アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

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可愛い女 チェーホフ・コレクション

アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896421460
ISBN 10 : 4896421469
フォーマット
出版社
発行年月
2006年01月
日本
追加情報
:
22cm,63p

内容詳細

人を愛することのできる女性、その可愛い女の典型として描かれた主人公オーレンカ。かのトルストイをして、「素晴らしい大作家だ」と4日も続けて朗読させた、真珠の如き輝きを放つ作品。

【著者紹介】
アントンP・チェーホフ : 1860‐1904。庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を養いつつ社会活動や多彩な創作を展開した

児島宏子 : 映画、音楽分野の通訳、翻訳、執筆に広く活躍。日本絵本賞ほか受賞

ナターリャ・デェミードヴァ : カザン市生れ。舞台美術をカザンの美術学校で学ぶ。1980年、国立モスクワ映画大学(当時は全ソ映画大学)美術学科に入学。レフ・ミリチン教授の工房に所属。1987年、同大学を卒業し、サユースムリトフィルム美術部に就職。現在は本の装幀を多く手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • にゃおんある さん

    オリガさんは本当に可愛い女で飽き足らない不思議ちゃんで、愛された男は仕合せにも不幸に見舞われてしまう。そんなこんなの遍歴を繰り返しながら、やっぱり満面笑み輝かせながらお喋りする場面が愛しさをさそうから、最期までオリガさんらしくあってほしい。こんなに無垢で純真な人、いそうでいない、ある意味天使と言えると思う。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    「可愛い」といっても、アイドル系ではない。惚れっぽく、献身的で思慮に欠けるが憎めないという意味だ。自我も教養もない恋愛依存症のヒロイン。惚れた相手とすぐに一体化する。不運にも、二人の夫と死別。尽くす相手がいないと生気までなくなる。ところが、切替えと変わり身の早さは妻子ある3人目でも発揮される。正妻に嫉妬もせず、自宅の離れを提供し、ずっと母であったかのように子供の教育に魂を捧げる。「可愛い」はこのような生き方への皮肉だろうが、肯定もされている。どう読むか、誰を思い起こすかは、時代と読者の年齢により変化する。

  • Yuki Ban さん

    オーレンカは、没入すべき誰かがいないとモノクロに虚無ってしまうけど、その誰かが現れた途端にカラフルに充実しだす、両極端な女性。「可愛い」といってしまえばそれまでだけど、たしかに「可愛い」。というか、「可愛い」ってどんな対象にも使える万能ワードだと思いますね。「いつも赤ちゃんミルクばかり飲んでいます」-「可愛い」、「ちょっとトイレいってくるね」-「可愛い」、「お酒飲んで何回も吐いてゴミ置き場で寝てました」-「可愛い」、「美人女優と結婚した後も何人もの女性と不倫してました」-「可愛い」、「コロナ」-「可愛い」

  • チビクロ太 さん

    [図書館本]人を愛さずにはいられない女性の話。愛情を捧げる人物によって自分の意見や認識も変化する。だから愛している人がいなくなると、心も空っぽになって生きていく意味が見いだせなくなってしまう。若い頃に読んでいたら嫌いな作品だったんじゃないかな。挿絵と装幀が綺麗な一冊でした。

  • さぼさん さん

    誰かを愛していないと生きられない女の話.前半は男に頼り切った駄目な女性のイメージ.最後まで読むと人と出会う事,人を愛することが,いかに人を変え,人生を実り豊かなものにするかが分かる.

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