アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

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モスクワのトルゥブナヤ広場にて チェーホフ・コレクション

アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896423457
ISBN 10 : 4896423453
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan

Content Description

ロジェストヴェンスキー修道院近くに、さして大きくない、トルゥブナヤ広場がある。そこでは日曜ごとに市が立って…。チェーホフがモスクワの街をつぶさに観察する中で描いた、古きモスクワを知る上でも貴重な絵本。

【著者紹介】
アントンP・チェーホフ : 1860‐1904。庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を患いつつ社会活動や多彩な創作を展開した。鋭い視線で市井に取材し、ありふれた出来事の中に人生の深い意味を描き込み、社会の醜さを描きながらも明るい未来を予感させる作品が多い

イリーナ・ザトゥロフスカヤ : 1954年モスクワの画家の家庭に生まれる。幼少時から詩を創り絵を描くが、絵画とグラフィックを正式に学び、最初の個展は1989年のロンドン、以後世界各地で開催。2002年モスクワ美術家同盟よりディプロムを授与される。フレスコ、絵画、陶器、書籍デザイン、詩作、刺繍等広範囲に活躍。作品は12カ国の美術館に収蔵され、個人コレクションも多い

児島宏子 : 映画、音楽分野の通訳、翻訳、執筆に広く活躍。日本絵本賞ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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モスクワにかつてあった鳥の市(鳥以外の動...

投稿日:2015/11/12 (木)

モスクワにかつてあった鳥の市(鳥以外の動物も扱っていた。)のある日のひとこまを描いたスケッチ風の作品。 現代の画家イリーナ・ザトゥロフスカヤによる絵と組み合わされている。 チェーホフの作品自体が子供向けの物語性のある作品ではないので、このような絵本形式にするにしても対象をもっと大人向けにお洒落にしたらよかったと思う。どうも中途半端な印象を受ける。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マリリン

    トルゥブナヤ広場での鳥の市の情景が、チェーホフの他の既読作品同様その場に佇むかのように伝わってくる。鳥だけでなく魚などの生き物等も登場する市から聞こえてくる売り手と買い手の声や様が興味深い。 訳者あとがきで、移転した市を歩いた様子に惹かれる。灰色狼も売られていたとは。売り手とのやり取りがまた楽しい。連れてかえりたくなるし鳥の市に行きたくなる。確かに女性の方がリアリストかもしれないが気持を肯定ぜずとも寄り添える姿が好き。既読の「チェーホフ・コレクション」ではベスト。

  • relaxopenenjoy

    チェーホフコレクション。実際にモスクワに存在した鳥の市を観察した”ドキュメンタリー・タイプのお話“。超短編。挿絵はイリーナ・ザトゥロフスカヤ。チェーホフコレクションの「三部作」など他の作品でもお馴染み。単にトルゥバーとも呼ばれるトルゥブナヤ広場。小鳥、ハト、鷲、ウサギ、モルモット、フナ、ドジョウ、爬虫類、両生類等、それに漁具、エサの糸ミミズまで。愛玩用の生き物ならなんでも売っている。今は新 鳥の市に移転、そこへ行った訳者のあとがきによると狼の子やワニの子も売っているという。

  • 保山ひャン

    モスクワの鳥の市、魚売場を活写。「典型」「代名詞先生」といった常連さんへの綽名も面白い

  • ロバーツ

    未知谷のチェーホフはいつ読んでも面白い。、

  • ロバーツ

    モスクワの鳥の市の風景。ドキュメンタリー•タイプのお話。

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