アントニー アトキンソン

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21世紀の不平等

アントニー アトキンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492314708
ISBN 10 : 4492314709
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
464p;22

内容詳細

全世界待望! ピケティの師の書、ついに刊行!
不平等研究の権威が、現代社会の根本を問い直す。思想の大転換を迫る書。
格差をあきらめない 15の方法がここにある。
世界16カ国で刊行の話題の書
【推薦の言葉】 「ウィットに富んで、エレガントで深遠なこの本を是非読んでほしい。」トマ・ピケティ(パリ経済学校教授)
「アトキンソンは、多くの点で現代の不平等研究の父だが、すばらしい新著を発表した。」ポール・クルーグマン(プリンストン大学教授)
「好き嫌いにかかわらず、これは野心的な本だ。」ティム・ハーフォード(ジャーナリスト)
「不平等研究の新しい基本書。日本の格差対策にも本書の15の提案は必読だ。」大竹文雄(大阪大学社会経済研究所教授)
著者について
アントニー・アトキンソン(アントニー・アトキンソン)
オックスフォード大学ナフィールドカレッジ元学長。現在、オックスフォード大学フェロー。所得分配論の第一人者であり、国際経済学会、欧州経済学会、計量経済学会、王立経済学会会長を歴任。所得と財産の分配の歴史的トレンド研究という新しい分野を切り開いた。論文・著書多数。
山形 浩生(ヤマガタ ヒロオ)
翻訳家。1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務する一方で、科学、文化、経済、コンピュータなどの幅広い分野で翻訳・執筆活動を行っている。著書・翻訳書多数。訳書に『それでも金融はすばらしい』(2013年)、『アイデンティティ経済学』(2011年)、『アニマルスピリット』(2009年、以上、東洋経済新報社)のほか、最近の訳書にピケティ『21世紀の資本』(みすず書房、2014年)『自己が心にやってくる』(早川書房、2013年)、『自由と尊厳を超えて』(春風社、2013年)など。
森本 正史(モリモト マサフミ)
翻訳家。訳書に、『99%の反乱』(バジリコ、2012年)、『21世紀の資本』(みすず書房、2014年、以上共訳)ほか。

【著者紹介】
アンソニー・B.アトキンソン : オックスフォード大学ナフィールドカレッジ元学長。現在、オックスフォード大学フェロー。所得分配論の第一人者であり、国際経済学会、欧州経済学会、計量経済学会、王立経済学会会長を歴任。所得と財産の分配の歴史的トレンド研究という新しい分野を切り開いた。論文・著書多数

山形浩生 : 翻訳家。1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程、マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務する一方で、科学、文化、経済、コンピュータなどの幅広い分野で翻訳・執筆活動を行っている

森本正史 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    非常に面白い本だという感じがしました。経済理論というよりも現状の世界の不平等の原因を究明して、それに対して15の提案を行うということでの資本主義改革の理論なのでしょう。共産主義での平等は跡形もなくなり、今は格差を是正するということでの対応を目指しているのでしょう。私は格差是正についてはいろいろ言いたいこともあるのですが、このような考え方もあっていいのだとは思います。知的好奇心を満たしてくれます。

  • 壱萬弐仟縁 さん

    訳者代表山形治生氏によると、日本でも重要なのは、社会保障制度の強化を児童手当中心に行うよう提言している部分。出産、子育て支援体制の強化を指摘される(IG頁)。不平等は人間活動の多くで生じる。人は不平等な政治的力を持つ。人は法の下で不平等だ(2頁)。不平等縮小は誰にとっても重要事項であるべきだ(4頁)。センを踏まえて、不平等を評価するときには分配面での加重が行われ、立場の悪い人々に高い重きが置かれる。重みづけは人によって異なる(14頁〜)。失業と不平等の関係性は複雑で、検証には注意を要する。

  • Miyoshi Hirotaka さん

    市民革命の名の下で王政が打倒され、近代国家が樹立された。暴力で不平等の解消を図った結果、ナポレオン戦争、アメリカやロシアでの内戦、さらには、植民地争奪、二度の大戦など、力による現状変更と新たな不平等の発生という悲劇が連鎖した。制御可能範囲内なら不平等は活力の源泉として機能するが、行き過ぎればシステムを崩壊させる。現在、地球規模での不平等は深刻な状態。緩和するには税制、社会保障、雇用創出などでの合わせ技が必要。しかし、これらは、政府だけの仕事ではない。企業、団体、個人でも不平等緩和のためにできることはある。

  • funuu さん

    1975年、初のノーベル経済学賞共同受賞者ヤン ティンバーゲンが、高学歴労働者たちの需要と高学歴市民の増加のあいだで「競争」が起きると説いたことは有名だ。今日この説明は、グローバル化と技術変化という現代的な力が後押しする高学歴労働者に対する需要拡大と、大きく共鳴している。推計12億人がいまだに1日1.25ドル以下で暮らしている。ピケティの政策実践版。日本は中負担中福祉と言った所。

  • Francis さん

    トマ・ピケティの師匠に当たる人とのことで、データをもとに経済格差について検証し、どのように格差を是正すれば良いかを提案する。第二次世界大戦後、不平等が是正されたのはピケティの言うように戦争の結果よりもむしろ社会保障の充実によるものが大きいこと、累進課税の復活、ベーシックインカムに代わる参加所得の主張、など興味深い論点が多い。

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