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アインシュタイン回顧録 ちくま学芸文庫

Albert Einstein

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480511126
ISBN 10 : 4480511121
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「想定外に当たっていたね」。アインシュタインの理論を、現代の物理学者はおおむねそう評価する。実験機器と実験法の進歩につれ、ただの予想かと見えた理論が次々に実証されてきたからだ。独創の極致ともいえる理論を彼は、いったいどうやって生み出したのか?幼少期から執筆時までの約70年間を振り返り、何をどう考えてきたのかを語り尽くす、アインシュタイン唯一の自伝。生い立ちと哲学、19世紀物理学とその批判、量子論とブラウン運動、特殊相対論、一般相対論、量子力学に疑義を呈した真意、統一場理論への思いが浮き彫りになる。貴重な写真を多数収録。達意の新訳による文庫オリジナル。

目次 : 1 助走の時代/ 2 ニュートンの力学、マクスウェルの電磁気学/ 3 量子論の芽生え期/ 4 ブラウン運動とミクロの世界/ 5 相対論(相対性理論)の着想/ 6 相対論の一般化/ 7 量子論への思い/ 8 統一場理論の遠望/ アインシュタイン略年譜

【著者紹介】
アルベルト・アインシュタイン : 1879‐1955年。ドイツのウルムに生まれ、スイスのチューリヒ工科大学(現ETH)を卒業。1914‐33年はドイツのベルリンに住み、1932‐44年はアメリカのプリンストン高等研究所教授。スイス特許局時代の1905年に三大論文(光量子仮説、ブラウン運動、特殊相対論)を発表し、光量子仮説の論文により1921年度のノーベル物理学賞を受賞

渡辺正 : 1948年鳥取県生まれ。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、工学博士。同大学教授を経て名誉教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • bapaksejahtera

    湯川秀樹自伝「旅人」とはかなり異なる。本書は米国の大学教授による自伝シリーズの巻目で、70歳を迎えるアインシュタインの回顧録に英訳を付し、何十人かの関係者のコメントと、これに対する彼の「回答」を乗せた大部な本が原著。本書である回顧録は今回の邦訳で数十頁に過ぎない。内容は前半の自己の「考える事とは何か」等の哲学や物理学人生と数学等の科学者としての生い立ち等面白いが、訳者の「やや長い訳者あとがき 」があって本書が成り立つ。物理化学の学者である訳者さえ理解に悩む処もあり、十分な理解が得られずとも落胆せぬが良い。

  • Olive

    物理マニアの夫が購入し、進めてくれた。 60頁以降、相対性理論への着想から理解不能となるが、それまでの頁に科学哲学への眼差し(マッハやカントへの言及)なども散りばめられている。謙虚な生き方、学問に取り組む様子と愛らしい(こんな言い方したら叱られそうだ)日々の様子が人間味溢れている。 後半の「やや長い訳者あとがき」を読むだけでも一読の価値あり!

  • アドソ

    アインシュタイン唯一の自伝だという。幼少期から青年期(この頃、光電効果、ブラウン運動、特殊相対性理論に関する論文を立て続けに発表)の思い出、一般相対性理論、量子論の見解が淡々と語られる。読者にわかるように書くつもりならこんなページ数で収まるわけはなく、爽快なまでに完全に置いてけぼりである。それでいて垣根の高さを全く感じさせないのは、アインシュタインが訳者に憑依したかのような穏やかな語り口の効果が大きい。さらには全体の1/3ほどを占めるあとがきも背景知識を得る上で必読。

  • 朝ですよね

    統一場理論の章は飛ばした。ただ、本書は統一場理論への想いを語るための本だったのではないかと思う。大部分はニュートンから量子論まで回顧する内容だが、これらは全て前フリとして書いているかのような印象だった。

  • もよ

    天才アインシュタインが自身の考察を回想しながら書き綴った本。訳者もあとがきで書いている通り、きちんと説明するとかなりの紙幅が必要な物理学に関する理論的考察に関する自身の見方にごく簡単に触れる箇所が多く、難所の連続です(というか何について書いてるのかすら私には不明)。これが100%理解できる人は理論物理の最先端の「統一理論」とかにちゃんと取り組んだ人だけではないかと私は想像します。でも、楽しめる部分もありますので、ご安心を。本文に加え、「やや長い訳者あとがき」も楽しみました。

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