【中古:盤質AB】 室内楽作品集　スペクトラム・コンサーツ・ベルリン（Ａ．シトコヴェツキー、リザノフ、ネボルシン、他）

アレンスキー：室内楽作品集

幼い頃から作曲に勤しみ、ペテルブルク音楽院で対位法とフーガを学んだというアレンスキー。彼の作品からは間違いなく恩師リムスキー＝コルサコフと偉大なるチャイコフスキーの影響が感じられます。しかしこれらの室内楽曲からは、ロシア音楽の伝統よりもドイツの先人たち、メンデルスゾーンやブラームスの香りが感じられるのではないでしょうか。実は、その折衷的な作風が、恩師からは「すぐに忘れられるだろう」と言われてしまったしまったというアレンスキーですが、文豪トルストイは「シンプルでメロディアスな作品を書く彼は、現代の作曲家たちの中でもベストである」と大絶賛。やはり単なる「個性のない音楽を書く人」ではなかったようです。そんな彼の３つの室内楽。ブラームスやチャイコフスキーの雰囲気の中に、紛れもない個性が匂い立つ、そんな素晴らしい音楽を楽しむことができるでしょう。（NAXOS）

【収録情報】
アレンスキー：
● ピアノ五重奏曲ニ長調 Op.51 (1900)
● 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.35 (1894)
● ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.32 (1894)

　スペクトラム・コンサーツ・ベルリン
　　ボリス・ブロフツィン（ヴァイオリン）
　　アレクサンダー・シトコヴェツキー（ヴァイオリン）
　　マキシム・リザノフ（ヴィオラ）
　　ボリス・アンドリアノフ（チェロ）
　　ジーン・ペーター・マインツ（チェロ）
　　エルダー・ネボルシン（ピアノ）
　　フランク・S・ドッジ（芸術監督）

　録音時期：2014年4月25日
　録音場所：ベルリン、フィルハーモニー室内楽ホール
　録音方式：ステレオ（デジタル／ライヴ）