アンドレ・ド・ロルド

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ロルドの恐怖劇場 ちくま文庫

アンドレ・ド・ロルド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480433756
ISBN 10 : 4480433759
フォーマット
出版社
発行年月
2016年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
平岡敦 ,  
追加情報
:
272p;15

内容詳細

いたるところから恐怖は我々を狙っている。殺人と処刑の場面を再現した蝋人形館での一夜、屋敷を取り囲む血に飢えた暴徒の群れ、手術台の上の惨劇、抉り取られた眼球、妻に裏切られた男の恐るべき復讐…20世紀初頭のパリで絶大な人気を博した恐怖演劇グラン・ギニョル座の劇作家ロルドが血と悪夢で紡ぎあげた22篇の悲鳴で終わる物語。甘美な戦慄と残虐への郷愁に満ちた“恐怖劇場”開幕。

【著者紹介】
アンドレ・ド・ロルド : フランスの劇作家・小説家。1869年、トゥールーズの裕福な医師の家に生まれ、法律を学ぶが演劇に熱中。国立図書館司書として働きながら、20世紀初めから1920年代にかけて恐怖演劇で有名なパリのグラン・ギニョル座の座付き作家として活躍する。150篇以上の戯曲と短篇小説で人気を博し、「恐怖のプリンス」の異名をとった。1942年死去

平岡敦 : 1955年、千葉県生まれ。フランス文学者・翻訳家。早稲田大学第一文学部卒、中央大学大学院修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO さん

    この作者のものは読んだことがなく、お気に入りさんの感想を見て読んでみました。期待にはずれがなく私にはとっても好きなタイプの小説で、22の短編が収められているのですが、どこかで読んだような感じのものもあります。劇場付きの戯作者ということなので、どこで人を喜ばせるか、怖がらせるかよくわかっているのでしょう。楽しめました。最近ちくま文庫は結構面白い本を出してくれますね。

  • 青蓮 さん

    タイトルに惹かれて手に取りました。20世紀初頭のパリで絶大な人気を博した恐怖演劇グラン・ギニョル座の劇作家ロルドが贈る22編の物語。血と狂気と悪夢が織り成す美しいアラベスク。どの作品も後味が悪く(褒めてます)大変美味で御座いました。書かれた当時、最先端であっただろう精神医学や外科手術を題材にした作品が多く、人体の不思議をうまく恐怖へと昇華させている点は見事。「高名なるトリュシャール教授」「死児」「助産婦マダム・デュボワ」が好み。本作を読んだら不思議と映画「カリガリ博士」が見たくなりました。大満足の1冊。

  • 紅はこべ さん

    何故か病院や精神病棟が舞台だったり、医師が主要人物の話が多い。モーリス・ルヴェルの『夜鳥』が好きなので、この短篇集も楽しめた。同工異曲の話が多いと言ってしまえばそれまでだが。落ちのつけ方もなかなかだ。フランス人の裏切られた愛に対する復讐は苛酷だね。

  • HANA さん

    血と悲鳴の劇場へようこそ。名高きグラン・ギニョル劇場主筆の短編集。意外とストーリーは捻りがなく単純であるが、総じて精神病や医学といった湯治最先端であったであろう化学が恐怖と結びついていて興味深い。特に面白く読めたのは運命の皮肉を扱ったもの、『高名なるトリュシャール教授』や『助産婦マダム・デュボワ』『究極の責め苦』とか。特に『究極の責め苦』は某映画の元ネタっぽいなあ。あと幽霊等の恐怖の外的要因は排されてて、人間のインナースペースを舞台にしてる点が画期的と思うんだけど。惨劇に思う存分身を浸せた読書時間でした。

  • ペグ さん

    怪物や霊は出てこない。生きている人間の恐怖を描いているのに息遣いが感じられない独特の感触が魅力の22の短編集。結末は予想出来ても、「恐ろしき復讐」「もうひとつの復讐」「助産婦マダム デュボア」等、ひさうちみちおの絵を頭で描きながら楽しみました。軽いタッチで生きた人間の怖さを感じる一冊。

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アンドレ・ド・ロルド

フランスの劇作家・小説家。1869年、トゥールーズの裕福な医師の家に生まれ、法律を学ぶが演劇に熱中。国立図書館司書として働きながら、20世紀初めから1920年代にかけて恐怖演劇で有名なパリのグラン・ギニョル座の座付き作家として活躍する。150篇以上の戯曲と短篇小説で人気を博し、「恐怖のプリンス」の異

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