据えられているのは、いずれも「幸福とは」という問題のようです。彼の人間を見る目は温かい。しかし筆致は硬質である。翻訳の雰囲気もすばらしい。推せる本。

  • おおた さん

    貧★困。貧しさと絶望の中にあって尚、人は生き続ける。労働や生き甲斐などない貧困と絶望を描いた「ジャン」は必読。プラトーノフは実際に見たロシア(ウクライナ)の状況をもとにして書いているという。絵空事ではない、極限状態の人間の姿が映し出されている。プラトーノフはそれでも生き続けていかなければならない静かな地獄を見つめた。

  • 壱萬縁冊 さん

    1934年初出。「幸せを保つには、ごく普通に生きてゆくことが必要」(17頁)。その普通の意味が問われる部分。「目に見えぬ幸せは、(略)われわれのすぐ隣りに生きているものなのだ」(51頁)。平凡が一番ええのかのぅ。奴隷労働、極度の疲労、搾取は、体力だけを消耗させるのみならず、理性や心のすべてを消耗させることに注意を喚起している(137頁)。人間の総合性を考えると合点がいく。青年チャガターエフの民族は、砂漠での困窮、日雇いで人生の目的、意識、興味を喪失(201頁)。これではいけない。厳しい中央アジアの自然観。

  • きゅー さん

    ここで描かれているいずれの短編の結末でも「出発」が意識されている。社会的・政治的に追い詰められた彼らにとっての一つの時期が終了し、未知のものへと出発する。そこで彼らは自身の足で歩かなければならない。それは過去と決別した軽やかな歩みかもしれないし、過去の重みを受け入れる思い足取りかもしれないが、たしかに彼らが意識して選んだ道を歩むことに違いはない。私たちは、彼らの歩む先を見晴るかしながらそっと頁を閉じるのだろう。

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