アルフレッド・ベスター

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イヴのいないアダム ベスター傑作選 創元sf文庫

アルフレッド・ベスター

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488623050
ISBN 10 : 4488623050
フォーマット
出版社
発行年月
2017年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
411p;15

内容詳細

第1回ヒューゴー賞受賞作『分解された男』やオールタイム・ベストSFとして名高い『虎よ、虎よ!』など、実験的かつ先鋭的なスタイルで知られるアメリカSFの鬼才は、短篇に於いてもその実力を存分に発揮している。衝撃的傑作「ごきげん目盛り」、初期の代表中篇「地獄は永遠に」など、単行本『願い星、叶い星』所収の8篇に新訳2篇を増補のうえ改題した。日本オリジナル編集。訳者あとがき=中村融

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    とんでもない場所に降り立ったクレインという男性の描写で始まる『Adam and No Eve』。彼に話しかける男性と女性が登場するがすぐ消える。これは幻。何だか『ソラリス』っぽい。表題作は情報を小出しにするパターン。そのため最初のうち読者は主人公に感情移入すべきかどうかわからない。しかしこういう高リスクの計画をたった一人が強行できる組織に問題があるのでは?ベスター作品では、登場人物が規格外の行動に出る。テレビドラマ脚本であれこれあった制約に嫌気がさして「活字でやりたい事やってやる!」と決意したかららしい。

  • かとめくん さん

    その昔、友達からベスターの『分解された男』と『虎よ、虎よ! 』は読んでおいた方がいいと助言されたのが出会いだったが、それは強烈な体験だった。寡作なうえその他の長編の評価があまり高くないので、その後ほとんど読む機会がなかった。が、別のアンソロジーで「ごきげん目盛り」を読んでベスターやっぱりすごいな、と思い、今回の傑作選を楽しみにしていました。時間ネタの話は??なところはあるが、あとはすごかった。堪能しました。

  • ニミッツクラス さん

    17年の税抜1100円の初版を読了。河出奇想コレの「願い星、叶い星(04年)」に2編を増補して改題文庫化した(10編収録)。改題した表題作が面白いかと聞かれると…微妙な返事しかできないなぁ。増補の2編はほぼ掌編で「旅の日記」は本邦初訳。どちらも初出年代的に実にベタな作品で、意気込まなくて良いので心地良い。「ジェットコースター」「選り好みなし」「時と三番街と」の3編は時間物。秀作「昔も今に…」と増補の「くたばりぞこない」の共通単語“カマキリ”の件は編者中村氏があとがきで触れている。嫌いなのかな。★★★★☆☆

  • スターライト さん

    ベスターというとどうしても『虎よ、虎よ!』や『破壊された男』の二大傑作が光を放つため、長篇作家の印象が強い。前者は個人的なオールタイムベストだし、『ゴーレム100』にも魅力を感じている。しかし彼の魅力は短篇にもある、との意思のもと名アンソロジストの中村融氏が新たに編んだ短篇集が本書。『願い星、叶い星』を基にしているので既読が多いのだが、本書を読んで改めて彼の魅力を堪能した。アイデア自体に真新しいものはないが、その料理の仕方は自分好み。「地獄は永遠に」だけでも、本書を読む価値はある。

  • イツキ さん

    「分解された男」、「虎よ、虎よ!」など長編の印象が強い著者でしたが短編もインパクトが凄まじい。SFの典型的なものがテーマになっていてもこの著者独特の狂気的な空気感がそこかしこに感じられ圧倒されます。特に「ごきげん目盛り」、「地獄は永遠に」が印象的です、どちらも掴み所のないけれど強烈な恐怖とそれでも先を読む手を止められない面白さがありました。

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