Product Details
ISBN 10 : 4791777263
Content Description
ジェノサイドと気候破局の接合点に迫る??――ドイッチャー記念賞作家による挑戦的試論。
一八四〇年、イギリス帝国はパレスチナの港町アッカーを粉砕した。それは、石炭で駆動する蒸気船が世界ではじめて大規模に投入された瞬間だった。パレスチナへの連帯は、化石資本主義と入植者植民地主義というふたつの歯車を止めることであり、沸騰状態にある地球を救うことである。化石燃料とその利益を至上のものとするシステムのもと、破壊と粉砕をもたらすグローバルな構造的暴力「ビジネス・アズ・ユージュアル」の歴史と本質に迫る、いま必読の書。
*補遺「タンクの壁を叩く??パレスチナの抵抗について」(訳=中村峻太郎)を収録。
【著者紹介】
アンドレアス・マルム : ルンド大学人文地理学部准教授。専門は人間生態学。著書『化石資本』(Fossil Capital,Verso Books,2016)でドイッチャー記念賞受賞。2021年刊行の著書How to Blow Up A Pipeline(邦訳『パイプライン爆破法』月曜社、2021年)は、気候運動をラディカルな闘争の歴史に位置づけるとともに、直接行動と財物破壊を擁護して世界的な注目を集めた
箱田徹 : 神戸大学国際文化学研究科准教授。専門は思想史・現代社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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林克也
読了日:2025/09/16
dulce_zakka
読了日:2025/10/11
うさぎ
読了日:2025/08/27
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