アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

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少年たち

アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896421781
ISBN 10 : 4896421787
フォーマット
出版社
発行年月
2006年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,39p

内容詳細

新天地アメリカへの冒険に心惹かれる「少年たち」。夜の病院にひとり残された少年を描く「小さな逃亡」。レフ・トルストイが厳選したチェーホフの30作品中で、特に年少者のために選び、好んで朗読した作品を収録。

【著者紹介】
アントンP・チェーホフ : 1860―1904。庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を養いつつ社会活動や多彩な創作を展開した

エカテリーナ・タバーフ : 1970年モスクワ市で、アニメーション監督ノルシュテインを父に、美術監督ヤールブソワを母に誕生。1987年〜93年チェーホフ記念モスクワ芸術アカデミー劇場(モスクワ芸術座)付属演劇学校の舞台装置学科で学ぶ。ここで未来の夫、ロマン・タバーフと知り合う。1997年〜98年モスクワのアニメーションスタジオ“パイロット・スタジオ”の美術・アニメーター特別コースで学ぶ。美術家、アニメーターとしてモスクワとサンフランシスコのスタジオで仕事をする。現在、夫と1男1女とアメリカ在住

児島宏子 : 映画、音楽分野の通訳、翻訳、執筆に広く活躍。日本絵本賞ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おか さん

    トルストイが厳選したチェーホフ コレクションの中で 特に子供達に読み聞かせしていた作品「少年たち」は子供の頃の冒険心を巧みに表現し 「小さな逃亡」は一人で入院した子供の心の在り様が手に取るようにわかる。子供だけでなく 大昔少女だった私の心も子供の頃を彷彿とさせる物語でした。特に 「小さな逃亡」は幼児の頃 よく入院していた自分の思い出にもつながる、、、一人で入院って ホントにとんでもなく 怖いものだった。

  • マリリン さん

    見知らぬ土地への憧れと、大人の世界に足を踏み入れつつある年頃の心情を描いた「少年たち」と、病院での不安な心情を描いた「小さな逃亡」。対極にあるかのような短編2作品の収録が面白い。帰る家がある幸せは外の世界を体験する事で感じるものかもしれない。子供たちの心情描写も楽しい。「少年たち」の頃、内容は殆ど覚えていないものの「桜の園・三人姉妹」を読んだのが初チェーホフ。コレクションは気に入ったので少しずつ追って行きたい。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    「少年たち」、「小さな逃亡」の二話収録。何でもWebで体験できる今とは違い、百年前は朗読がその代替。新天地への夢や、死に神の恐怖が生き生きと語られる。「少年たち」は、ベーリング海を渡ってカリフォルニアまで冒険しようという話。さすが、ロシアの少年はスケールが大きい。残念ながら近所の市場で冒険は終わるが、妹らも本気で別れを惜しんだり、お土産を期待したりするから可愛い。「小さな逃亡」は一人病院に残される話。初めて見る天然痘や結核患者の死の影に怯え、逃亡するが、森の中で迷い、病院に戻り、安心のあまり卒倒する。

  • S.Mori さん

    「少年たち」と「小さな逃亡者」の2つの短編が収録されています。「小さな逃亡者」の方はトルストイが愛した作品で、お客さんの前で朗読したそうです。チェーホフらしいさり気ない筆致で描かれた短編ですが、人物描写の巧みさ、現実の苦さをにじませたプロットなどが心に残ります。特に「小さな逃亡者」は忘れがたい作品です。病気で病院に初めて入院した少年の目を通して、この世界の悲しみや苦しみ、喜びが鮮やかに書かれています。ロシア出身の画家による人間的なぬくもりを感じる挿絵も素晴らしいです。

  • mshiromi さん

    《少年たち》誰もが心に抱く冒険やそれに賛同するわくわくする気持ちを感じられると思う。少年少女ともに似た経験を持ち合わせなかったとしたらそれは少し味気ない少年時代だったはず。現代では、本でしか味わえない方が多いだろう。ロシアの少年は吹っ切れた発想をするものだ。《小さな逃亡》7歳の子が病院で不安を感じ、そこから逃げる話。どちらも、静かで的を得た心地よい感情を持ち合わせているよう。

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