アルド・a・セッティア

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戦場の中世史 中世ヨーロッパの戦争観

アルド・a・セッティア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896942675
ISBN 10 : 4896942671
フォーマット
出版社
発行年月
2019年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
474p;22

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中世の戦争の実態というか、心理面で人々が...

投稿日:2021/04/08 (木)

中世の戦争の実態というか、心理面で人々がどういう通念を持っていたかがわかって良かった。主にイタリアやフランス中心。

kam さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゲオルギオ・ハーン さん

    映画や漫画では中世ヨーロッパの戦争とは激闘という印象だが、実際は正面衝突をできるだけ避け、戦わずに勝つことを至上としていた。具体的にどうするかというと「とても強い軍」に見せることで戦闘隊形は実用的というよりも整然とすること(兵科ごとに並び、前の方に精強な兵士が並ぶ)、規律のある団結力や士気の高さを見せつけることとなる。返り討ちにあうと思わせて退却させるのが最上の勝利だった。また、都市が自前の軍隊を嫌がったのは都市民の生産性の高さから戦争で犠牲にするより傭兵を雇った方が経済的だったという指摘は面白い。

  • ようはん さん

    中世ヨーロッパの戦闘について略奪や攻城戦等幅広く解説し読み応えのある内容で当時の騎士道精神みたいな綺麗事は何処に行ったのかというぐらいに荒々しい中世ヨーロッパの戦場の現実が書かれている。

  • MUNEKAZ さん

    無数の自治都市がしのぎを削ったイタリアを中心に、中世ヨーロッパの「戦争」を紹介した一冊。英雄や戦いの列伝ではなく、戦場に臨んでの兵士たちの心性や略奪の概念、農業との関りなど広範な分野を扱っていて面白い。ただ似たような事例が続くので、ちょっと読んでいてダレる感もあるのがたまに瑕か。日本の中世の戦場とも比べて読んでみると、驚くほど似通ったところもあれば、差異のある部分(攻城兵器の技術や騎兵の地位など)も見えてきて興味を掻き立てられるところである。

  • 彬 さん

    中世イタリア都市国家をメインに戦争の事柄を取り扱っている。まず初めに取り扱うのが略奪なのだから本の方向性が分かろうというもの。続いて包囲戦、会戦、時季、肉体と記述の範囲が幅広く、資料からの引用も豊富で参考になる。ただ淡々と資料の羅列が続くことも多く、読み終えるのに時間がかかった。

  • 人生ゴルディアス さん

    読みづらい……冗長……情報密度が低い……。事例の羅列で正直きつい。膨張した帝国はやがて辺境を防衛することにかかずらうようになり、それもやがてきつくなり内側に城砦が築かれるようになって拡張が止まる。城砦を攻略することは簡単ではなく、それゆえに広い場所での会戦は極端に減った。ローマ時代の攻城戦の知識は一度失われ、十字軍を経由してヨーロッパに還流し、13世紀ころには広まった。等々。情報そのものとしては薄い冊子でも収まったのでは。

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